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愛情大伝え回

同期の天日干しです

 

こんにちは。一回生漕手の阪上由夏です。さかうえゆかと読みます。よろしくお願いします。

 

やっぱ文章とお酒は一気に限りますよね(←未成年で飲めないから言えるやつ)。さっき一万字書いた原稿全部没案にしました。理由は一週間かけて書いたせいで意味不明だからです。最初がブログ書ける感動で手が震えることから始まってるんですけど、そんな文章一週間も書いてたら見るたびに胸焼けして、嫌になってやめました。無理。

 

そんな中時刻は15:17、日付は締め切り当日です。生きるの下手すぎないか?それを幸運で補ってる人生なんですけど(支えてくださる周囲の方含む恵まれた環境という意味で私の環境運は特に最強です、そうボート部に入ってるとことかね)、ここまでくるとうるさいですね。ほんとうだからだー

 

一万字も没にして何を書くんかといえば、クルー紹介?をしたいと思います。別に何のクルーでもなくて、お世話になった方のこと書こうと思ったんです。紹介させてもらって、好きなところいっぱい書けたら嬉しいなと思って。

 

そもそも私がブログのこと好きなのは、自分が週番日誌とか日直とかが好きだったのの延長っぽいところがあります。中高とディベートをやっていたり、高校では図書委員として機関誌に寄稿してたり、あと一応文芸部だったり(一回しか寄稿できませんでしたが…)、あの手の日誌が好きだったのは文章を書くこと自体にも熱量があってのことだとは思うんですが、一番はやっぱりみんなに自分の文章を読んでもらえるっていうのが大きいのかなって思ってます。試合でも機関誌でもそうですが、流動的な読者層こそ大きいものの、感覚的に確実な読者の確保っていうのはなかなか難しいもので、たとえばどれだけ仲良くても友達の予定が詰まってたら読めなかったとかいけなかったとかは当たり前に起こってくるじゃないですか。その点週番は担任の先生だけは絶対に読んでくれるから、読み手を想像して書くっていうのがやりやすかったのが大きいですね。

 

当時の週番日誌です

当時は先生方には本当によくしていただいて、もちろん同級生との思い出もたくさんありますが、それらは一緒に楽しめるものなのに対して、先生方との思い出はあくまで先生方による私の保護があって初めて成立しているものであること、また立場の違いから簡単に感謝とか好意を表現することが難しかったことから、よく日誌に好きな先生のことを書いて伝わればいいなーってやっていました。どの先生も大好きなので、一週間にまとめるのは結構難しくて、つめつめで一生懸命書いてた気がします。楽しかったなー。

 

私はあんまり自分の気持ちを素直に伝えるっていうことが得意じゃないので、伝えすぎちゃったり、逆に伝えなさすぎちゃったりで人のことを傷つけちゃうことが多いなって思います。傷つけちゃうっていうか、悪いことしちゃうっていうか。私が悪い分にはいいんですけど、よくはないんですけど、それ以上に気になっちゃうのが幸福量の部分で、私は倫理とか公民で出てくるベンサムっぽい考え方で、社会の幸福量が大きい方がいいよねっていうのをベースに動いてるところがちょっとだけあるので、なんか私の能力の低さで社会の幸福を棄損してるのよくないなー、もったいないなーって思うんですよね。正当な幸せはきちんと受け取っとくべき、みたいな。だって正当な不幸はやってくるじゃないですか絶対。だったら正当な幸せは受け取っとかないとまずいと思うんですよね。今これめっちゃロジック甘いと思うんですけど、詳しく書くと没ネタと内容が全く同じになっちゃうのでまた今度にさせてください。

 

それで、だから自分の好き!とかありがとう!って気持ちは、直接じゃなくていいからこういうところに書いといて、あとで見てもらうとか、人づてに伝わって見てくれはるとか、書いた後から書きましたよ!って言うとか、まあこれができるなら言ったら?ってところはありますけども、いいじゃないですか、そういう感じで伝えちゃうところが大きいので、今回のブログでもみなさんへの感謝を伝えていくよーって感じです。

