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インカレM2- 比奈 クルー紹介

こんにちは。4回生漕手の太田です。

最後のブログとなってしまいました。
同期みんながいい話を書いていたのですが、僕にはそんな文章力もありませんし深い考えも持っていないので、インカレに挑むクルー紹介にてかえさせていただこうと思います。

最後くらい真面目なブログでも書くかと意気込んでいたので、真面目なクルー紹介でもしましょうかね…。
*ちなみに僕らのクルー名は「比奈」です。未だに勘違いしている人もいるようですが、「渡月」ではなく「比奈」なので、お忘れなきよう。

ということで、部で一番の極悪人OHTA(以下O)に巻き込まれている不運で愉快な皆々様を紹介しまっす。
*Oの主観と偏見に基づく紹介です。なのでOがいっぱい出てきます。割と長文です。

S 天然タラシ (4)

Oのご機嫌取りに苦心している人ランキング第1位
Oが思う「非常識な人」ランキング第1位
Oが思う「後輩に誤解されている人」ランキング第1位

言わずと知れた真面目野郎。彼にイジリ勝負を挑んで泣かされてきた同期は数知れず。つついても全く面白いネタが出てこないのに、不用意につつきにいった奴は必ず大火傷して帰ってくる。のくせして同期をじゃんじゃんイジってくるからほんとにタチが悪い。Oは「琵琶周の恨みだけは絶対に忘れない…。」と言って、事あるごとにいじくっているが、先日とある後輩の認識でOとT(tgc)とN(声大)は彼より口が軽そうだと思われていたことが発覚した。Oは彼の実態を伝えるべく日々布教活動をしているが、副将としてマメに働いている印象が強すぎてあまりうまくいっていない。悲しい。

そんな彼もペアでは苦戦。毎練習一定のリズムを作っているのに後ろのOが気分屋過ぎて調子が安定していない。いい感じで漕げた次の日にボロカスみたいな漕ぎに激変してて、恐らく心底イライラしているでしょう。彼がイライラしてたら十中十二Oのせい。しんどい練習でも同じ漕ぎを続けられる漕力の持ち主でよく後ろのOにキレそうになって叫んでいるが、体力がないOは大抵後ろで死んでいるため何も聞こえていない。

艇上で凹みまくるOを叱咤激励し、怪我と戦いながら乗艇やエルゴに取り組み、将来のための勉強も欠かさない彼は尊敬に値する。いやまじかっこいいっす(廣〇風)。

Oがこの数ヶ月で人間として成長することができたのは、Oの暴言に耐え、理不尽に耐え、激しいアップダウンに耐え、いつも鼓舞しつつOを引っ張り続けた彼のおかげ。


B O (4)

陸上と水上でテンション(機嫌)が違う人ランキング第1位
意味わからんところでスイッチが入る人ランキング第1位
初対面でめちゃくちゃ人見知りしつつも仲良くなると鬱陶しいくらい饒舌になる人ランキング第1位

筆者。

部で一番情緒不安定。ハードな練習をする前は最も機嫌が悪く、ハードな練習が終わった後は最も機嫌がいい。また練習が終わりに近づくにつれてテンションが段々上がる。あとたまに謎にテンションが上がる。そのせいで一部の後輩にマジで多重人格だと思われている気がする…。

レースの瞬間がボート競技において一番嫌いな瞬間であるため、特に試合の前は機嫌が悪くなる。信じていない人も多いようだが、大会期間中で一番Oの機嫌がいいのは積み込みと積み下ろしである。インカレも戸田での積み込みが待ち遠しくて仕方ない…。

これまでとんでもない数の人に迷惑をかけ続けてきたため、恐らくだが部で一番謝っている回数が多い。そして謝らないといけないことも部で一番多い。皆さんごめんなさいね…。

最近オサレに無頓着過ぎたことを友達に怒られたため、服の相性とやらを気にするようになったが、絶望的にセンスがないため結局ダサいことに悩んでいる。またどうしても頭のおかしい色が手放せないため、2日に一回は蛍光カラーを着て輝きを放っている。誰かオサレについて講義してくれ…。

タラシに「ネガティブに叫びすぎてて気分が悪い」と怒られてから「明鏡止水ローイング」を狙った結果、まるで瀬田川のように澄んだ(?)穏やかな(?)心を手に入れた。たまに荒れる。

艇名を変え、ミーティングを荒らし、我儘を言い、パワハラをし、このクルーがおそらく歴史上一番ふざけた明るいクルーになったのは、彼のおかげ。

コーチ わかば (M1)

