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運命

はじめまして、一回生漕手の志村怜雄です。これからよろしくお願いします。

ぼくははじめてボートに出会ったのが高校のときでした。仲間にも恵まれボート部として二年間練習に励み、大きく成長することができました。辛い練習も負けたときの悔しさも、あるいはレースで勝利したときの喜びも仲間と共有してきました。かけがえのない仲間を得ることができました。忘れられないレースもいくつもあります。自分の中ではボートをやりきった気持ちがとても大きかったです。正直大学でボートはもういいかなと思っていました。大学では新しいことに挑戦したいという強く思っていました。しかし浪人を経てボートをもう一回やりたいという思いがどこからか湧いたのかもしれません。コロナで軒並み新歓が中止になったこともあるかもしれません。気付いたら京大ボート部の門を叩いていました。こういうのを縁と言うのでしょうか?そんなこんなで僕のボート生活がニヶ月前から再び動き出しました。

しかし実際ボートを大学で再開してみると高校と大学の漕ぎがいかにちがうか毎回の練習で感じさせられました。自分の中である程度やりきっていたと思っていた漕ぎは全然大したことないことに気付かされました。一緒に漕いで下さっている西村さんの力強くて洗練された漕ぎを目のあたりにしてあらためてボートの奥深さを感じさせられました。ボートを理解した気になっていた自分が恥ずかしくなりました。力を最大限艇に伝える身体のとばし方、また艇と身体のつながり方をどうにか修得したいという思いがありますが、なかなか難しいです。思うように漕ぎは変えられません。とくにフィニッシュで艇に力を伝えるとき、かかとから足全体で艇全体とつながることができずつま先で押してしまいロスの大きい漕ぎが治せません。いつかは西村さんみたいに漕げたらなと思います。とりあえずいまは今週末に行われる秋季大会に向けて、せめてレースになるように急ピッチの突貫工事で練習に励んでいます。

新人スタッフとしてサポートして下さった先輩方、とりわけ忙しい中コーチをして下さった森さん、同じく忙しい中ぼくと一緒にクルーを組んで下さった西村さんには本当に感謝が尽きません。そしてたくさん迷惑をかけてしまって本当に申し訳ないと思っています。ほんのわずかしか練習できませんでしたが、今週末の秋季大会では自分のできる最大限の力で、ありったけの漕ぎができたらなと思います。どうか応援よろしくお願いします!

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