ちなみに、主に同期のみんなによく言う「すごーい!」とか「えらーい!」とかも、本気で死ぬほどえらいって思ってるときの人間の語彙力を傾向として信用できないと考えているので、そして特に私はそう、というか語彙力のある時とない時の差がほんまに激しいセルフ551なので、些細なことでもすごいとかえらいって言っとくことで帳尻を合わせに行くみたいな気持ちがあります。あともちろん自分の性格を考慮して言えるときに言っとこうみたいな気持ちですね。遺言遺しとくかーみたいな。みんな本当すごいですからね、常にいつ言ったって間違いじゃないんですよ。でもこう言うと、いつも言ってるとき「些細なこと笑」って思ってるってことになっちゃうよね。思ってません。信じる心💪

 

じゃあいきます!あむろみたい、雑あむろですね。
※注 以下「脳筋」という表現が頻繁に登場しますが、これは一般的に用いられる場合のような否定的なニュアンスではなく、あくまで気力と根性の強さによって自分の身体をより限界に近いところまで鍛え上げる力があることを、畏敬の念を込めて表現しているものです。

 

<秋季編>

計盛さん

今一番お世話になっている方です。本当に優しいです。私はボート部に入って、こんなに優しくて脳筋な方が実在するなんてすごい部活だと思いました。しかも複数いるからびっくりです。すごくすごいです。

具体的にどういうところがすごいかというと、まずとても上手です。当たり前ですね。私に言われたって何にもならない。でもほんとにすごいんですよ。私はいつも計盛さんと漕ぐとき、前のばし後ろのばしっていう、漕ぐときの最初と最後の動きを重視して再現するぜーみたいなメニューから入ってもらうんですけど、私→計盛さんの順でそれぞれのメニューをこなすと、整調っていう一番前の席で漕いでる私には船の速さが見えるんですが、これがものすごく速い!!!びっくりします。毎回、これフルレンジじゃないか!?…フルレンジじゃない!!!って思ってます。いつもすごいので、いつもメニューやるときに目標になります。届かなくてすごい。すごい人に教えてもらうって贅沢なことなので、贅沢タイムなんだなーっていうのを練習の最初に実感させてもらえるのがありがたいです。

あと、ドリル(技術練習のこと)をめっちゃご存じです!私が何かに困ってたらすぐそれに合わせたメニューを教えてくださってとても助かります。ドリルってほんとにすごいんですよ。これか!!ってことをすごく教えてくれます。さすが生まれてから時代に揉まれてなお現代まで生き残っただけありますよね。でもそのドリルを教えてくれたのは計盛さんなので全部計盛さんがすごいです。

さらに、ここまででお分かりいただけるかと思いますが、私はすごく感覚派です。漕ぎに関しては特にふわふわした話し方しかできません。難しいもん。コーチじゃないから書けないのでここで書きますが、久保ちゃんとかこうじろうとかいっつもすごいカタカナ使って難しいこと言ってますよね?まったくわからない、こわいよ。でも短期的には仕方ないのでどうしようもありません。そんな私の激雑感想コメント(しかも長い、スピードもすごい)を、的確にまとめて書記してくださいます。先輩に書記させてるの本当に申し訳なかったんですけど能力的に不可能すぎて礼節の問題じゃないのかもしれないです。一回やってみて私が黙りすぎてミーティングにならないので諦めました。自分でまとめるよりわかりやすいので(これ人に使ったのも初めてです、すごくすごい)(私がすごくないだけかも、泣いちゃう)自分のモーション日誌というか、メモとかメニューの感想とかではマイ計盛さんに話してもらってます。ちびミーティングです。すごいです。

 

