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ひとつ、ふたつ

三回生の山田です。

 

先にお断りしておきますが、今日書く話は天動説か地動説かというレベルの話でどちらの捉え方をしても間違いじゃないし、どちらともとれることが本質という話です。

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ボートをやっていると、船とひとつになるという言葉をよく聞きます。

船を感じるという言葉もよく聞きます。

ボートが一番早く動くのはどこでしょうか、キャッチでしょうかフィニッシュでしょうか。コックスの人に聞いてみてください。大抵フォワードだというと思います。

漕手が体感的にこのことを理解することができるでしょうか、漕手の体が一番、感覚としてではなく速度として、早く動くのは(体の部位によって変わるけれども)フィニッシュの瞬間です。

気になる人はここに書いてあります

クリックして2010%20Acceleration%20JSET40.pdfにアクセス

今書いたことはボートと自分がふたつの物体として考えた時の話です。

これを踏まえた上で、船とひとつだと考えた時に自分はどの瞬間に船が進んでいると感じられるべきなのかということを悩みながら漕いでいます。

そんなこと考えてないで押せばいいと思える人はそれでいいと思います。誰か僕より詳しい人いらっしゃったらぜひ教えてください

 

本題はここまでです。

本当は壊れたSPCを分解する記事か、なぜ川を横に横断するとよく掴めるのか(当社比)

、フィニッシュと渦とかについて書こうと思っていたんですが、次の機会にします。(誰かかいてください)

Stroke Rate vs. Distance in Rowing during the Sydney Olympics

(http://www.biorow.com/Papers_files/2000RaceRate.pdf)

The Physics of Rowing

(http://eodg.atm.ox.ac.uk/user/dudhia/rowing/physics/rowing.pdf)

(ふたつめはさっきの渦の話)

渦の話を少しだけします。

飛行機の翼って端が上に跳ね上がってますけど、あれは気流の流れの切れ目を飛行機の上側に逃がしてやることで渦を小さくして飛ぶのに必要な出力を減らしていると聞きました(航空の人に聞いただけなので物理的に正しいかわかりません)

この話を聞いてから渦について考えるようになりましたが、ボートのストロークではキャッチとフィニッシュの間に下のような渦ができます。左側がフィニッシュ起因で、右側がキャッチ起因です。

(写真は上のサイトから引っ張ってきました)

僕が気になっているのはこの渦はフィニッシュの時にブレードに対してどう影響しているのかということです。吸い込まれる方向に何か力を受けるのか(今はこれを信じています)、そうではないのか。ずっと考えていましたが、結論が出ませんでした。ボートって本当に難しいですね。誰かわかったらブログ書いてください。

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