コンテンツへスキップ

COXになりました。

こんにちは。2回生舵手の中村純奈です。タイトルの通り、2月20日ごろからCOXになりました。

理由としては、7月に肉離れを起こした太腿裏の痛みがなかなか引かなかったことがあります。漕手を続けたとして、乗艇時に1番痛くなって、なかなか思うように乗艇できない状況が今後も続くだろうと考えた時に、大学卒業後の自分が大学4年間何していたんだろうと考えてしまうと思ったからです。4年間あるからゆっくり治していけばいい、と言われたこともありましたが、これ以上ずるずる長引かせることは大事な4年間を水に流してしまうような気がしました。せっかく大学生の自由に使える時間を使うなら−を0にすることよりも0を+にすることをしたいなぁと思いました。

しかし、漕手をやめたとした時の選択肢が見当たらなくてずっと悶々としていました。COXは、私が新入生だった頃に新歓ボートレースに行った時からかっこいいなぁとは思っていました(ちなみにそのときのCOXは森本さんでした)。ただ、私は人前で喋るのとか苦手だし自分には出来ないだろうと無意識のうちに思っていたようで、入部するときには選択肢に入っていませんでした。さらに、怪我で漕げない時にCOXをさせてもらうことがあったのですが、とりあえず何を言ったらいいのか全然わからなくて喋るの苦手な自分には向いてなさすぎる!!と思いました。事故ったらどうしよう、という不安もすごくあって、とにかくビクビクしながら自分には無理だなぁと悟ってその時のCOXを終えました。あとは、頭良くてできる人感すごいじゃないですか。COXって。そのイメージからして自分には出来なさそうだなぁと思っていました。スタッフになるという選択も考えましたが(なるならトレーナー)、スタッフの人はみんな有能でついていける気がしないなぁと思って、これも出来ないと思いました(読み返してみると自己肯定感低すぎる(笑))。

なぜ自分に向いていないと感じたCOXになる決心をしたのかというと、選手として勝つことを諦めきれなかったからです。小中高と運動部で選手をやってきたことやそこであまり勝てなかったことがあって、やはり勝ちたいと思ってしまいました。去年の8月に出たナックルレガッタが私の漕手人生で最初で最後の大会で、規模も小さく距離も短い大会でした。そこで優勝できたことは私の中では大きくて、ナックルレガッタの時点で痛みがありながら漕がなきゃいけないのがすごく嫌でこのまま痛みが続いたら漕手を続けるかどうか考えようかな、と思っていましたが、やっぱやめられないなぁと感じた瞬間でした。このこともあって、選手でもう一度勝ちたいという思いでCOXになりました。

COXになってから、割とすぐに女子フォアだけでなく男子フォアや男子エイトの代舵、新歓エイトのCOXをやりました。どれも私にはできないだろうと思っていたことばかりです。男子エイトの代舵を頼まれたときは怖すぎて頼まれたそのときから代舵をする当日まで、怒られたらどうしよう事故ったらどうしよう…と毎日不安でした。新歓のCOXも、自分で盛り上げたり話をするのが苦手なことや新歓練習の時にうまくいかなかったのがあって、終わった本当に無理だ…と思っていました。ほぼ初心者だから盛り上げるのが上手な人がCOXやったほうが絶対いい!!って思ってました(笑)。

しかし、いざやってみると、あれ、意外と大丈夫じゃん。と思うことが多いことに気がつきます。原因は自分で先にハードルを上げすぎたことに他なりません(笑)。よく考えてみると、自分にはできないだろうと思っていたことをやっている場面は他にもあって、前まで接客のバイトはできないだろうと思っていたのに今はやっているし、単位を一つくらい落としちゃうかなーと思っていたけど今のところまだ落としていません。自分にはできない、と思ってしまうことを良いように利用して、これからは、自分でもできると思えるくらいしっかり準備をする作戦で生きていこうと思います。

長い文章に、そして自己肯定感低めな文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。最後にはなりますが、私がCOXになることを後押ししてくれたり、色々助けてくれたりした皆さん、ありがとうございます!これからも頑張ります。

新歓ボートレースの後は疲れからか謎にラーメンが死ぬほど食べたくなります。なかなかの量でしたがペロリと食べてしまいました…。

2回生舵手 中村純奈

タグ: