
お久しぶりです。
二回生スタッフの青山です。
関西学生秋季選手権第2日目を終え、現在時計の針は22時45分を指しています。
宿泊場所としてお借りしている小野公会堂の会議室には、公式サイトの作業をしてくれているS上さん、論文を読みすぎて疲労困憊のT中さん、音楽を聞きリラックスしているらしいM崎さん、そして締め切りを過ぎて焦りながらブログを書いているA山さんがいます。
今日の昼下がり、新人男子付きフォア慈照がレース後にmtgをしているところを見かけ、慈照のメンバーのすぐ傍まで歩いて行って勝手にmtgを聞いていました。
特に発言などはしていないのですが、レース後に急にクルサポでもない人間がずかずかとやってきたのでもしかしたら不快な思いをさせてしまったかもしれません。
慈照の方々本当に申し訳ありません。
mtg自体は個人的に勉強になる部分が多くあり、非常に興味深かったです。
今回この行動をするに至ったきっかけとして、全日新遠征を通じて生じた心境の変化がありました。
“勝ち切れないってつまり、何かがほんの少し足りないってことであって、その何かをどうにか僕らが埋められないかなと考えてみるものの、結局選手に頑張ってもらうしかないんだよなという無力感。”
(11月4日 02:11, T田さんの個人チャンネルより)
全日新を経て私も、ほんの少し足りなかった何かを埋める手助けができないかと考えることがありました。
これまでは与えられたスタッフの業務を淡々とこなすだけで、そのような中で特段ボート部に貢献できたり価値を提供できたりしたという実感はあまりなかったように思います。
というのも、これまでの自分の業務は最低限満たすべき条件をクリアするだけで、プラスαで付加価値を提供できていなかったと感じているからです。
これには、単純にそういった意識が足りなかったことと、それ以上にローイング競技のことを全く知らなかったことがあると考えています。
漕ぎのことが分かっていれば、例えばモーションビデオでは特にこの部分を撮ってみようだとか、トレーナー部門での業務ではより詳しく細やかな相談や連携が目指せるだとか、改善できる点は多くあると思っています。
漕ぎのことが分かって初めて見えてくる新たな試みというのもきっとあるはずです。
そういった取り組みの結果、足りなかったほんの少しを埋める手助けができるのかと言われると自信をもって答えることはできませんが、少なくとも現状のままで満足していてはいけないという思いは強くあります。
漕ぎを知り、漕手を知ることが私の踏み出すべき第一歩なのだろうと考えています。
初期の118期スタッフはボート経験者がいながらも過半数が未経験の純正スタッフであって、漕ぎに詳しくないのが普通というか、漕ぎを理解しようという全体の風潮が118期スタッフには無かったように思います。
ただ、そういう風潮が感じられなかったとしてもそれは悪いことではないと思いますし、118期スタッフ全員にそういった意識を強要するつもりも毛頭ありません。
T田さんのように個人で漕ぎを理解しようとしているスタッフがいますし、漕手から転向した頼もしいスタッフも今では多勢います。
彼らのように漕ぎの分かるスタッフとして成長していくために、毎日できることから努力してまいります。