Oに生意気な口きかれてる人ランキング第1位
Oが同い年じゃないのに同い年だと思ってる人ランキング第1位
Oがめちゃくちゃにイジりつつもめちゃくちゃ尊敬している人ランキング第1位

ワカバ。誰もが知る京大ボート部の伝説。一回生の頃から結果を残し続け、去年涙ながら(?)に現役引退したがコーチとして再び舞い戻った。クルサポの3人がほぼ毎乗艇来てくれていることを聞いて、「じゃあ僕は週に2回行けばいいよね?」とか言っていたが、恐らく2回も来ていない。「毎乗艇クルーノートにコメントするからさ!」とか言っていたが、全然コメントしてくれない。

若干抜けてるところはありつつも、指導は的確で論理的。クソ生意気なOに少し(すごく)イライラし、言うことを聞かないOにちょっと(かなり)苦労しつつも、艇速を上げるために自身の経験から様々なアドバイスをくれる。寛容すぎて、Oは一日一回心の底から懺悔している。彼の引き出しの数はすさまじく、一つのアプローチがダメならまた次のアプローチを提案してくれる彼の貢献は絶大。先日Oの家に遊びに来ていた時に意外とズボラなことが発覚したが、もっとズボラなOは何も言わずそっと胸の内に仕舞い込んだ。後輩に「厳格な人」だと思われていたらしいが、「全然そんなことないよ~笑笑」と勝手に言っていたOを一回シメてもいいと思う。

写真を撮るのが趣味で、気づいたらカメラを構えているためOは1日に30回くらいポーズを決めている。おかげさまでOはポーズを決めるのが少し上手になった。そしてOは調子に乗った。

Oが自暴自棄になっている時に一番近くで支え続け、2人が悩んでいる時にずっと一緒に試行錯誤して励まし続け、ここまで艇速を伸ばしてこれたのは彼のおかげ。

CS チャンカナ (4)

Oが人間として有能だと思ってる人ランキング第1位
けなそうと思ってもけなすところがない人ランキング第1位
Oの精神安定剤ランキング第1位

有能。この人を形容する時はこの言葉しか思いつかない。スタッフとしてとかいう次元じゃなく人間として有能。東大戦まで漕手としてバリバリ頑張り、スタッフ転向後は勉強に忙しい中ハードな仕事をこなし、降りかかってきた数多くの苦難を乗り越え、クルサポではビデオを見て秀逸なコメントを残し、プライベートではOから時たま送られてくる長いLINEを捌き切る。もはや女神。先日くれた応援メッセージには全人類が涙した。

彼女が近くにいる時はエルゴのスコアが上がるという伝説があり、その伝説を信じたOは2000エルゴに彼女を3回連続で呼びつけ3回連続でベストを更新した。たぶん今後Oがエルゴを引くタイミングがあれば、再び彼女は呼びつけられることでしょう。彼女の魂のコマンドは漕手を奮い立たせる。精神が未熟なOはエルゴ中に何回も心が折れそうだったが、その度に折れさせてくれなかった。意外とドS。

けなそうと思っても、「ちょくちょく呼び捨てにされるの寂しいなぁ」くらいしか出てこない。先日お遊びで艇に乗せたら、Oが狙っても狙ってもできていないことを平然とやってのけていてOは涙目だった。この人にできないことなくないか?

Oが鬱モードで延々と愚痴をつぶやいている時も、「うんうん」と何も言わずに話を聞いてくれた後に励ましの言葉をくれるため、この数か月間Oのメンタルは人生一安定していた。

Oが練習で上手くいかなくても、モチベが出なくても、エルゴで吐きそうになっても、鬱になることなく毎日楽しく過ごせたのは彼女のおかげ。

CS ヌン様 (4)

Oが話してて雰囲気で癒されてる人ランキング第1位
のくせしてこれまで話してこなかった人ランキング第1位
Oが実は怒ったらめっちゃ怖いと思ってる人ランキング第1位

部畜。ボート部のことを愛してやまず、いつもボート部のことを考え(させられ)ていると思っている。彼女とお話ししていると、その穏やかな雰囲気に和ませられ、心が平穏になる。Oはそんな彼女と仲良くお話しできるようになるのがとても遅かった(そもそも生粋のコミュ症)ため、クルサポでよくおしゃべりできてとても嬉しかったりする。ただごくまれにイライラしている時があり、「アハハ」と笑いながら全く笑えない愚痴をぶち込んできたりもする。Oはそんな時いつも愛想笑いをしているが、心の奥底では恐怖に震え、いつしか「この人は敵に回せない…」と感じるようになった。天使と悪魔が絶妙に見え隠れする彼女にOはいつしか躾けられていたのかもしれない…。

