初めまして一回生漕手の矢島隼人です。夏休みの間は中身のない140字以内の文章しか書かなかったので不安ではありますが、文学部の名に恥じないものにしたいです。
さて、ご存知の通り私は旅が好きなのですが、それは散歩であったり、サイクリングであったり、鉄道旅であったりします。(知らない場所に行くのは全て旅だと思っています) 実家のある東京から京都に来ようと思ったのも、それまでは行くハードルが高かった西日本へ行きやすくしたい、という部分が少なからずありました。特に瀬戸内海は四年かけて周りきりたいですね。
そんな私ですが、先日10月16日、「近江鉄道が一日中全線乗車無料」という攻めたイベントがあったため行ってまいりました。近江鉄道自体は4月あたりに全線踏破していたので2回目なのですが、その時のガラガラ具合と今回の激混み具合のギャップは面白そうなので参加してみました。その個人的な感想を紹介していきます。
12:40ごろに午前練を終え、自己最速タイの11分でエッセンを美味しく食べ終えた後、13:13石山発の新快速で近江鉄道の乗換駅である近江八幡へ向かいます。近江八幡は夏休みにびわしゅーの宿泊(ホテル滞在時間なんと6時間)をした思い出がありますね。
開けっ放しの改札を通り、近江鉄道のホームに向かうとやはりたくさんの人で賑わっていました。近江鉄道は2両編成なのでさすがに全員は乗れないだろうな、と思っていましたが、意外とこれが乗り切るんですね。自分が高校生の頃にも、朝の満員電車で同じようなことがよくあり、乗っている電車が既にぎゅうぎゅう状態でも、ホームにできた長い人の列を吸収していく様は本当に不思議でした。
その後は八日市駅で彦根行きに乗り継ぎ、終点彦根まで乗りました。近江鉄道は愛称が「ガチャコン」というのですが、その由来は走行音が「がちゃこん」としているからだそうで、やはりかなり上下左右に揺さぶられて楽しいです。(個人的に今までで一番揺れた路線は香川の高松琴平電気鉄道です。機会があれば是非) 景色も田んぼの中を突っ切るような道が多く、見てて飽きないです。
彦根駅を降りるとどデカイたぬきがいました。その写真を撮って満足したので折り返します。
、、のはずが、ちょうどイベントが終わったタイミングと被ってしまったようで改札まで長蛇の列ができていました。30分ほど待機することになります。列を眺めていると、多くの家族連れや学生らが多い気がします。近江鉄道は乗車賃が少しお高めの高級路線なのもあって、せっかくの機会に乗ってみようという人も多いのでしょう。同じサービスならコスパ良く、という精神ですね。ボートにおいても技術を磨いて、同じ運動量でより速く進めるようになりたいものです。
やっとのことで乗車し、再び揺られていると、乗り物弱い系乗り鉄としての才能が目覚め、一旦豊郷駅で降車しました。せっかくなので、駅から徒歩5分くらいの場所にある旧豊郷小学校という名所に向かいます。旧豊郷小学校はあのヴォーリズ建築の一つで、優雅な外観と情緒あふれる内装が楽しめます。また、この場所はアニメ「けいおん!」朝ドラ「カムカムエヴリバディ」映画「君の膵臓をたべたい」の聖地としても親しまれています。
そして再び近江鉄道に乗り、近江八幡駅から石山駅に戻ってきたのですが、疲れすぎて寝ていたのであまり覚えていません。乗り慣れていない路線でも、降りたい駅でぴったり起きられることに人体の神秘を感じたことは覚えています。
このように、近江鉄道のおかげで濃密な日曜日を終えることができました。これからも自分の好きなことをする時間を大切にしながら練習を頑張っていこうと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。