・平田さん

すごいです。気づかなかった―!!ってことを全部教えてくださいます。普通人からアドバイスを受けるときってわかってることとかあまり的確でないこと言われたらまだちょっとましなんだけど的確過ぎたら刺さって抜けない😢みたいな傾向がありますよね。でも、平田さんの場合は知らないところからすごくわかりやすくて的確なご助言をいただけるので痛くない上に漕ぎやすくなってハッピーでしかないです。なんで?新人期だからかな。私の予想では話し方とかオーラの部分も大きいなと思っています。声もすごく通られますよね。いつかあんな声を出せるようになりたい人ランキング一位です。同率一位、といっても別の向きのベクトルだから比較できないけどどっちもすごいっていう意味なんですが、しばひこさんもあこがれています。声大きくなりたい。

 

ちーさん

ちーさん😊名前がかわいいです。そしてすごい。何がすごいって、メニューへの真剣さがすごいです。当たり前すぎる。ほんまにごめんなさい。でも本当にすごいんです。

漕手の先輩方全員に言えることかもしれませんが、みなさんこのメニューをやる!って決めたときの動かなさというか、達成力がすごいなと思います。特にそう感じたのが大雨の日のエルゴです。あの日は私が井出さんとダブルで出て、ちーさんと久保ちゃんがダブルで出た日でした。大雨すぎて白波も立って、これは揚艇だー!ってなって、帰ってきて引いた時のエルゴで、絶対きついやろってメニューを当たり前のことのようにこなされたんです。しかもアップなのに。その頃はまだ私も久保ちゃんもほとんどちーさんと乗ったことがなかったので、普段のエルゴアップの内容もご存じなくて、どういうのをしているのかって聞かれたときに、私が間違えて2000のアップをお伝えしてしまったんです。間違えてというか、おそらく私の代はこれ以外にエルゴアップとして全体で教えられたものはなかったはずなので間違えてはいないと思うんですが、内容的に0からアップをするときのメニューだったと思うし、そのあと2000を漕ぐわけでもないし、多分ちーさんから見てもずぶぬれで乗艇後にすぐやる感じの内容じゃなかったんじゃないかなって思うんですけど、何ら顔色を変えずに淡々とこなされていて、そのあとのメニューもするっとやっちゃうし、でも全然余裕を残しているとかじゃなくてちゃんと全力でなさってて、やば!!っていう気持ちとともに、その横でやるとなぜか自分も頑張れちゃって、すご!!と思って。あとアップが早いのもすごいですね、私も頑張ろうって思います。

 

<新人期>

・田原さん

一番最初にお会いした新人コーチです。当時の私は方向音痴真っ盛りで大学の中で迷子になっていて、授業がちょっと延びたのもあるんですけど圧倒的にそっちのせいで初回から遅刻してしまいました。ほんまに最低すぎるし雨の中待たされて最悪やったと思う(本当にすみません)のに、授業はどうかとか入部してどうかとか、最初の頃は私しか女子漕手がいなかった関係もあってずっとメニューの相手をしてくださったりもして、ほんとに優しくしてくださってありがたかったです。最初の頃に言われた「泣きたかったらいつでも私にLINEしてくれたら飛んでいくからね」って言葉に支えられて秋季前までを駆け抜けました。そこからは各クルーで動き始めた関係もありお会いすることが少なくなってしまいましたが、また秋季かどこかで一回でもいいから会えたらうれしいなって思います。

 

次本さん

入部前というか、石山入寮前?に一番お世話になった新人コーチです。そのときの私はとにかく最悪でとにかく最低で、お布団も言われてから買うまで遅すぎるし石山に着く時間もさっと言えないし、その時期に留まらずこれまで全体でも一番ご迷惑をおかけしたコーチだと思います。それなのに次本さんはいつでもかっこよくて優しいお姉さんで、私が思う次本さんの一番すごいところはここです。黙れ過ぎるどうしよう、書き方最悪。何が言いたいかって言うと次本さんはどんなに大変でしんどい時でも迷惑かけられてやだ!!ってときでも(次本さんはやだなんかおっしゃらないかもしれないです、すみません)それでめちゃくちゃ嫌な顔をしはらへんくて、でもちゃんと困るよってことは困るよって伝えてくれはって、しかもしごでき度合が変わらずすごくて、あと周りの人の気持ちを読み取るのがすごく上手なんです。

