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やっと!!

いつもお世話になっております、2回生の大隈裕太です。少し前のことですが、インカレにシングルで出漕しました。結果は準々決勝で敗退でした。もっとできたと思う反面、実力不足だったなと痛感する結果でした。コーチをしてくださった奥田さんには感謝しかないです。

さて、インカレには出ていた自分ですがそれまでの大会には一切出ていませんでした。何をしててんと思う方もいらっしゃると思います。そのことについて今回のブログではお話ししたいと思います。

遡ること昨年の9月、まだ新人期の話です。この時期は秋季の選考があり、自分は1stのエイトに乗ることになりました。そのことが決まったすぐあと、腰を痛めてしまいました。単なる腰痛ではなく、悪化するとヘルニアになるものでした。そんなひどい状態ではないと医者には言われたので、痛みが出ない程度に練習をして秋季はなんとか終えることができました。この時は冬にゆっくり治していけば、朝日レガッタには完全に復帰できるなと思っていました。

そこから怪我と向き合う時間が続きました。腰にかかる負担を減らせば、痛みはなくなっていくとのことでした。冬季に入り、しばらく大人しくしていた結果、年末にはエルゴができるようになり、年明けには乗艇も少しずつできるようになりました。

そんな中でまた怪我をしてしまいました。次は膝でした。1ヶ月ほど、気のせいかなという甘い考えで練習を続けていましたが、歩く時にも痛みが出るようになってしまいました。こんな状態では練習できないと思い、病院に行くと、手術をすれば今後再発することはないよと言われました。そのため、手術を受けることに決め、また練習を離脱しました。みんなが練習してる中自分だけが取り残されている感じがして、めちゃくちゃ辛かったです。膝は昔から急に痛くなることがあり、それも治るなら良いかなと思うようにしました。

3月上旬に手術を受け、4月に入る頃には十分に練習できるようになっていました。この頃は関西選手権にシングルで出漕しようと考えていました。そのため、シングルに乗りながら徐々に練習の強度を上げていました。このままいけば関西選手権も良い状態で臨めるなという希望が見えていました。

しかし、またしても怪我をしてしまったのです。6月上旬でした。技術練習をした後、ノーワークで川を下り始めた瞬間、左の脇の下あたりに痛みが走りました。何かがおかしいと思った私はすぐに引き返して揚艇しました。そこから痛みは引くことはあれど、違和感は消えることはありませんでした。肋骨が折れていました。せっかく復帰できると思った矢先にまた怪我をしてしまったのです。正直に言うとかなり絶望しました。「このまま関選で復帰して、インカレに出たい」というモチベーションで練習してきた私にとっては信じたくない現実でした。

そうして怪我の療養をするために関西選手権は出ないことに決めました。医者には安静にしていれば1ヶ月ほどで良くなるよと言われました。安静にしておくのが1番しんどかったです。療養している間、インカレになんとしてでも出たいという思いが強まる一方でした。

怪我の治りは少し早く、関西選手権が行われた7月の初めには違和感もほとんどなくなりました。そして、インカレ選考がやってきました。復帰したてで体力が落ちていることを考えるとインカレに出ることは厳しいと思っていました。しかし、怪我をする前にインカレの小艇基準は切れていたため、出ること自体はできるとのことでした。そしてシングルで出漕することとなりました。

結果としては、ほとんどおこぼれの様な形でインカレに出ることになってしまったため、非常に不安でした。正直、周りの人は自分が勝ち上がるとは思っていない、敗復で負けて終わるだろうと考えているのではないかと思うこともありました。そう思ってる人を結果で見返してやろうという気持ちで練習に取り組みました。

乗艇のメニューはほとんどこなしました。なんとしてでも決勝に残ってやる、奥田さんの記録を超えてやるという思いで必死に練習しました。毎回来てくださるコーチの奥田さんのおかげで、タイムも良くなって上手くなっているのが毎モーション実感できました。

そしてインカレを迎え、初めての戸田でのレース。シングルでのレースも初でした。結果は最初に述べた通り、準々決勝敗退でした。思い通りの結果にはなりませんでしたが、練習を積んだことで、ある程度戦えることがわかり、自分より速い人との差も感じることができました。インカレに出れて良かったと感じました。

その後、新人戦の選考がありました。1年ぶりに万全な状態で臨む2000mエルゴでした。そこで1年前の記録を超えて、ベストを出すことができました!本当にうれしかったです。今まで長い間怪我と付き合ってきて辛かった日々がようやく報われた気がしました。インカレ期間頑張って良かった、しんどくても折れずに練習してきて良かったと思いました。

このようなことがあって今、新人戦が直前に迫ってきています。うちのクルーはかなり完成度が上がってきています。個人的にはメダルを狙えるクルーだと思っています。このまま仕上げていき、新人戦でいい結果を残したいと思います。

拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。これから新人戦、東大戦に向けて精進して参りますので応援よろしくお願いします。

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