ご無沙汰しております。3回生漕手の森川拓洋です。
今年は秋を感じることなく冬の寒さが襲ってきているような感覚が私にはあるのですが、皆様どうお過ごしでしょうか。なぜかまだ秋季大会が残っているのでまだまだ秋の気分を楽しみたいところです。
さて、もう時間がある程度すぎてしまいましたが、先日インカレ兼全日が行われ、私の乗る4-「鷭」はインカレ準優勝、全日本4位という順位をつけることができました。
未熟すぎる私をこの舞台まで連れて来てくれた、若林さんと山田さん、同期の吉田、クルーサポートの長谷川とななみん、コーチの福岡さん、そして最後まで優勝を信じて応援してくださった京大ボート部のすべての方に本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
優勝を本気で目指して勝負していたので「自分がもっともっとうまかったら勝てたのに」「自分以外の人が乗っていれば、、、」という《たられば》の感情はやはり強くありますが、この悔しさを忘れずにまた来年関東に向かいたいと思います。
ということで、今回のブログは少しだけ真面目に書きます。
私が1回生の春京大ボート部に入部を決めたのは、当時違う大学でボートを漕いでいた2つ上の兄と同じ競技で勝負したいという思い、それと、ボート競技ではなく「ボート部」へ感じたその熱さからでした。
そんな兄とは一回生の秋季大会で付きフォアで、2回生のインカレではエイトでレースをし、そのインカレで兄は引退しました(兄と引退レースで戦えたことはいい思い出)。
また、かつてはボート部の熱さをただ感じる側に立っていたのに、もう自分を熱く鼓舞してくれる上回生はいません(もちろん今でも熱い団体ですよ)。
こんな感じで入部当時に持っていた思いはかなり変化してしまいました。
でも、最近新たに芽生えた思いもあります。それはボート競技に対する思い、そして先輩としての自覚です。
改めてと言うべきかもしれませんが、ようやく「ボートは速いと楽しい」ということに気づきました。速いと楽しいですし、遅いとつまらないです。これを今回のインカレで再確認でき、速く漕げれば楽しくなるんだというモチベーションが今はあります。
また、コロナによって合宿生活がなくなり後輩との接点が少し薄くなっていたのですが、最近は乗艇時間が被ることも多くなり後輩の頑張り、努力を毎日肌で感じています。後輩が頑張っているなら先輩はもっと頑張らないといけません(逆もまた然り)。お互いがお互いを刺激しあって、常に高めあい続けられる関係になれるよう、もっと私は力をつけなければと思います。
今はまだ「インカレ準優勝(笑)」ぐらいの実力しかありませんが、自分が活躍したからいい結果が出せたのだと胸を張って瀬田に帰れるように力をつけていきますので、応援よろしくお願いします。