はじめまして、1回生スタッフの緒方雄大です。
9月に入って夏休みの折り返しを迎えたのも束の間、僕は8日から徳島に免許合宿に来ており、早1週間半たちました。この合宿が終わるころにはもう夏休みも終盤なのだと思うと、大学生2か月の長い休みもあっという間だと、はかない気持ちになります。しかしその反面、これから秋に入って暑さも和らぎ、さらに京都の綺麗な紅葉を見ることができると思うと、とても楽しみです。さて、今回は初めてのブログなので、僕がなぜ京大ボート部に入ったのかを書いてみようと思います。
僕は長崎県の大村高校でボート部に入っていました。長崎県ではボート部がある高校は4校しかなく、マイナーなスポーツでしたが、逆に、すぐにインターハイに行くことができると先生に強く勧められ、”インターハイ”という響きに憧れて入部を決めたのが、ボート人生の始まりです。
その日からは文字通りボート中毒になり、日々漕ぐことに明け暮れていました。その結果、エルゴの記録もうなぎ上りに伸び、秋の新人戦では1年生ながらもトップクウォードに乗ることができ、長崎県選抜として九州選抜へと駒を進めました。そしていざ九州選抜、予選を順調に勝ち上がりましたが、準決勝で一瞬油断して僕が腹切りをしてしまいました。当然艇は止まり、その後もスピードに乗れないまま敗退してしまいました。その日を境に僕の順調だったボート生活が一変しました。腹を切って敗退してしまったことによる申し訳なさに加えて、若干違和感のあった腰に超絶な痛みが走るようになったのです。腰椎椎間板ヘルニアでした。程度は軽かったものの、痛みは強く、とても漕げる状態ではなくなりました。その後も復帰をあきらめず、リハビリに尽力しましたが、努力もむなしく、2年生の夏に未練がありながらも部活を辞める決断をしました。
しかし、その後はボートに対する思いは一切忘れて勉強に励み、京都大学に入学しました。大学に入ってこれとしてやりたいことは無かったのですが、ある日、サークルを調べていると、ボート部が目に入りました。その瞬間、高校時代に青春をささげたボート部での思い出が脳裏によみがえったのです。そして、躊躇いなくボート部の新歓日程を調べて新歓に複数回参加し、やはり自分はボートを諦めきれないと感じ、入部を決断しました。しかし、腰の状態は現在では問題ないものの、やはり再発するのは怖く、スタッフとして入部しました。スタッフであっても、ナックルレガッタなど、たまに漕ぐ機会があってとても充実しています。学連としてのスタッフとしての業務も本格的に始まるので、ボート部に貢献できるように頑張ります。