こんにちは、3回生漕手の奥田隆一です。
関西選手権も終わり、すぐにインカレ選考が始まりました。これまで1回生秋季選考、1回生朝日レガッタ選考、2回生インカレ選考、2回生東大戦選考、2回生朝日レガッタ選考、3回生関西選手権選考で2000mErgoを実施しましたが、2回生の朝日レガッタ選考からベストを更新し続けています。練習量を確保するのが難しい状況下であっても、選考でベストを更新できるようになったのはレースプランを変更したからだと思います。
これまではスタートの勢いをそのまま持続させようとして前半から攻めていました。ほとんどの場合1000mを超えたところで急に前半に飛ばした疲れが脚にきて、動かなくなりタイムとレートがズルズル落ちていました。高めのレートで軽いリズムを維持してコンスタントをを耐えようと考えていましたが、レースプランが崩れて立て直せませんでした。
最近ではスタート3本漕いだらすぐにコンスタントに入ります。最初の500mは意識的に落として、頑張らないようにしています。目標タイムの/500m Ave + 1~2 秒を狙います。第1クォーターが一番遅いタイムになります。500mを過ぎてからタイムを少しづつ上げていきます。第2クォーターは目標タイムの/500m Ave + 1 秒を狙います。1000mを超えたところで脚蹴りから出力を切り替えます。第3クォーターは目標タイムの/500m Ave ± 0 秒を狙います。ラスト500mを切ったらレートを上げてスパートの準備に入り、ラスト300mからスパートをかけます。第4クォーターは目標タイムの/500m Ave – 3秒を狙います。
最初の500mでタイムを抑えるので中盤以降の失速がなくなり、1000mを超えてからタイムを上げる分の疲れはゴールした後にくるので、全力を出し切ることができます。自分は細かいことが気になる性格なので、コンスタントを一定に引く場合、狙っているタイムから遅れていると脚蹴りなどを入れて狙いのタイムに上げようとします。毎ストロークでタイムが安定しないので、余計な体力を消費することになります。途中から上げる場合、始めは余裕を持っているため狙い通りのタイムを維持しやすく、徐々にprojected timeが目標タイムに近づいていくのを見るとやる気が出ます。
水上のボートレースではスタートで出て、コンスタントできるだけ落とさずに、スパート上げるのが一般的ですが、2000mErgoのレースプランは人それぞれです。始め頑張って貯金を作っておき、その貯金を後半切り崩していく人もいれば、始めから最後まで一定に引いて、貯金を作らない人もいます。今の自分にとって一番タイムが出るプランが後半に上げていくスタイルですが、ずっとそのプランでいこうとは思っていません。常にベストなプランで臨めるように日々試行錯誤していきます。それではインカレ選考でもベスト更新できるように頑張ります。
P.S. 今日は七夕ですね。願い事には「今期もフル単して卒論以外の単位がそろいますように」と書きました。