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Time waits for no one.

4回生漕手の若林陸です。コロナ禍で「古き良き時代」の多くを失った中、過去を顧みても何も変わらんなあということで、部員同士の接点を合宿生活がない中でどう作り出していくか、厳しい活動制限下でいかに効率的に練習を進めていくかなど、ひたすら今現在何ができるかという視点で最高学年としての10か月を過ごしてきました。そして今、インカレ延期という新たな壁を前にしているところです。練習スケジュールの調整やクルー編成など問題は山積みですが、モチベについてはとりあえず数日のオフを挟み、気持ちは(70%くらい)リフレッシュできたので、クルーの完成度をさらに上げるチャンスだと思って、気持ち新たに頑張っていこうとしている次第です。

そしてふと思うことが、なんでここまでして部活を続けるのかということなんですが、何回か考えたところ、夢があるからかなという結論になりました。昨日までの甲子園や、オリンピックもそうなんですが、スポーツが観る人に多くの感動を与えるのは、選手一人一人が多くの時間をかけ、試合という最高の舞台に向けひたむきに努力してきたことを知ってるからこそであり、そしてそれを一番よく知っているのはやっぱり選手本人なんだと思います。つまり、スポーツに打ち込むことで、自分が主人公のドラマの特等席を得られる感覚があって、次回や次々回、その先の展開をいろいろと予想して、期待して、楽しみでいる自分がいるのだと思います。僕は、日本一になることをどこかで夢見ることができていたからこそ、ここまでやってこれたし、今も頑張れているのだと思います。普段の練習は地道なものでしんどいことも多いですが、顔を上げて、しっかりと遠くを見つめていきたいですね。

と言ってもまあ僕の京大ボート部ライフの終焉は刻一刻と近づいています。院試終わりの気晴らしドライブで琵琶湖沿いを走っていたのですが、長浜あたりでとても懐かしいビーチに立ち寄りました。あの頃のゆうたまんは輝いていたな…

今までのレースの中で最も印象に残ってるレースの一つは2回生の時の新人戦です。特に豪雨の中の予選で、俺たちやればできるじゃんってなったのが楽しかったです。與田の今日勝ったら明日はオフだぞーコールは今でも忘れません。またあのフォアで漕ぎたいです。合宿所で最後に寝たのは1年半も前のことで、3階東側でどんな生活を送っていたのか忘れかけていたのですが、あの時と同じナノックスを使って洗濯をしたら一瞬で思い出しました。嗅覚ってすごい。豚キムチの味もそろそろ思い出したいですね。エッセン部屋のノイズも。とまあ思い出し始めたらきりがないのですが、Time waits for no one ということで、明日も練習があるので震えて眠ります。21:30消灯ってやっぱり健康すぎるぜ。

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