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中国語の奥深さ

こんにちは。2回生スタッフの石橋肇子です。

今日は大晦日ですが、皆さまどうお過ごしでしょうか。私は今から台湾出身の友人と、餃子を作ろうとしているところです。なんと皮から作る計画です。中国では新年に餃子を食べるのが伝統だそうです。うまくいくかは分かりませんが、楽しみです。

今回は、中国関連ということで、私が今年学んだ中国語の「成语」をいくつか紹介しようと思います。中国語学習者である私にとって、成语は中国語、中国文化の魅力の一つです。成语は、日本語でいう古事成語のことで、皆さんもご存知だと思います。私は時間がある時に、この成语をぼーっと調べるのが好きです。成語を調べていると、中国のことをより深く知れる気がします。言語と共にその国の文化や歴史を学べるのが、言語学習の醍醐味ですね。

では、1つ目。
「失之东隅 收之桑榆」
これは大学の先生に今年教えてもらった成語です。意味は、直訳だと、朝に失って夕方に取り戻す、つまり、失敗しても後で取り返すことです。意味も良いですね。

2つ目。「再接再厉」
意味は、努力を重ねる、ということです。中国語で日記を書こうと決心して、気付いたら書かなくなっていた時に、添削してくれている台湾の友人(今から餃子を一緒に作る友人と同一人物です)に言われた言葉です。三日坊主すぎました。継続は力なりですね。老子の言葉に、「贵在坚持,难在坚持,成在坚持」という成語もあります。価値あるものも困難なものも成功も、全て継続あるのみだよ、という意味だと解釈しています。ちなみに、現在日記は続いています。2024年も続けます!

3つ目は「泰山崩于前而色不变」
泰山前に崩るるも色変せず。困難に直面しても揺るがず強い意志を持つ様です。どこで知ったかは覚えていませんが、意味がかっこよくて印象に残っています。しんどい時にこそ人の知性は試されますよね。私もしんどい時こそ強い意志を持って前進する人間になりたいです。

最後の成語は「厚积薄发」
地道に努力して積み重ねたものを、少しずつ発揮することです。厚く積んで薄く発する、と表現するのは面白いですね。この成語は、Netflixで先週観ていた中国ドラマで見つけました。中国では成語が日本よりも身近な存在であるように感じます。端的に伝えられる、かつ、語感が良い、からか、スローガンとしてよく掲げられている気がします。たったの漢字4文字でメッセージや教訓を伝えられるのは面白いですよね。

いかがでしたか。今回は内容が限定的になりましたが、成語の内容は非常に幅広いので、興味がある方は他の成語もぜひ調べてみてください!

今年、香港で買った成語の本。老子の言葉が載ってます。
今年台湾に行った時の写真。九份は人でいっぱいで、まさに「人山人海」でした。

最後に、皆さま、今年も1年間ありがとうございました。良いお年をお迎えください!

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