こんにちは、3回生漕手の計盛晴香です。
気づいたら、もう夏休み。早いです。気づいたら、もう後期。とか言ってそうで怖いです。
最近、4回生になった時の自分を思い浮かべることがよくあります。もう引退時期のことを考えてるなんて早いと思われるかもしれませんが、あと1年と1ヶ月。漕いできた時間より残された時間の方が短くなりました。
2000mレースで言ったら1400m地点くらいですかね。この例えは多分漕手にしか伝わらないと思うけど、1000~1500m地点はそこそこに体力も尽きてきて、でも意外と終わりが見えなくて、自分を強く持ってないと崩れていっちゃう区間です。ここが精神的に最も苦しいです。
自分が最後を思うようになったのは”部活”というレースのスパートに近づいてきたからだと思います。
自分がどんな姿で引退したいかを考えた時にやっぱり今のままでは終われないと思います。小艇基準も切れてないし、レースで結果を残したこともない、まだ自分は何も成し遂げてない、
そんな焦りに似た感情が生まれたのは、全日本のレースを見てからでした。M4+とM4-がA決勝に残り、エッセン部屋で見てた人たちは大盛り上がりでした。
嬉しかったし、素直にかっこいいと思いました。同時に自分がとても小さく思えました。自分はボート部に入って何をしてきたのだろう。
2回生の時、私は何をモチベーションにして頑張ればいいのかわからなくなりました。なんで私は漕いでいるんだろう、という自問自答は毎日繰り返し、ずっと解消されないままその思いは大きくなっていきました。
今年になって、全日本や関西選手権で勝ち上がる同期の強いクルーを見て、答えを見つけた気がします。自分もあんなふうに勝ちたい。勝って人を感動させるレースをしたい。
まおや紘子さんと種目決めに関しては決めていることがあります。対校クルーはエルゴ平均7‘50を切る。そうじゃないと勝ち上がっていけない。
今年は叶いませんでしたが、来年こそエルゴ平均7’50の大艇を出したいと思っています。そしてそれに乗っているのは絶対に自分がいいと思います。
だからそのために上手くなりたいし、エルゴも8分切りたい。そのために、今、残された時間を使いたい。
シングルでの練習は常に自分との戦いで辛い時もありますが、ちゃんと向き合えばどんな練習より上手くなれるんじゃないかと思います。自分はまだレースでいい漕ぎをできたことはなくて、朝日レも関選も予選・敗復どちらも負けてしまいました。結果が出ないと心が折れそうになりますが、応援してくれる人の言葉で何度も救われました。
これまでの2年間、嬉しかったことや楽しかったことより、辛かったこと、苦しかったこと、部活に来たくなかったこと、もう漕ぐのを諦めたくなったことの方が多かったです。
悩みやすい性格ゆえに自分はきっとこの先もそういう思いをたくさんするんだろうと思います。でもきっとまた頑張っていけます。これまでも挫けそうになった時、誰かが支えてくれて、今、前を向いているから。
そして1年1ヶ月後、最後の最後には笑って終わりたいです。