未来予想図Ⅲ

寒さも過ぎ去ったのか、心地よい陽気が垣間見え、春の訪れを感じる時期になってきました。

もうすぐ3回生の、2回生漕手の高橋空吾です。

年をとると時間の経過が加速するそうですが、その類いでしょうか。なんとも怖いですね。時間の経過が早く感じるのは毎日が単調になるからだそうです。まあ、確かに殊更刺激も無く、平和で単調な日々です。

今回は年度末近くということで、ありきたりな本年度一年の反省と来年の抱負的なテーマにしようと思います。残念ながら今の京都生活で特筆して書くネタが無いためです。本当はどっかいった場所の紹介や面白いゲームや漫画の紹介を書きたいのですが、あいにくネタ不足と金銭不足です。今やっているゲームはDQ6ですが、以外と忙しい春休みに圧迫され、今月中のクリアは絶望的です。また今度書きます。

気持ちの良い晴れが続いています。この間赤く染まっていましたね。

まず、今年度の振り返りから。

僕は昨年から本格的に漕手としての活動をはじめ、今年度は大会に参加できることを楽しみにしていた1年だったのですが、残念なことに上半期は全くといっていいほど活動ができませんでした。現4回生の元幹部の先輩方をはじめとしてstravaやzoomを用いて部活としてのまとまりを失うことがないような取り組みをしていたので、運動量を継続することはできていましたが、正直言ってかなり心がボートから離れていました。

4月頭に実家に帰り、不自由だらけの京都での生活から開放されて、慣れ親しんだ地元で何不自由ない生活を送り、“楽しい”毎日を過ごしていました。1回生のころは部活とバイトの挟み撃ちに遭い何ひとつ得られなかった学業面にもオンラインながら集中して取り組むことができ、それなりに勉強していることに自己満足していました。そんなかんじで入学前になんとなく想像していた大学生生活を送ることができたことで、生活面で非常に満足(慢心?)してしまいました。

一方で部活では、一体自分は何でボート部にいるのかがよくわからなくなってきて、今思えば言われたままにやることをやる、受動的な運動を続け、本当にかたちだけ部活をしているだけの本当にもったいない期間でした。そんなかんなで部活再開後は自分でも辛くなるほど非常にパフォーマンスが悪く、体も思い通りに動きませんでした。モチベーションもなく挙げ句の果てに体調を崩してインカレ選考に参加すらしないという最悪の結果になってしまったことを非常に後悔しています。

部活の観点で考えると総合的に低調で満足のいかない一年ではありましたが、得られたものも幾つかありました。

まずは、課題解決のプロセスを自分のなかでみつけられたことです。

春先の朝日レガッタでのM4+からフライアップとエントリまわりののろさが課題でしたが、活動停止前には改善することができませんでした。体調とモチベーションが戻ってきた秋口以降はモーションビデオに映る自身のお粗末なエントリを見て恥ずかしくなり、何とか改善しようとあの手この手でアプローチしてきました。最終的にはリギングでかなりの調整がきいたことや体の動きもスムーズになったので自分の中で上手になったのが体感できたので、とても嬉しかったです。まわりに比べて今でも下手なのには変わりありませんが、自分を変えるためのアプローチで成果が得られたこと、今後に繋がる大きな変化でした。

2つ目は失敗を次の改善点にできたことです。

人は失敗すると往々にして“この失敗を次に繋げていきたい”とかいいますが、それは非常に難しいことで同じ過ちを繰り返すのが人間の性だと勝手に思っています。というのは置いておいて、上半期の最大の失敗点は、受動的になってしまったこともそうなのですが、体重の管理をしなかったことです。何も考えずやみくもに長時間それなりの強度のランやバイクをして満足し、食事も普通だったので、今思えばダイエットみたいな毎日でした。結果、痩せやすい体質も追い打ちをかけ、春先に72kgあった体重が64kgまで急落し、出力が全く出ずに自分の手でボートがつまらない状態の深い闇の中に落ちました。ありがたい限りですが(こう言っておかないと次帰省したときに殴られる)食事を当然のごとく親に一任し、実家で食事量を全く自分の意思でコントロールしませんでした。この反省を活かし、今年の1月からの活動規制期間では、早死に間違いなしといわんばかりに食べています。チームの目標が大きい体作りであることもあって体重が目に見えて増えており、とても嬉しいです(筋肉とはいってない)。ある朝なにか気がかりな夢から目をさますと自分がベッドの上で78kgになっていた、ということは決して起こりえないので、今後も動きやすく、かつ出力の出る体作りを日々意識して食事や睡眠を取りたいと思います。

上半期にいつもランニングしていた実家の近くの道。結構綺麗な砂浜だと思います。自転車はすぐ錆びます。

こんな感じで今は毎日嬉しいことがちょくちょくあるので、この小さい“嬉しい”と“楽しい”を積み重ねながら部活に取り組めています。

次に3回生での抱負ですが、ちょっと振り返りが長くなったのであんまり書かないでおきます。

大雑把に言うと、今年度と明確に変えたいのは、能動性をもって動くこと、明確なビジョンを持って毎日の練習と生活に望むことです。(そういえばビジョンくんとかいう羊の妖精が主務部屋に生息していましたね。最近主務部屋はおろか合宿所にすら行っていないのですが、彼?は元気でしょうか…)

能動性という点では、与えられたメニューをしっかりやり遂げた上で、その中で何を得たいのか考えて時間を消費することを意識したいです。頭で考えることはいつでもできますが、普段何も考えていないこの頭ではすぐ消し飛ぶので、文字に起こすという一段階を踏みたいですね。明確なビジョンの観点では、こんな漕手になりたいかもという目標ができました。客観的に見てそのような評価が得られるように、モーションビデオや他者の評価を元にして、そのビジョンに自分の漕ぎを近づけて行きたいと思います。

この冬では来年度なりたいカタチに向かって、暗中模索ながらも自分の頭で考えてアプローチができていると思います。来年はどんな漕手になりたいかな~ということを常に念頭に置きながら活動することの意義を、水上にも持ち込めるように、そして年間通して継続できるようにして、2021年度は今年度よりも早く水の上を進めるようになりたいと思います。

おわり

2回生漕手 高橋空吾

1年前