一番感動したのが琵琶周のときで、私は新人側で甘いところだけ味わわせてもらったからわからないんですけど、多分女子二人で新人女子7人の面倒を見るってとても大変なことだったんじゃないかなと思うんです(その節はたなちーさんにもお世話になりました、ありがとうございました🙇‍♀️)。男子も男子で大変やし、そもそもあんな規模の合宿を大学生だけでやれるなんて大天才過ぎて本当に賞状、ほんとにいつでも受賞なんですけど、ボート部って男女比が結構偏ってるじゃないですか。そんな中で女子の面倒を見るとかをやりつつ通常の業務もやるっていうのが女子だからか私にはすごく大変に思えて、実際部屋割りとかでも何度か難しい場面があったと思うんですけど、そんな中で私が知る限り最大限笑顔でいてくれて、いろんなところで支えてくれて、一緒に車に乗ってても私うるさいから多分黙れって思う方の方が多いんじゃないかと思うんですけどすごく話してくださって。つまり、何しても最適解みたいにしてくれちゃうんですよね、それがすごいです。

自分なら体調がそのまま気分に直結してしまうと思うし、その注意散漫さが仕事の出来にも表れてしまうと思うし、後輩の前だからってあんなに余裕は出せないと思うし、あんな男子でも女子でも大変なスケジュールの中でシャンプーにもクレンジングにも時間はかかるのに眠たいしってほんとに大変だと思うし、なんていうかほんとに成立させられる根拠がどこにもないです。なのに成立させたところがほんとにすごくて、今の自分じゃ全く真似できないなと思います。

合宿が終わった後もお伝えさせていただいたんですが、こんな先輩になりたいなって思う方の一人です。尊敬しています。

 

立野さん

新人チーフコーチの一人です。いろんなことでいじられてはります。立野さんのすごいところは、場の空気をいい意味で和ませてくれるところです。ボート部ってキツいイメージがあるし、実際サジェストにもキツいって出てくるし、あれなんなんでしょうね、やめてほしいんですけど、入部してきついなーしんどいなーって思ったタイミングは人それぞれたくさんあると思います。特に入部したての頃は、私はこれまで運動経験が一つもなかったし、体力測定でも堂々最下位チーム代表だったので本当にしんどくて、多分同期たちも受験明けな分、大なり小なり同様の思いは感じてたんじゃないかと思うんですね。今も今でしんどいと思うけど、あそこもある種エルゴのラストみたいな感じで、1日1日ごまかしながら生きてるみたいな感じだったと思う。そんな中で部活を頑張れた一つの要因に、コーチと新人の仲の良さっていうのがあったと思っていて、もちろんこれは諸刃の剣な部分もあるとは思うんですが、そのおかげで頑張れた人も数多くいるんじゃないかなって気持ちと、実際にほとんどの部員が今も元気に頑張ってくれていることへのうれしさで尊敬しています。特に高校以前の私にはなかなか場を和ませるみたいなことができなかった分、勉強になりますね。

 

森下さん

森下さんはいろんなところがすごいです。説明しきれないです。

まずカタンがすごい。ボードゲーム全般がうますぎるし考えすぎてえらすぎるなって思います。これは私側の問題な部分もあるんですが、私は考えてボードゲームをしたことがないので(なぜなら考えることが多すぎてパンクするから)、ここまで理論とか考えているのほんとに賢くて頭いいんやなーと思いますね。頭の容量がすごいです。同じこと立野さんにも思ってたのに書くの忘れてたからここに書いときます。

次に考えてることがすごいです。考えてることの深さとそれを感じさせない軽さがすごい。私は深いことを考えてるときはどよーんって空気を出しちゃいがちで、顔もずーんみたいな、話させてもぼわーんみたいな、泥みたいな音しか出せないんですけど、森下さんはすんって感じで、常にいつも通りの硬さと軽さの音を返してくれる感じがします。それがすごいです。特にあこがれてるのがスラックで、森下さんってほんとに礼節を保ったまま必要十分な情報を短く伝えるのが上手で、すごく勉強になるんですよね。いつかああいう文章を書けるようになりたいし、今もたまに森下さんの真似して文章書いてみたりしています。

