いよいよ課外活動が再開されました。暑くなってきましたね。
こんにちは、季節的には夏より冬が好きな2回生漕手の高橋空吾です。ボートのことを考えると夏の方が好きです。
僕が所属する農学部では5月上旬から講義が本格的に始まったためか、もう少しばかり講義と課題との付き合いになりそうです。今期に関してはテストが少ないだけましですが。
私はこの活動禁止期間は思いのほか忙しかったかもしれないです。平日は起床→コアトレ→講義→課題→運動→課題を延々と繰り返す毎日でした。運動は好きでモチベーションも少なからずあったのですが、それでも一人での運動は同じことばかり繰り返していると単調になってつまらなかったです。(あくまで個人の感想です)スポーツは「誰か」と一緒に行うことが大きな魅力の1つなのだと再確認できたという意味では有意義な期間だったかと思います。
こんな日々を過ごす中で僕にとって唯一の娯楽が休日に視聴する映像作品でした。部活禁止期間初期は引っ張り出してきたゲームもしていたのですが、すぐに飽きてしまいました。
ということで、この期間に楽しませてもらった作品たちを含め、個人的に好きなジャンルであるミステリー作品をランキング形式で紹介したいと思います。少々長くなりますが、興味のある人は是非。
第10位 「ガリレオ(シリーズ)」
ガリレオシリーズは東野圭吾原作の推理小説で、主人公は天才物理学者・湯川学(福山雅治)。2007年よりテレビドラマとして放送され、2008年の映画『容疑者xの献身』では大ヒットを記録した、科学技術を犯罪に登用し真相を明らかにする作品。トリックの内容が非常に科学的で、他の作品とは一線を画しているのが特徴で、シリアスな雰囲気が魅力的。
第9位 「名探偵コナン」
原作・青山剛昌、説明不要の国民的ミステリーアニメ。探偵推理、警察的なドラマ、アクション、人間関係など、多様な要素を含み日本中の老若男女を引きつけ、日本で最も有名な推理作品と言っても過言ではない。映画も毎作品メディアで大注目されている。
第8位 「謎解きはディナーのあとで」
原作・東川篤哉の推理小説・テレビドラマ。東京都国立署管轄で発生する事件を令嬢で刑事の宝生麗子と彼女の執事・影山が解決に導く。トリックもさることながらコメディ要素も多く、低年齢でも非常に楽しめる作品であると思う。映画も大好評で、現在最新作が連載されている。今後にも期待。
第7位 「警視庁・捜査一課長」
テレビ朝日系列放送の刑事ドラマシリーズ。2012年から放送され、主演は内藤剛志。近年の天才的推理力・特殊能力的捜査ドラマが幅を占める刑事ドラマの中で、所謂「熱血派・行動派・体力勝負」の系統に近い刑事ドラマである。勧善懲悪の内容で、決めぜりふ・テンプレのようなものもあり、水戸黄門のような感じがする。
第6位 「科捜研の女」
テレビ朝日系列放送の捜査ドラマ。京都府警科学捜査研究所が舞台で、主人公は法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)。科学技術を駆使し、刑事・土門薫(内藤剛志)と共に事件を解決する。刑事ではなく科捜研(科学捜査研究所)が主役で他のミステリーとは異なる面白さがある。舞台が京都で、当時高校生の僕が京都大学を志望した動機の1つである。大学(院)卒業までに撮影現場に遭遇したり、エキストラをしたりするとかしてみたい。
第5位 「ひぐらしのなく頃に」
ゲーム原作の小説・テレビアニメ。舞台は昭和58年の雛見沢村、村の祭事「綿流し」の日に起こる連続怪死事件「オヤシロさまの祟り」の真相に迫る怪奇派のミステリー。物語のはじめは日常アニメの様相を呈していたが、中途から非常に様変わりするとともに、描写も思った以上に過激で驚いた。活動禁止期間中に僕が視聴した主な作品。
第4位 「金田一耕助(シリーズ)」
原作・横溝正史の推理小説・テレビドラマ・映画。さすらいの名探偵・金田一耕助(高倉健・中尾彬・石坂浩二・三船敏郎他)が数々の難事件に挑む。祟り・見立て事件の要素が強く、地上波の他のミステリー作品に比べホラー要素が強い。11、12歳くらいに初めて金田一耕助をみた当時の僕は怖くて夜にトイレに行けなかった。『犬神家の一族』・『獄門島』等、名作が多数存在。私のおすすめは『八つ墓村』と『悪魔の手毬歌』。
第3位 「TRICK」
2000年より放送が開始されたテレビ朝日系列放送のテレビドラマ。自称天才マジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)、自称天才物理学者・上田次郎(阿部寛)がインチキ超能力者や怪奇現象に挑む。パロディが多いため他のミステリー作品やネタを知っていると更に面白い。コメディ要素が強い反面、宗教事件・見立て事件・村祟りなど内容が重い。劇場版も非常に面白く、シリーズ完結編「TRICK劇場版ラストステージ」は感動的だった。
第2位 「金田一少年の事件簿」
原作・天樹征丸、作画・さとうふみやによるミステリー漫画・テレビアニメ。主人公・金田一一は大人の事情により某名探偵を祖父にもつ高校生。卓越した推理力で事件を解決する、僕が一番好きな漫画。犯人には二つ名である怪人名がつけられており、不気味な風潮がある作品で、名探偵の祖父同様に伝承・都市伝説・祟りの色が強い。この作品に触発され、3年前より僕のLINEのアイコン画像は狐のお面である。
かなり値ははったが衝動買いした狐のお面。その日の夜に「これ買って何に使うんかいな」という感情がわき上がり、購入を割と後悔した苦くも思い出の品。
第1位 「相棒」
2000年より放送されているテレビ朝日系列のテレビドラマ。警視庁特命係・杉下右京(水谷豊)が群を抜いた推理力で事件を解決する刑事ドラマで、現在でも続編が続くミステリードラマの金字塔。トリックも奥深く、アクションもあり、生物兵器・サイバー犯罪など社会情勢を反映した作品や考えさせられる作品も幾多。僕の中学高校の5~6年「相棒」のノベライズばかり読んでいた。
BOOKOFFの100円コーナーを自転車ではしごして購入した。トリックや犯人はおおよそ頭に入っているつもり。
以上、僕がお薦めするミステリー作品10選でした。気になるものがあったら是非読んだり、視聴したりしてみてください。
最後に少しだけボートの話をすると、この自粛期間の中で学んだのは当たり前のようにスポーツができるありがたさでした。こんなことを言うのも綺麗事過ぎて自分が気持ち悪いですが、本当にそれ以上でもそれ以下でもないです。今ここで何を言っても、この感情は本来の通常練習ができるようになったら跡形もなく忘れてしまうのでしょう。だから今くらいはこんな歯がゆい思いを味わうのも決して悪いことではないと思いたいです。
個人的な話をすれば僕は昨年の秋季選手権に出漕していないため、入部してから一度もレースに出たことがないです。その分朝日レガッタはとても楽しみにしていたのですが、残念ながらなくなってしまいました。インカレも実施するような話は聞いていますが、この状況なので急に中止されてもおかしくないし、先行きは不透明です。今はなんだかボートを漕ぎたい気持ちと社会情勢の間で板挟みの変な気持ちで、レースできるのはいつになるのやら~という感じですが、いつかはやってくるレースに向けて、ステップアップできるよう日々頑張ります。
2回生漕手 高橋空吾