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次期副将ですよ

どうも!

工学部地球工学科3回生で、次期副将の浅井泰一郎です。

僕は、今年のインカレ後、9月16日から次のインカレまでの新シーズンで副将を務めることになりました。

名ばかりの副将ではなく、しっかりと仕事をこなし主将をサポートしていけるような、ロウイングで部を引っ張っていけるような副将を目指します。

 

ところで、

1週間ぐらい前の8月8日にエッセン部屋に冷房が付きました!!

しかも、2台も!!

これは、OB・OGの皆さんからの多大なご寄付・サポートがあってのこと。

また、冷房をつけることを企画してくださったスタッフのみなさんにも感謝です!

 

 

今まで汗だくになってご飯を食べ、勉強に励んでいたのですが、

これで、夏は快適に過ごせそうです。

 

ちなみに 

みなさんは、地球工学科がどんな学科かご存じでしょうか?

どんな学科か知らない、そもそも興味がない、という方もいらっしゃると思いますが、

僕なりに、簡単にどんな学科か紹介していきます。

 

地球工学科には、次の3つのコースが存在します。

土木コース

資源コース

環境コース

 

 

地球工学の学生は、3回生になるとどれかのコースに配属されます。

僕は、土木コースに所属しています。

僕の同期の5人のうち4人が土木コース、1人が環境コースに入りました。

今年院試に合格された、われらが地球工のエース田村隆大郎先輩は、土木コース

新人コーチの大先輩多田さんは環境コース

 

ボート部の誰も入らなかった資源コースは、なにをしているコースなのか。

簡単にいうと、地球のあらゆる資源を大量に消費してきた人類の存亡の危機を解決すべく、資源・エネルギーの革新的な効率の良い利用方法の確立、新資源・新エネルギーの開発を目的とした資源工学を学ぶコースです。

なかなかロマンを感じますね。

出典:国立研究開発法人海洋開発機構 JAMSTEC

http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/chikyu.html

上の画像は、地球深部探査船「ちきゅう」です。資源探査のイメージとしてこの画像を用いました。

 

つづいて、環境コース。

環境コースは、もともとは衛星工学科という工学部の1学科でした。

衛星という言葉は、いのち(生)を まもる(衛る)と書きます。

人々の暮らし・環境を支える学問を環境コースでは学びます。

具体的には、上下水道、廃棄に関する技術、地域レベルから地球規模の大気・水・土壌などの環境問題について学びます。

ちなみに、

ボート部3回生の吉田昌くんは、地球工学科環境コースに所属しているのですが、なんとボート部ではボート部の生活環境を維持管理する「生活部門」に所属しています。

彼の仕事は、点かなくなった蛍光灯や電球を替えるといったものです。

暗くなった部屋に明かりを灯す。

彼は、今も合宿所中のありとあらゆる蛍光灯を替え続け、暗闇に光を灯すゴッドとして合宿所に君臨しています。

 

最後に、土木コースを紹介します。

僕もよく土木について理解はできてないのですが、

土木工学とは、分かりやすくまとめると、人類に関わる自然的環境、社会的環境、文化的環境の保全と創生を目指す学問らしいです。

土木コースでは、構造工学、水工学、地盤工学、計画学を学びます。

構造工学分野では、構造物の力学、設計・施工、維持管理や新しい材料・構造物・技術の開発、自然外力と災害に対する安全性の研究

水工学分野では、河川流出、海岸・沿岸域の安全で豊かな環境を創出するための総合的なデザイン手法の研究

地盤工学分野では、社会資本を支える地盤挙動の解明とその応用技術の開発、地盤環境の保全と防災の研究

計画学分野では、総合的なプランニング・社会資本、マネジメント手法の開発、持続発展を促す環境デザインの研究をしています。

 

上の写真は、僕が撮った明石海峡大橋の写真です。橋の設計はもちろんのこと、風や海水に曝される構造物の安全性を評価するのも土木工学の一領域です。

 

最後に、ボート部員が最も多く所属している土木コースですが、

この「土木」ってどういう意味かご存知でしょうか?

われらが地球工の教授である藤井聡教授(京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻教授)は、著書の中で、こう定義されています。

「土木とは、自然の中で我々の暮らしに必要な環境を整えていくことを通じ、我々の社会を存続かつ改善していこうとする社会的な営みのこと。」(藤井聡著「土木計画学」引用)

つまり、土木とは僕たちのような土木コースの人間や土木関係者がやっている行いだけでなく、だれしもが普段している行いなのです。

例えば、道にごみが落ちていたとしましょう。これを拾うという行為が土木なのです。ある行為によって社会の誰かが得をするなら、すでにそれは土木なのです。生活部門の吉田昌君がやっている電球交換も立派な土木です。

 

長々と地球工学科について書きましたが、みなさん興味が湧いてきたでしょうか?

知り合いや親せきに京大受験する人がいれば、ぜひぜひ京大ボート部と地球工学科がおすすめだよ、と紹介していただけるとうれしいです。

 

工学部地球工学科土木コース3回生

次期副将 浅井泰一郎