ほかにこのすごさを感じたのは、乗艇やエルゴをしているときと、人生っぽい話をしているときです。一瞬森下さんのシングル監視の下シングルに乗ったことがあるんですけど、そのときのわかりやすさが尋常じゃなくて、でも言葉を尽くして説明されたっていうよりはいつも教わっていることを違う方向から森下さんらしいシンプルな言葉で伝えてもらった感じに近かったんです。なんか、コンって視界を割ってもらったような気がしました。あと、人生っぽい話については一回博士進学について一瞬だけお話したことがあって、そのときにカタンについて話してるのと同じくらいの速さで自分の悩みにぐっとくる言葉がぽんぽん返ってきたので、すごく感動しましたね。

勝手に、あまり人生の見方みたいなのは自分と重ならない方なのかななんて思っていて、その分ちょっと寂しいタイプの尊敬というか、あくまで自分にはああはなれないってことをずっと確認しながら見上げている感じだったから、ちょっと嬉しかったです。

今も「終わりだよ~」とか言いながら卒論にコックスにといろんな活動に精を出されていますし、とにかく簡単そうな感じでいろんなことをすごく頑張ってはるところがすごいと思います。

琵琶周のあとで、森下さんと立野さんが二人、船台に向いたまま合宿所前の傾斜でたそがれていらっしゃるところは本当に感動的でした。多分みんなはそのころ艇を片付けてくれていて、私は怪我のために歩けなくて近くにいたんですけど、そういうわけで私しかいなかったりスマホが手元になかったりで写真は撮れなかったのがすごくもったいなくて、でも逆に撮らなくてよかったなと思う自分もいます。あの景色は一生忘れたくないです。ほんとに楽しい合宿でした。

 

東村さん

東村さんはオーラがすごいです。声なのか体格なのか純粋な強さなのか、とにかくいてくださるだけですごく安心感があります。エルゴとかで隣にいらっしゃったらそれだけでタイム上がりそうな気がする。最近は見かけると嬉しくてつい嬉しい!って言っちゃうしはしゃいじゃいますね。元気が出ます。

でもこれだけ安心感があるのは信頼してるからで、その信頼って当然一朝一夕に生み出されたものじゃないと思うんですよ。そう思ったときに何が根拠になってるんだろうって思うと、東村さんのすごさは静かさにあるのかもしれないです。静かな分言葉に重みが出て聞きたくなるというか、見ていたくなるというか。私は口数が多いので、ほんとに真似できないしほんとに一回なってみたいなって思います。でも自分にないせいなのか、なんかうまく言葉にできませんでした…とにかく、すごいです。そんなすごい東村さんが後に紹介する田熊さんと漕がれる鞍馬は本当にすごいですね。あんまよくないかなと思って頻繁にはしてないんですけど、一度鞍馬のチャンネルを一瞬のぞかせていただいたことがあって、そのときのお二人の会話がまさに勝手知ったる様子で、こんなパートナーがいたら楽しいだろうなと思いました。なんだか、重ねるのも恐縮ですが、高校時代に5年の付き合いで二人で全国大会に出た先輩との試合を思い出したり、先日東京まで一緒に来てくれた高校からの同期との試合を思い出したりして、これのもっと関係が深くてお互いに強い熱量を共有できていて、信頼があるパートナーがこれなんだなって思うと、すごくきれいでした。あと、次に書く三保さんにも共通していることなんですけど、とにかく自分たちのことを見てくれている安心感がありますね。この人がいたら私は大丈夫って思えます。

 

