コンテンツへスキップ

腐れ縁

  こんにちは。1回生漕手の酒井希巳です。

  10月に入り、気温も落ち着いてくると思いきや、まだ夏気分の抜けきっていない地球を少し心配している今日この頃です。

  今回は僕のスポーツ人生と考えを少し、お話したいと思います。

  僕は中高と陸上競技の短距離をしていました。練習は辛く、いつか辞めるんだと思いながら結局6年間続けてしまいました。

  そんな僕の陸上人生は、コロナの関係で最後の大会が無くなってしまい、不完全燃焼のまま幕を閉じることとなりました。

  高一の冬に壊した腰もマシになり、今まで以上に力を入れて励んでいた冬季練習の成果を発揮する機会を失ってしまった、という事実を受け止めた時には、とてつもない虚無感に襲われました。同時に、自分はきちんと陸上が好きだったのだなぁと少し感慨深くもなりました。

  その不完全燃焼感からか大学でも陸上を続けるのだと当たり前のように思っていたのですが、本当にふと目に入ったボート部のチラシを見て、あぁここに入りたいなと思い立ち、今に至ります。

  同じ競争系競技ということもあり、陸上とボート競技は似ていると感じる部分が多数あります。嘘がつけないタイム達と、時に嘘つく練習と。しかし、1人だけではどうにもできないことがあるという点はやっぱり大きな違いだな、とクルーを固定した最近は強く感じます。

   一緒に動画を見て、お互いに注意し合い要望を言い合い、みんなで一緒に試行錯誤を繰り返して、次の日上手く船が進んだ時の嬉しさは陸上には無いものです。

  競争系競技は、対戦系に比べると単調な練習になることが多く、体力がメインの武器となる特質上練習が辛くなることが、僕は多いです。基本的には自分に甘くて疲れたくないタイプの僕がどうしてって、昔も今もずっと思っています。

  でも、これはもう切っても切れない僕と競争系競技との腐れ縁のようなものなんだと最近は半分諦めています。

  実際僕も彼らのことがほんのちょこっとだけ好きだったりするのです。あの一瞬の気持ちよさを知ってしまったらどうしても離れられないんですよね。

  というわけで、また明日から彼らと向き合う日々に励んでいきたいと思います。拙い文章でしたが、最後までご精読ありがとうございました。

タグ: