ご無沙汰しています、もう4回生になるんですね、更科です。
(直近のブログ当番は記事になりそうなトピックが全く見つからず、さぼってしまっていたので、本当に久しぶりにブログ用の文章をしたためています。)
最近新歓が始まりました!私は忙しいと言ってあまり貢献できていません…。イベントへの出席と会計のお仕事で返していきたいと思います。
そんな中私は就職活動中で毎日己との戦いですが(メンタルの面で)、部員の中には「最近ボート楽しいです!」という明るい人もいれば、目がうつろ!?な人もちらほら。
ある部員なんかは「人生とは何か」のようなことで悩んでいたようなので、ここで私の意見を共有しようかと思います。その人にもそれっぽいことは伝えましたが、あまりうまく伝えられなかった気がしますし、他にも部活をどうしてやっているのか、辛い、辞めたい、と抱え込んでいる人がいたら、こういう考え方もあるんだな~じゃあ自分はどう考えるかな~、なんて思いながら読んでくれたら嬉しいです。
まず皆さんの人生の目標は何ですか?
私は、「“ああ、自分の人生は十分(最高に?)幸せだった”と思いながら死ぬこと」です。
病にかかった時もそうですが、いつ交通事故に合うかもいたずらに殺されるかも、災害で死んでしまうかも分かりません。いつも死と隣り合わせだなあと感じるので、その時その時を後悔しないように生きたいと思っています。
では私がボート部に入っていつも楽しかったか、辞めたいと思わなかったか(すなわち後悔しなかったか)と問われれば完全にノーです。
1回生の冬季辺りから私はずっと部活を辞めたかったし、目標を失っていたし、なんでこんなことしてるんだろうと我に返る瞬間が何度もありました。
会計の仕事は未だに楽しかったことは一度もないですし、ひたすら責任感と義務感でこなしています。あとは一昨年の全日本遠征担当もしんどかったです。先輩にたくさん怒られました。
でもそういう日々が無駄だったと思ったことは一度もありません。
私はしんどいことや辛いことを踏ん張ることにこそ、人間としての成長の機会が隠れていると思っています。
遠征担当をしている時、自分の先輩への甘えだったり人間としてのメンタルの弱さだったり未熟さだったりを、痛いほど思い知りました。
そういう自分を省みさせてくれる機会というのは、ただ息をしているだけでは転がっていません。意味も分からないまま何かをやり遂げるという力も、社会人になってから絶対に必要になると思います。実際ある企業で働く若手社員の方も言っていました。
意味も分からないまま何かをこなす時でも、その中にある種の楽しみを見出す力というのも、今後の人生を少し幸せにしてくれるかもしれません。
会計の仕事をしている時、こうしたらもっと効率的に資料が作成できるな、とか水上でモーターを運転している時に、この角度から追いかけたらいいビデオになるかな、とか、水上で暇なときにはあの人の漕ぎはこんな特徴があるなーここ直したらもっとよくなりそう?などと、ちょっとした変化だったり楽しみを見つけるようにしています。
こうした“成長”や“楽しむためのひと工夫”を積み重ねていくことが、より幸せな人生を歩むための鍵なんじゃないかなあと個人的には思うわけです。
苦しい時間の訪れない人生があったらいいですけど、おそらくそれは誰にも不可能なことなので、そこにどう意味や価値を付加できるかが大事なんじゃないかと思います。
他にやりたいことがあって何かを辞めたり断念したりするのは全然いいと思います。人間として成長できる環境は他にいくらでもあります(断定)。世界は広いので、例えば瀬田川に縛りつけられる必要もないです。でも、もし今特にやりたいこともなく、しんどいことに耐えた自分を好きになれそうな性質をあなたが持っているなら、それを断念するにはまだ早いんじゃないかなと思います。「継続は力なり」と言いますが、辞めることはできても、続けることはそんなに簡単なことではないからです。
世界では戦争が起きていて、通学や部活、仕事どころか、明日生きているかも分からない人たちがいます。その人たちに比べて私は、明日も生きられる予定と言えますし、食べるものも着るものも寝る場所もあって、更には大学に通い部活さえ好きにさせてもらっています。そんな幸せな恵まれた環境にあって、しんどい、人生つまらないと思うことは、あまりに贅沢すぎることかもしれません。
長くなってしまいましたが、結局私の言いたいことは「自分の置かれた環境に感謝して、しんどいことを“しんどいから”という理由で回避しようとするな。もっと考えろ。」ということでした。これをいつも自分に言い聞かせています。
みなさんはどうやってしんどい時を乗り越えてきましたか?人それぞれの考え方があると思うので、よかったら是非教えてください。蛇足ですが、最近同期と「しんどい時を乗り越えてこそ、同期への愛って芽生えるよね」という話をよくします。同期ってそうやって仲間になっていくのかもしれませんね。