三保さん

三保さん!三保さんは私の中でちょっと平田さんに近いところがあります。漕ぎを見ていてのFBがやっぱり漕いでる自分たちとは違うところを見てくださってたりして、すごく勉強になると同時に、他の人が見るとここが気になるところなんだなっていうのが分かって、新しい視野を得た感じで楽しいです。特にありがたいなと思うのがエルゴでの私をよく把握してくださっているところで、乗艇についてもそうなんですが、エルゴでよくフィードバックをいただく分自分のことを理解されている感覚を毎回味わえるのがすごく面白くて勉強になります。同じ感覚や状態(たとえば中盤でしんどそうにしているとか落ちるとか)について注目していても、自分ではぼんやりとしかつかめていなかった感覚を言語化してくださったり、その背景にある心理状態ないし身体状態を指摘くださることで、自分のなかで単なる根性不足で結論づいてしまっていたものがそうでなくなることで、取り組める課題が生まれてうれしくなります。ほかの人についてもやっぱり解像度が高いというか、細かな部分まで人のことを把握されるのが本当に上手で、私はいわゆる社会学的関心が結構強くて、人の心の構造とか、なぜ当該の言動ないし思想に至ったのかをすごく知りたがる傾向にあるので、いつかそういう細かい目を持って人のことを見つめられるような人間になりたいと思いますね。できれば私の周りの方はなぜ自分がそのように思ったかを詳細に教えていただけるととてもうれしいです。冗談です。気が向いたらしてください。

あと言葉選びが丁寧なところもすごいです。私はどちらかというと正確に伝える=多様な言い換えで同一事象を複数の面から描写する、というように考えがちなので、おのずと口数も多くなるしその分話が長くなるし、正確性のために難解にしてしまうし、焦って早口にしちゃったりして、とにかく堅い雰囲気にしてしまいがちなので、丁寧な言葉選びとか正確性と柔らかい雰囲気の両立ができるところがすごいしうらやましいです。正確に伝えようとする熱意と優しさが伝わってきて嬉しくなりますね。「なんだろうな~」、いいと思います。

 

冨澤さん

富澤さん!!今日お会いできてうれしかったです。富澤さんはいろんなすごいところがあって、いろんな人のすごいところを混ぜた感じというか、脳筋さと観察眼の2本立てというか、とにかくすごいです。

書きたいエピソードが2つあって、1個は普通のコアトレを見てもらったときにとてもテンポよくこなしてくださったあまりちょっとしたサーキットみたいになって面白かったことで、2個目は一緒にダブルに乗っていただいたときにすごく丁寧にアドバイスをいただいたのと、最後に揚艇が結構ぎりぎりになってめっちゃパドルで漕いでたらパドルいこうって言われてびっくりした話なんですけど、1個目では富澤さんのちょっと天然っぽいところというか、親しみポイントを見られたのがうれしくて、あとこのペースに違和感を覚えないところに迫力を感じて尊敬しました。2個目が自分にとってはやっぱり一番印象的で、前に森下さんのところで書いたシングル乗艇の次がこの乗艇だったんですが、このあたりから初めて何かを意識しながら漕ぐってことをしたような気がします。

ここで教えてもらったのは上体のキープだったんですが、意識して漕ぐとたしかにレンジが長くなったような気がして、後ろから乗艇中ずっと監視してもらえるありがたさと、教えていただけるありがたさとが身に染みてすごく勉強になりました。今でもいろんな課題は当然抱えてしまっていて、秋季までもそれ以降もそれを直すために精一杯頑張っていくことになると思うんですけど、同じ船の上でずっと誰かに教わりながら漕ぐっていうのを自分一人のためだけの時間としてはなかなかしたことがなかったのもあって、自分の漕ぎをよく見てくださっていることがうれしかったですね。あの落ち着いた話し方もいつかできるようになりたいなって思ってます。

 

・田熊さん

田熊さんは、とにかく明るくて元気ですごいです。オーラというか、熱がありますよね。いつも声が大きくてかっこいいなと思います。メンヘラいじりをしてくださるのも面白くて楽しかったです。

