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ゆめうつつで生きていく

4回生スタッフの宮崎です。あと数日で引退です。

入部した1回生の5月から今まで、ずっとサポートスタッフのOBOG部門スタッフとして活動してきました。1から3回生までの間で思い出深かったことといえば、2回生で全日本ローイング選手権の遠征担当をした時と、3回生時のOBOG部門です。

遠征担当は、業務に非日常感を感じられるところと、業務を最高効率で終わらせられた時の達成感がとても気持ちよくて好きです。前田さん萌里香さん小杉と美味しい晩ごはんを早く食べに行くために、20人分のおにぎりを握りながら、練習ビデオをアップロードして、明日の配置組みまで、1人で1時間で終わらせた時の快感はいまだに覚えています笑

ご褒美ラーメン

 

OBOG部門の業務については、2回生まではなかなか楽しさを掴めず、悪い点ばかりに目が行っていました。しかし、3回生で寄付集めの楽しさを知り、寄付データを元に仮説/戦略を立てていくか考える時間は非常にいい時間でした。数少ない自分がやりたいことをやっていた時間でした、あまり上手くいかなかったんですけど。これだけ寄付額に執着できたのは他の部門メンバー(もりかさんとたなち!!)が他の業務をこなしてくださり、私がしたいことをさせてくれたからです。すごく1年間楽しむことができたので非常に感謝しています。
あと、OBOGの方とお話しするのも非常に楽しかったです。他大学のボート部、京大の他部活に比較しても熱心なOBさんに支えられ、多額の寄付を集められている弊部がどれだけ恵まれているか。3回生まではそういうことを肌身で感じられる体験に貴重さを感じていました。4回生に上がってからは、今までOBOG訪問でお会いしてきた多くのOBさんの存在に救われることになります。

⭐︎わたしたちobog部門⭐︎



去年の9月から今年の9月は主務としても活動してきました。
この1年間振り返ると、ずっと他人の優しさによって支えられてきた気がします。私はいつもなにかに苛立っていて、そのせいで刺々しく接してしまう私を見捨てないでいてくれた周りの人たちには感謝の念に堪えません。ここ2,3ヶ月はだいぶおおらかな気持ちで過ごせています。このままボート部エンジョイ勢で引退します。
石山で1日かけて仕事を何個かこなしても、いくつか仕事を京都に持ち帰って、毎日何かしらに取り組む日々。大きな仕事もしたけど数えきれないほど小さな仕事をこなしました。でもこなしてきた仕事より、自分のミスで他人に迷惑をかけた数個の仕事の方が自分の中での存在が大きいです。この1年間の反省点は言い始めると永遠に終わらないほど出てきます。自分の思い描いていた姿と現実の差が凄かった。振り返ってこう思うくらいだったらもっともっと皆のため主務業に労力を割くことができれば良かったのかなと思います。どうなんだろう。

 

今年の2月くらいからは献身的な自己犠牲に限界を感じて、皆の生活を成り立たせるくらいの必要最低限のことしかしてませんでした。でもきっと私が少しお休みしてたこともこれまで頑張っていたことも誰も気付いていないはず。みんな自分のことに集中できてる方が良いしね!obさんがどれだけ現役に気をかけて、生活を良い方向に変えてあげようとしているかも気付いていないでしょう。他人の見えないものによって自分の生活が成り立っていること、それを自分ごととして実感した一年でした。自分の生活も22人のスタッフに支えられていました。日常を保つため、皆がいつも変わらず取り組んでくれるからボート部は成り立っています。
もちろん見えない努力や気持ちがあるのは漕手もそうです。見えない頑張りがあることを仮定して、他人を労ったり、他人に感謝したりできたらいいですね。

 

周りの環境への感謝とは具体的に何をすることでしょうか?
艇庫や船台、合宿所をきれいに使うこと、
近隣住民に配慮したり、琵琶湖をきれいに使うこと、
我々の活動を支援/応援してくださる人への感謝を言葉にすること。 正解です、みんなある程度できていそう。
皆にあともうちょっと意識してみて欲しいことをあげるとすれば、近くの他者に感謝することと一日一善です。

感謝を強要することはその意味を半減させてしまうし、強要されること自体怖いとは思いますが、一番近くで支えているスタッフに感謝をしてみましょう。練習終わりに船台ですれ違うスタッフ、エッセンを取る時に厨房にいるスタッフに対して、一言かけてもらえたらとても嬉しいです。自分人見知りだからとか、話したことのない先輩後輩は気まずいからとか関係なく、スタッフは選手を支えるために配置をするので感謝の言葉をもらえると少し心が救われるかも。マネージャーにとって他者貢献感ってまあまあ大事です。スタッフも選手に助けてもらうことがあったらめっちゃ感謝しましょう。

合宿生活において、環境に感謝して合宿所をきれいに使いましょうと何度か言われたことがあると思います。日々いくら意識していても、ついゴミを合宿所に置き忘れてしまうとか、私も含めて、毎日を完璧に過ごすことは無理です。だから、1日1個他人の尻拭いや全体のためになる行動をしてみましょう。補い合いながら生活環境に感謝しよう!

自分の生活を支える他者の頑張りを蔑ろにしないためには何を意識的に行うべきかを考えてみると何か変わるかもね。

きっと皆にはどうでもいいことで、きっと艇速にはつながらないけれど、大事なことだと思います。

さて、最後は大好きなスタッフ仲間の話を少しします。

いろいろあってもやはり業務の面では絶対的に信頼できる清水と小杉は信頼できるbestieでした。たくさん迷惑をかけたし、たくさん支えてもらいました。さて、私は二人を支えられたのでしょうか…?? 支えるとかいう感覚じゃないかも。最後まで3人でやれて良かったよ

ちょうど1年前の私たち。華子のブログに載ってる私達の方がいい笑顔してるね

 

スタッフに冗談混じりの愚痴ばかり言っていました。自分の知る主務を思い返してもそんなイメージのある人はいなかったので、非常にかっこ悪い姿であったと思います。でも主務部屋で愚痴愚痴したり、後輩にしょうもない話を仕掛ける時間がすごく好きな時間でした。後輩は学年が離れるほど可愛さにバフがかかってる気がします。可愛いのでついたくさん話しかけちゃいました。面倒臭がらないでくれてありがと!>< この1年間自分にとってボート部が楽しい場所になったのは同期後輩スタッフのおかげです。
みんなやりたいことは他にたくさんあるだろうに、ボート部のスタッフも両立させててすごいです。スタッフに伝えたいことは、自分が楽しめる場所は自分で作る、他人軸で頑張りすぎない、スタッフではなくサポートに重きを置く、部における自分の存在を割り切り過ぎない、わかりやすく周りの人に頼る、くらいですかね。きっと今のスタッフたちなら、もっといい部になっていくと思います。楽しみだね!

ビデオカメラで写真撮ってみた。てらちもみーんなもいい後輩たち
三木も入った同期スタッフ写真撮ろうね

 

 

とりあえず、様々な人の力を借りながら部を存続させることができて良かったです。重大な事故がなくて良かった。

この4年間で人の良いところをたくさんみて、自分の悪いところをたくさん見ました。
ここでの経験を経て、少しでも入部前より素敵な人になれていたらと、願います。