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活動再開

こんにちは。3回生スタッフの渡辺です。

ようやく大学から活動許可が下りたので、今日から活動を再開しています。
僕は今日は配置が無く練習には参加していませんが、明日久しぶりに合宿所に行くので、少し楽しみです。

せっかくの節目なので、自分なりに自粛期間を振り返ってみたいと思います。
良ければお付き合いください。笑

 

4月に大学も部活もすべて無くなったときは、正直こんなに長引くとは思っていなかったです。一度収まっても第2波がくるかなとか、そういうことは考えていたけど、ずっとオンライン授業や活動停止の状態が続くとは思っていませんでした。

振り返って今思うのは、これはこれで良かったかな、ということです。
本来であればこの半年(特に4~7月)は授業・実験・新歓・東大戦が重なっていて、大学4年間の中で断トツにめちゃくちゃ忙しかったはずでした。でも実際は、授業はオンライン、実験は1年間の座学範囲を先に終わらせて6月下旬から実習開始。新歓もオンラインになり、東大戦は延期。この方が良かった、とは言わないですが、これはこれで1つ1つのことに集中できたので結果良かったのかなと思っています。(語弊を生む表現ではあるので、もし不快に思う人がいれば、申し訳ないです。僕個人のこの半年の生活に対しての思いです。)

 

コロナの影響を全く受けていない、という人はいないと思います。普段とは違う非日常を経験するなかで、考えることは人それぞれでしょう。

大事なことは、「起こったことにどう向き合うか」だと思います。授業がオンラインになって上手く適応できない人もいれば、オンラインになったことを利用して授業映像を何度も見返したり、教授とメールでやり取りして学びを深めたりしている人もいます。僕も実際にできる実験の数が減ってしまったのは少し残念ですが(お酒つくってみたかったなあ…笑)、その分1つ1つの実験に対して目的や考察などをじっくり考えることができました。また、普段の半分の人数で行っていたので、先生やTAさんと話す機会も多かったのではないかと感じます。

起こってしまったことはどうしようもありません。でも、置かれた状況の中でどう過ごすかは人それぞれです。下を向いていても仕方がないし、そんな気持ちで現状を変えることは絶対にできない。今の状況の中で何ができるのか、何をすべきなのか、どうやったらプラスにできるのかを考え、行動に移せる人。そういう人が、本当の意味で強い人、充実した人生を送れる人なのかなと思います。

 

部活においても一緒です。活動ができなかった期間、日常をどう過ごすかは部員個人に任されていました。週5日朝のオンラインコアトレと夕方の陸トレメニューの共有は4,5月からずっと続いていたので最低限の練習量は保てていると思いますが、それ以外の時間の過ごし方は部員によって様々だと思います。

ボートで勝ちたい、強くなりたい、という思いを強く持っている人なら、この自粛期間でもパワーアップできたはずです。エルゴを持ち帰った人はもちろん、そうでない人でもコアトレや陸トレで一定のフィジカル強化はできるし、体重が少ない人なら増量するのにちょうど良い期間だったのではないでしょうか。もちろん他大が先に練習再開している分、乗艇練習やテクニック面ではどうしても劣る面が出てきてしまうかもしれませんが、1回1回の練習を集中して濃密な時間にすれば、ある程度カバーはできるはずです(去年の東大戦がそうであったように)。

結局は気持ちの問題だと思います。どんな状況であろうが、10/22にインカレがあるという事実は変わりません。そこに向かって、個人として、チームとして、どう行動するのか。

 

僕たちスタッフができることには限りがあります。部員が思っている以上に、僕たちの知らないところでOBの方々が何か支援できることはないかと積極的に動いてくださったり、部長や監督が中心になって現状打破に向けて働きかけてくださったりしています。しかし、最終的に勝負の舞台に立つのは選手です。

スタッフのために勝ってくれ、頑張ってくれ、などとは微塵も思っていません(少なくとも僕は)。負けてもいいや、と思うならそれでいいと思う。
でも、本当に勝ちたいと思うなら、できる全てのことを全力でやってほしい。中途半端に、惰性でこなすのではなく、勝利に少しでも近づくために、頭をフルに使って考え、実行してほしい。その中で僕ができることがあれば、微力ではありますが、全力でサポートしたいと思います。

 

最後は少し熱くなってしまいましたが、考え方は人それぞれだし、違った考えを否定するつもりもありません。
ただ、たまにはこんなことも考えているんだ、というのを知ってくれれば嬉しいです。

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