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朝日レガッタを終えて

こんにちは。3回生漕手の二宮です。

5/3~5/6の4日間、琵琶湖漕艇場で行われる朝日レガッタに出漕しました(女子シングルスカル)。簡潔な報告と、コメントをさせてください。

 

<5/3予選>

ラフコンディションでのスタートの精度・ステアリング(艇の直進)ともに良かった。途中腹切りしたが、1年前のクォドを思い出して立て直し、2着ゴール。500mまでR大のO西さんと1艇身。危なげながら自信の付いたレース。

<5/5準決勝>

不得意な500mレースへの変更。体の調子は最高によかった。強風でスタート前に定めていた方向から大きくぶれたままスタート。腹切りもブイに衝突もしなかったが、前半200mが非常にもったいなかった。自分は水を掴んでいるのか、水を掴むって何なんだ、と考えさせられた。

 

「私シングル向いてへん。」

帰ってきてからの一言目だったと思う。朝日レに向けて、できる努力はしてきた。3/14の日本代表選考最終選考予選に出て、自分のレベルが全くかなっていないことを知った。あの日から、体調管理に気を使い、練習を積み重ねることを重視し、実際いろいろ変わった。まだ勝たせて貰えないんだな、と思った。

 

今日はコーチにお願いして、来週の火朝から漕ぎ始める分、1日休ませてもらった。最終選考予選で特に思ったのだが、ボートの試合を眺める機会は以外とない。1番感動したのは、中学生女子舵手付きクォドルプルだった。中学生の、粗削りながらもポイントを押さえた力強い漕ぎ。彼女たちが大学まで続けたらどうなるんだろう、と思う傍ら、漕歴3年目で勝つということがどれほどの決意と絶え間ない研鑽を要するのか知った。

 

不甲斐ない結果だったのは言うまでもないが、競技を続けていると嬉しいこともある。私のレースを見に来た、というOBOGさんの存在。某ブログで念願かなって有力選手に名を連ねて頂いたこと。ぷらぷら歩いていると知り合いが増えるし、今度並べる約束もできた。落ち込んでいる私の姿を見てミーティングを開いてくれた、コーチの香川さんとクルーサポートの小湊。この2人のキラキラした笑顔を見ると、こんなところで食い下がっていられないなと思う。

 

そういうわけで、完全に気持ちは軽量級のほうにシフトできた。2000mレースは楽しみだ。今回でまた強くなった私は、また新たな学びと新たな喜びとやりきれなさを持ち帰って、また強くなるのだろう。ボートを極めるのは10年、エリック・マレーが言ってたことだしそうなんだろう。それを急ピッチで進めている。いろいろあるけど、確実にボート選手になっている。これからもボートという競技に向き合って、アスリートとしても、ボート選手としても、人間としても向上していきたい。

 

京大ボート部3回生漕手

二宮由紀子

 

全く写真を撮っていなかったので、スタッフの方が撮って下さったレース写真を載せます。ありがとう。