お久しぶりです。新4回生漕手の計盛晴香です。
小学生の頃は毎週図書館に通ってるほど本好きでした。最近になってまた読書熱が再発し、暇なときはスマホで読書をしてることが多いです。
今回のブログは私が最近読んだ本のレビューを書こうと思います。
『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎
堺雅人主演で映画にもなってるので知ってる人もいるかもしれません。
ある日、首相のパレード中、首相の乗る車が爆破されます。宅配ドライバーの青柳雅春は突如警察に銃撃されます。青柳は何も知らぬまま暗殺犯に仕立て上げられたのでした。テレビやメディアはこぞって青柳を犯人だと断定し、日本中を熱狂の渦に巻き込みます。
青柳は昔の恋人や偶然であった殺人鬼を頼りながらひたすら逃げます。青柳の逃走劇はスリル満点の展開で、勢いで読んでしまいます。
『傲慢と善良』辻村深月
恋愛小説です。婚期を逃した主人公 架が婚活を始めます。何回かマッチングした後に、真実と付き合い始め、やがて結婚を決めます。結婚式を控える頃、真美が失踪します。
実は真実はストーカー被害にあっていたのでした。ストーカーに攫われたことを心配した架は真美の昔の知人をあたり、ストーカーの正体を暴こうとします。その過程で“善良な”彼女の“傲慢さ”が顕になっていきます。
辻村深月さんは『ツナグ』や『鏡の孤城』『盲目的な恋と友情』も面白いです。人間の内面心理をありありと描写する書き口は引き込まれて、どの本も一気に読んでしまいます。おすすめです!
『東大卒プロゲーマー』ときど
東大卒のプロゲーマーの自伝です。プロゲーマーという言葉がまず聞き馴染みがなく、どういう仕事なのか気になって読んでみました。
ときどさんの生き方で面白いな、と思ったのは迷いのなさです。ゲームが好きで、勉強もゲームがしたいからしていた。東大も、尊敬する父親の憧れだから入った。人生における選択で予防線を張ることなく生きるまっすぐさが垣間見えます。とはいえ、真っ直ぐな生き方をしてきたときどさんも挫折します。東大浪人、研究への道、ゲームで勝てなくなった時、それぞれに向き合い、どう変化していくのか。ゲームで勝てなくなった時、効率的ではない勝ち方も練習するようになったと語っています。それが今のときどさんの強さにつながっているそうです。
ときどさんのゲームの上達に対する何事にも当てはまる気がします。読みやすいし、Kindle Unlimitedで読めるので気になった方はぜひ。
『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家』
みなさん、りんごは好きですか?私は好きな食べ物のトップ5に入るほど好きです。りんごや他の果物は、殺虫剤や殺菌剤をたくさん撒かないと育てられない弱い植物です。品種改良して甘くなったりんごの普及には、農薬による病害虫からの保護が欠かせませんでした。木村秋則さんは機械いじりが好きなりんご農家。実家の農家を継いだ時は、普通に農薬を散布していたそうですが、妻の美千子さんは農薬に過敏な体質で、散布するたびに1週間寝込んでしまっていたそうです。そこで、木村さんは無農薬でりんごを育てることに挑戦します。そこから木村さんの苦しい7年が始まります。それほど無農薬のりんごは難しいのです。
7年間諦めなかった木村さんと、それを支えた家族には胸を打たれます。
『いつもの料理を感動レベルにおいしくしたのは、たった1つのコツでした。』クキパパ
読み物ではなく、レシピ本です。結構レシピ本が好きで、見るだけで満たされるんですが、私が一番好きなレシピ本です。クキパパさんはYouTubeでレシピを公開しているので、興味があったら検索してみてください!この本の通りに作ると、本当においしくできます。おすすめは無限ピーマン、ハンバーグ、メンチカツ、ロールキャベツです。
以上です!
どんなジャンルでも受け付けているので面白い本があったら教えてください!