先日誕生日を迎えクルーや同期に盛大にお祝いしてもらった結果、人生最高に近い誕生日を過ごせたらしい。その時ボートに乗せてもらって漕いでいたが、上述のチャンカナ同様漕手顔負けの上手さを見せつけた。某HCからお褒めの言葉を頂いていて、Oは内心すごく羨ましがっていたりする。

カメラの気配を察知してポーズを決める天才であるため、某ワ〇バは「自然なぬんぬんが撮れないんだよ…」とぼやいていた。クルー写真のポーズも彼女が提案した。やはりシティガールだなぁと思う所ではあるが、彼女は関東に戻りたくないらしい。そんなあなたには岡山をどうぞ。

Oが練習で疲れた時にその疲れを癒し、しんどい練習でも「明日も頑張ろう」と思って毎日取り組み続けられたのは彼女のおかげ。

CS たさえ (2)

Oの人生初の増量に貢献した人ランキング第1位
Oの無茶ぶりに想像以上のハイクオリティで返してくれる人ランキング第1位
クルサポで入った時にOがずっとこき使うため、毎回くたくたになってる人ランキング第1位

栄養の神。この人との栄養相談のおかげで、3年間伸びなかったOの体重が一気に5kg増えた。始めた当初は「夜はケ〇タッキーでした。野菜はポテトでとりました。」とかほざきやがるOに愕然としていたようだが、熱心な教育の末1日3食4000kcalとるように育て上げた(今でもちょくちょくため息をついているらしい)。たまにドSが見え隠れするため、Oは後輩のご機嫌取り(ちゃんとした食事をとること)に必死だった。

栄養面では鞭をふるっている彼女も、クルサポの時はOにこき使われている。ある時は慣れてないにも関わらず無茶ぶりで漕ぎの感想を求められ、ある時は雨の中オールを運ばせられ、ある時はTTのタイム取り後に残業してチャリを漕がされた。2つ以上上の先輩ばかりでものすごくやりにくいだろうに、せっせとサポートしてくれる彼女にはタラシともども感謝しかない。本当にありがとう。

すごく真面目な性格のため、クルサポになって以降、それまで全然わからなかったボートのことを学習し、初心者に優しくない比奈のミーティングについていけるようになった(と信じている)。思ったことをズバッと言ってくれるため、栄養相談でもクルサポでも冷静で核心を突いた指摘をしてくれ、Oはいつも圧倒されている(恐れおののいている)。言ってること正しいし、僕たちが気づいていない大事な指摘ばかりだからもっと自信もって!

Oは感謝の気持ちや罪悪感を持った時に言葉遣いが敬語になる癖があるが、彼女に敬語で話しかけている回数は他の誰よりも多い。

Oの体重が増え、体格が変わり、エルゴが伸び、食事が楽しくなり、「インカレに向けてやれることはやった」と自分に自信を持てるようになったのは彼女のおかげ。

クルーの5人には感謝しかありません。いろんな面でかなりひどかった僕の態度を変えさせ、捻くれた根性を叩き直し、持っていた力を解放させ、もう手に入ることはないだろうと思っていたチャンスを与えてくれました。皆さんのおかげで、現役のボート部生活最後の大会を最高の状態で迎えられそうです。

心の底から君たちに恩返ししたいと思っています。

らしくないことを言いますが、全て出し切ってぶつかってきます!

最後に、ブログらしい事をば。

先日読んだ漫画の中にすごく印象に残ったフレーズがあったのでご紹介して終わります。

「(高校のクラスのお別れ会で泣いていた同級生に向かって)私も泣きたくなるような気持ちわかりますよ。忘れられないくらい素敵な毎日が戻れない昨日になってしまったような気がして…。でも今は寂しくてもこの思い出は来年もこの先も私を勇気づけてくれるとも思うんです。どんな困難にぶつかってもいつかまたこんな素敵な毎日が訪れるはずだって信じて頑張れる気がするんです。」

素敵な毎日だったかはわかりませんが、ここまでの大学生活を振り返って素敵な4年弱だったとは確信を持って言えます。これからの長くて大変な人生も、このようなマインドで過ごしていきたいと願うばかりです。

ありがとうございました。

最後にベストを尽くしてまいる。

インカレ一週間前にして緊張で心拍数が急上昇している太田でした。

この写真大好き。