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到達点

良い写真ですね。

お疲れ様です。4回生漕手の計盛晴香です。今年度は女子部主将をやっていました。
ついにラストブログみたいです。この4年を振り返って何を書こうかと考えていたのですが、自分の中でボート部での生活はまだ思い出ではなくて、まだ気持ちの整理できてないことがあり、一部を切り取って書くのは難しく、まとまりのない文章になってしまいましたが、ご容赦ください。

正直に言うと、4年あるボート部生活の中で、辞めたいと思ってた期間の方が長い気がします。

いつからかと言うと、2年の東大戦あたりです。

やめたかったと思ってた理由はざっくりいうと、頑張っても入部前に思い描いていたほど強くはなれなかったこと、きつい練習に諦めてしまう気持ちのある自分の弱さが嫌になったこと、練習がしんどかったこと、モチベがない中の練習は、自分の成長になっている気がしなかったこと。それがさらにモチベを落とし、悪循環になって、精神的にどん底になりました。

その頃には幹部だったので、責任感から辞められないでいました。

そんな私の転機は3年の5月に訪れました。

モチベがない、勝たなくてもいい、なんで漕ぐのかわからない、こんな自分にコーチついてもらうのは無駄だ、言葉はそのままではないけど、そういうニュアンスのネガティブな言葉をありったけ香川さんに言いました。

その時は関西選手権に向けてキックオフmtgをする予定で、香川さんにコーチを頼んでいたので、香川さんの思いを踏み躙るような本当に本当に失礼な態度だったと思います。もし香川さんがこのブログを読んでいらっしゃるなら、この場を借りて謝りたいです。

当たり前ですが、叱られました。色々言われたけど、特に印象に残ってる言葉は

「来年主将をやる人がそんなんでそうするんだ。来年の女子部は絶対うまくいかない」

その時の私は3回生のシーズンが終わったら、幹部をやめてボート部もやめようかなと思っていました。だから主将をやる気はなかったけど、なんだか自分を全否定されたような気がしてとても悔しくて、悲しかったです。

めちゃくちゃ悔しくてこのままボート部を辞めるのも悔しくて。このまま終わるとボート部が完全に悪い思い出になる、と思って最後の試合だけ、本気で頑張ってみようと思いました。乗る相手がいなくて、シングルしか乗れなかったから、必然的に苦手なシングルを頑張るしかなかったけど、最後にちゃんと向き合おうと思いました。

その悔しさがあったおかげで、自分は関西選手権まで気持ちを切り替えて頑張れたし、関西選手権では振るわなかったけど、それがまた悔しくて、インカレまで頑張ってみようと思えました。

インカレは結局4xで出ることになって、大艇が楽しくて、負けてしまったことは悔しくて、速い強い大艇に乗れたら楽しいだろうなと思いました。そう思ってしまったらもうラストシーズンやり切るしかなくなりました。

なんで主将をやろうと思ったのか、理由ははっきりとは覚えてないけど、同期が私とまおだけで、まおに主将をやってもらうとなると、強いまおが権力も持ってしまい、まおが強くなりすぎて自分の所在がなくなるなと思ったからだった気がします。

4回生になってからは研究と勉強で最大級に忙しくなって、部活にさけるキャパが本当にギリギリで、きついエルゴメニューも脳死で受け入れてやるようになりました。それが良かったのかわかりませんが、ようやくエルゴは伸び、2年ぶりにベストを更新できました。

そして、最後のインカレは私は4+で出場します。
本当は対校で出たくて、この一年は強い大艇を組んでそれに自分が乗ることを目標に頑張ってきましたが、インカレ選考では0.3秒足りず、乗り比べ権すら得られませんでした。悔しかったです。
けれど、本気で頑張ってみよう、と思った日から、一度も下を向かずに努力してきた自負はあったので、後悔はしなかったです。

なにより2年ぶりにベストを更新し、やっとやっと過去の自分を超えれたことが嬉しかったです。これまでは自分の努力を信用できなかったけど、4回生の最後に、やっと自分は頑張ったのだと認められました。

ボート部では思い通りに強くはなれなかったし、寧ろ自分の弱さを突きつけられる毎日だったけど、4年間を通して自分の弱さと上手く付き合っていく方法、自分なりの頑張り方を知りました。

さんざん辞めたいと思ってた分、4年間続けて良かったとかいう言葉はちょっと気がひけるし、実際4年間続けることが全てではないと思っています。だけど、4年間やり通したことで、得るものは大きかったと思います。

 

 

 

最後に。

この一年、主将としての自分の立ち振る舞いを振り返ると、軽く一日は落ち込めるほど、よくなかった点、至らなかった点が多いです。自分に全く余裕がない分、自分が思っているより幹部としても主将としても動けませんでした。けれど、女子部は強さを持った人たちばかりで、自分が引っ張っていく立場であったと思うけど、実際には強くて明るい女子部、コーチに何度も助けてもらいました。そのおかげで何とかこの一年やってこれました。

良い写真ですね

 

2回生

2回生にとっては冬季から上回生に混じって、初めてのことばかりで翻弄させてしまったかもしれない。けどいつも底なしの明るさで女子部の雰囲気を良くしてくれてありがとう。
1人1人しっかり自分の考えがある人たちなので、なにかあったら3回生とよく相談して、いい女子部を作ってね。

あかねは自分のペースで地道に努力し続ける強さがある。迷ってしまったら今までやり遂げてきたことを思い出して頑張って。

若菜は練習でもいつでも明るくて、クルーの雰囲気を良くしてくれた。これからも女子部のムードメーカーでいてね。

ゆきは。やるとなったら人の何倍もの熱量で物事に取り組める。頑張り続けられる人はいないから、どこかで息抜きしてね。

 

3回生

3回生はボートや部活との向き合い方を心得ていて、見ていて頼もしかった。これからは幹部で引っ張っていく番だけど、あまりプレッシャーを感じすぎず、自分たちが伸び伸びできる環境を作るのが一番だと思う。困った事があったらいつでも聞いてね。頼られたら全力で応えるつもりなので。

ちーはよく周りを見て色々なことを考えていると思う。いつもなぜか不安そうにしているけど、ちーの考えていることは的を得ていることが多いから自信を持ってね。

こはるは見かけの柔らかさと裏腹に、ちゃんと自分の芯があって、自分を律してコツコツ努力できる人だと思う。人と違うするどい視点を持ってるから、積極的に意見を言ってね。

にこには主将をやる上でほとんど心配してないです。故障で辛いこともたくさんあった思うけど、いつもポジティブに変換していてすごいと思った。そんな強さを後輩にいっぱい見せてね。

 

まお

まおと私は人間として対極にいるくらい性格が違いっていて、最初は仲良くなれない気がしたけど、まおがいたおかげで、私のボート部生活は楽しいものとなりました。ありがとう。まおがいなかったらきっと私は4年間続けられなかったと思う。
あんまり言わなかったけど、カッコいいまおは私が思うアスリートの姿そのもので、ずっとずっと憧れです。

 

コーチ

バランスが取れた連携で、女子部を支えてもらいました。自分がキャパオーバーした時から本当にいっぱい頼らせていただきました。コーチがいたおかげで全員が前を向いて頑張れた気がします。3人の女子部への愛と尽力で本当に支えられました。

良い写真ですねpart2

 

女子部主将をやっていく中で、いっぱいいっぱいになることもあったけど、楽しかったです。いい経験をさせてもらいました。やって良かったです。

京大ボート部に関わる全ての方々、応援ありがとうございました。これからも女子部はじめ、京大ボート部の応援よろしくお願いします。

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