こんにちは。ついにこの前女子主将になった3回生漕手の吉田紘子です。今月はインカレ、帰省、ビーチスプリントが3連続であるので京都→埼玉(インカレ)→滋賀(積み下ろし)→北海道(帰省)→神奈川(ビーチスプリント)→京都と、日本中を大移動します。ちなみに今は北海道にいます。涼しいかと思いきや実家にはエアコンがないので家の中にいると京都よりやや暑いです。
さて、ついにこの前インカレが終わりました。
私が乗っていた女子ダブル美山は全体9位でした。TTで全体6位、予選組4位、敗復組2位でB決勝進出は果たしましたが、A決勝には7.0秒及ばず、入賞には1.2秒及ばず。クルーの目標がA決勝、最低限の目標がB決勝だったので、確かな手応えは感じつつも最後の勝負どころで負け、悔しい結果となりました。
負けてから暫くは死ぬほど悔しかったですが、時間が経つにつれ良くも悪くもやれることをやった上での実力通りの結果だという満足感も出てきました。TTから最終日まで2000mを5本も漕いで、作戦通りいって勝てたレースも、作戦は実行したけど負けたレースもありました。
入賞やA決勝があと少しで手が届くところにあることを実感しつつも、メダルや日本一を目指すには今よりもっと実力をつけないと届かないこともよくわかりました。来年こそは絶対にA決勝行きたいし、メダル取りたいし、日本一を目指してるって本気で言えるクルーを作りたいです。京大は男子だけじゃなくて女子もA決勝で日本一目指して戦えるっていうところを見せたいです。
他の国立大を見てみれば、一橋ペア優勝、東北ダブル準優勝、神戸付きフォア3位などの結果を残していて、感心すると共にそれらの大学にまだ遠く及ばない悔しさも感じました。彼女たちにできるのだから、自分たちにもできるはずです。
相方のはらまおとはなんだかんだかなり相性が良かったと思います。漕ぎに関して言えば一番最初に乗った時から違和感が全然なくて、「今の漕ぎすごい良い!」と思う瞬間が高確率で一致していました。また、彼女は納得してるときと納得してないときの違いがすごいわかりやすくて、納得したことに関しては必ず実行してくれるし、やりたくないことはやりたくないと言ってくれる(または明らかに嫌そうな顔をする笑)ので、納得してくれるまで別のアプローチ、表現方法を考えて提案するようにしました。
結果的に最後の最後負けて終わったのは悔しかったですが、特に粘り勝ちして最終日を決めた敗復や全てを出し尽くした最終日では心が燃えるような熱いレースができました(敗復のレースは何回見返しても気持ち良いので是非アーカイブを見てほしい……!)。1人ではここまで熱くなれなかったと思うので、はらまおとダブルを組めて良かったです。来年は最終日にA決勝で喜びを分かち合えるように頑張ろう。
最後に、4回生の皆さんへ。
4年間お疲れ様でした。私の代は同期が少なくて、3回生になるまでメンバーが安定せず流動的だったのもあって、4回生の皆さんとは実はどの同期よりも長く一緒に部活をやっています。特に自粛期間中は一緒に筋トレしたりチャリでLSDしたりzoomしたりと交流する機会が多かったように思います。コロナに苦しめられてばかりの日々の中で唯一コロナのお陰と言えるのが、4回生の先輩方とたくさん話せたことです。普段ほとんど接点がないような先輩でもすれ違いざまに「最近調子どう?」などと聞いてくれて、しかもそれが1人に限ったことではなく何人もいて、何気ない一言に本当に助けられました。たくさん気にかけてくれて、話しかけてくれてありがとうございました。だる絡みも嬉しかったです笑 練習やご飯の時に先輩の中に自分一人、という場面も多くあって4回生のことを同期と同じくらい身近な存在に感じてきたので、4回生が引退してしまうのはかなり寂しいですが、2年半も一緒に部活をできて幸せでした。
3回生の人数がこれほど少ないのは恐らく前例がないことで戦力ダウンは否めないですが、コロナ禍から元の生活に戻っていく転換期でもあり、この一年どうチームを形成していくかが今後の京大ボート部の行方を左右すると思います。
前例がないからこそ前例にとらわれずにチームを動かしていきたいと思いつつ、前主将が仰っていた「日本一を目指せるボート部」は守り続けたいと思っています。私が1回生でボート部に入部を決めたのは「自分の部活への熱い気持ちを一番受けてめてくれる部活はどこか?」の答えがボート部だったからで、入部時の自分を裏切らないためにも京大ボート部が「本気でやりたいやつが本気でできる部活」であり、「日本一を目指したいやつが本気で日本一を目指せる部活」であり続けられるように頑張ります。
至らないところも多い私たちですが、始動したての新チームをどうか暖かくお見守りください。
PS
今大会に間に合うように空吾さんが企画、作成してくださったチームTシャツですが、実はこの背面のデザインを作ったのは私です。恥ずかしいのでデザイン原案を渡した空吾さん以外には誰にも言わずにいましたが、インカレでみんなが着てくれていて嬉しかったので言っちゃいました。代々着続けられていくようなTシャツになればいいなと思います!