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time to say goodbye

秋季でお世話になった先輩方との記念撮影。好きです。

このブログを読んでいただきありがとうございます。二回生スタッフの三木と申します。久しぶりのブログですので、緊張しております。

僕は、今年の4月にボート部にスタッフとして戻ってきました。秋季選手権までは漕手として先輩方のご指導を受けながら自分なりに頑張っておりました。体重を増やすための日々の食トレ、次の日に疲れを持ち越すことがないための睡眠をしっかりと自分の中で管理していました。僕が1回生のころの自分の軸はほぼボートにあったように思います。受験という大きな目標の次の新しい自分の目標が、すぐにボートという競技に定まったことは僕の1回生としての生活を豊かにしてくれていたのかもしれません。

 

ここから少し話しが重くなるので、ここはskipしていただいて構いません。

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秋季選手権の練習は本当にきつかったです。秋季平日練習は朝の4時頃に起きて、そこからボートを漕ぎ、大学で授業を受け、そのあと京都でエルゴを使ってトレーニング等をしていました。その頃はコロナの規制も厳しく各部屋に一人しか宿泊してはいけなかったので広い部屋で1人で寝るというのはとても寂しかったです、僕が乗っていた船は付きフォアで、早朝練のために一度に合宿する人数も少なく、人数の多いエイトのみんなの楽しそうな様子を思い浮かべては、ずっとうらやましいなと思っていました。練習がきつくなってくるにつれて、ちょくちょく眠れなくなることも多くなり、京都の下宿先で新聞配達のバイクの音を聞くと今日も眠れなかったかぁと憂鬱な気持ちになっていました。自分が眠れなかったことを理由に練習を休み、クルーに迷惑が掛かってしまうことが一番精神的にきつかったです。こうしてだんだんと精神的に大会前まで追い詰められていっていました。このころには今でも戻りたくないです。

 秋季選手権にも気分が乗らないまま参加しました。1本目のレースでは、これまで迷惑をかけてきた分、自分の持てる力すべてを出してクルーに貢献しようと思い臨みました。序盤で関西学院大学と1位を争いましたがスパートで離し、そのまま一着でゴールしました。このとき僕は、初めてボート競技の面白さを味わった気がしました。エルゴの2000はあんなにしんどいのにレースの2000はしんどさを感じながらも楽しさを味わうことができました。2本目のレースでも勝ち上がることができ、決勝で慈照と当たることになりました。格上の相手にはなりますが絶対に勝ちたいと思っていました。必ず勝ちたかったレースですが、結果からいうと慈照は優勝し、僕らはそのレースで最下位になりました。船台まで僕らはゆっくりと無言で船を漕ぎました。とっても悔しかったです。あんなに嫌いだったボートでこんな気持ちを味わうのは驚きでもありました。同期のみんなが表彰されているのを見てすごいなぁと思うとともにボートはもういいかなぁと思いました。

 

秋季選手権が終わってからすぐに長崎遠征がありました。秋季で優勝したエイトのクルーメンバーと一部の同期が長崎で東京大学と戦いました。秋季の気持ちを引きずったまま、長崎遠征に行けなかった僕は、暗い気持ちで自分の時間を過ごしていました。スマホを取ると遠征中の楽しそうな同期の様子が入ってきて、ますます同期と自分との距離を感じるようになりました。このころにはある程度心は決まっていました。このころに心配してくれてlineを送ってきてくれた同期に電車の中で泣きながら、らしくもない長文を送ったのは鮮明に覚えています。心配かけてごめんね。

 

それから月日は流れましたが、同期は連絡を取り続けてくれ、たまに一緒にご飯に行ってくれたりしました。ありがとう。退部した後もボート部の様子を知りたくてblogは欠かさず読んでいました。更新されていた日はちょっと気分が高揚し、みんなのことが知れるのがとてもうれしかったです。僕が再びボート部に入ったのは、このようにボート部が好きなんだからだと思います。

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 ここから普通になります。僕は今、スタッフ業務を頑張っています。実際に業務をすることで、漕手時代には揚艇後に当たり前のように用意されていたエッセン、ボート技術向上のためのmotion video等の一つ一つのありがたさを再確認できました。まだまだ、未熟者ではありますが、これからも精進してまいります。

秋季でお世話になった先輩方との記念撮影。好きです。

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