大学4年間で、何をするのか。
自分は才能といったものとは無縁なのでそこまで多くの選択肢は無かったけど
本気で京大来たいと思って京大に来た人ほど、
めっちゃ高得点で合格した人ほど、
勉強以外でも何か結果を残してきた人ほど、
悩むと思う。
なぜ悩むかって、大学は自由だから。
大学の自由は、人間関係のしがらみが、無い。
部活の顧問の先生的な人もいないし、ウマがあわないのに席がずっと近い、みたいな奴もいない。
そこへきて圧倒的に自分の時間が増えるから、本当に手本が無いままに絵を描け、といわれ題材を探すのがこの時期だと思う。
大学生活を充実させたい、失敗したくない、
この時期なら新入生の多くがそう思うが、(自分がそうだった)
でも、
1人で何か打ち込んで、やりたいことをやる、なんてのは超強力な意志でもないと続かない。
だから結局は
とりあえず単位とって、空いた時間にとりあえずバイトして、免許取って、、ってなる。
のんびりしてて全然ありだと思う。
そういう奴はよく高校時代が青春だったー、みたいな思い出話をよくする。
そういうのを含めていい感じに人生の夏休みを過ごしてていいと思う。
別に皮肉は言ってない。
周りにそんな感じの友達や同級生が増えてくる中で、
自分が漕ぎ続けているのは
一緒にやる「仲間」がいるから。
1人では絶対無理だけど、「仲間」がいるから続けられる。
主将も言ってたけど、
授業で会う時に軽く喋る、ご飯を食べに行く、これは友達。
「仲間」は1つの目標に向かって、同じ時間を共有し、文字通り同じ釜の飯を食い、ほとんど家族のようなものだと思う。
新歓ボートレースに来てもらい、ボート部に入ることを考えてくれる新入生は多い。
ちょっと本気そうだから惹かれる。でも
ちょっと本気そうだからためらう。
だから、考えすぎても仕方がない。
引っかかるものがあるなら、
いけると思って惹かれている方の自分を信じ、
是非入ってほしい。
入ってからの悩みは「仲間」みんな思っていることだから、そんなのもう悩みではない。
自分自身、自分の弱さに嫌になりそうになる時もあるけど、「仲間」いる限りあきらめきれない。
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3回生漕手/工学部地球工学科
田村隆大郎