田熊さんのすごいところは乗艇への熱量とそれ含め自分のやりたいことを真っすぐ出すところ、それから熱い後輩愛だと思います。

私は、多分こういうこと書くとしょうもなって言われてすごく田熊さんに怒られるというか、失笑というか、笑う価値もないんですけど、自分のやりたいこととか達成したいことを真っすぐ表現するのが怖くて、なんだかんだ曲げてから伝えるというか、目標が達成されなくても自分が傷つかないような道を選びがちです。それは単純に目標設定なり宣言なりの段階でもそうなんですが、実際に取り組む段階でも、たとえばエルゴでちょっとしんどくなってきたときに「今日はもういいんじゃない」「今日頑張るって誰かに言ったわけじゃないやん」って甘やかそうとしちゃうような感じで、毎日毎秒ずっとフルで頑張るってことができないほうだなって思ってました。実際、だからエルゴでも突っ込むのが怖くて水中出せないとかいろんな問題があったと思うんですが、私が見ていて田熊さんはそういう問題の対極にあるというか、常に全力を出さない時間に意味はないってことを強く体現してくれているような気がします。自分が一生懸命になっているものって、ある意味で自分の弱点でもあるから、人に不用意に触られないように、一生懸命になっていること自体をぼかして表現する人は多いと思うんですが、田熊さんは自分についても他人についても決してそうではなくて、特に今回の全日新での意気込みのところで声を詰まらせていらっしゃったところは、本当に熱意を真っすぐに向けていらっしゃるのがまぶしくて、改めて尊敬しました。

サボる側が言うべき台詞じゃないけど、人間って誰しも多少は自分に弱い性質を持っているものだと思っていて、実際に大なり小なりその性質が現れる瞬間があるからこそサボりは常に存在するし私たちはサボりから逃れられないんだと思うんですけど、田熊さんのように自分の全力にひたすら向き合ってそれを真っすぐ受け止める力をずっと見せてくれるような人がいたら、自分にもそうできるのかもしれないと思って頑張れる人や頑張れる時間が増える気がします。実際、私も田熊さんになることは絶対にできないけど、田熊さんのおかげで少しはましな自分になった気がしました。

あんま長いこと書くとまたメンヘラって言われてしまいますが、この力って本当にボートでも全てのものでも必要な力だと思っていて、だから私は人生のどの瞬間でも田熊さんのこの姿勢を忘れないで生きていきたいです。

 

丹下さん

丹下さんのすごいところはなんでもできるところととにかく優しいところです。まず運転技術がすごい。これ森下さんと次本さんのところで書くの忘れたんですけどこの3人は本当に運転技術がすごいです。立野さんもすごいんやった、もうみんなすごいです。本当にすごい。なかでも丹下さんはすごくて、運転できない道がないんじゃないか(実際ないんでしょうが)っていうくらいどこでも運転できるしどこでも駐車できます。先日無事卒検を通過しまして、私も学科さえ通ればいよいよ本免許の身になったのですが、といってもまだ仮免なので結局教習生と一緒なんですが、ペーパーテストさえ通ったら法律上は同じ立場なのがとても信じられません。特に琵琶周の下見でご馳走になった中華料理屋さんの駐車場から出るところは圧巻でした。今でもなぜあそこから車が出られたのか私にはわからないです。

丹下さんと一番長い時間ご一緒したのはこの琵琶周の下見だと思うんですが、ここで私は運転席と助手席の間の私専用くらいのサイズ感の席に座らせていただいていて、後半は次本さんがずっと運転してくださったのでお隣に丹下さんがいらっしゃるっていう状況だったんですね。後半となるとみんな疲れてきて、全体的に車も静かになり、私も助手席の義務かつ普通に下見として起きなくちゃっていう思いから全力で起床させていただいていたんですが、何回か寄りかかってしまって(本当に犯罪)、本当に土下座してもしきれないくらい良くないと思うしもちろんお詫びしたんですが、ご自分も疲れてらっしゃるのに全く嫌な顔をされないで、道案内もするしなんだったらいつでも代われるよくらいの雰囲気でいらして、本当に信じられなかったです。優しさとそれを裏付ける体力を感じました。しかもコックス、漕手、運転手全部できるんだそうです。すごいです。

 

酒井さん

酒井さんのすごいところは優しくてお話がとにかくわかりやすいところです。私たちの代は何度か酒井さんにエルゴを見ていただいていて、また秋季の芝蘭は酒井さんにコックスをしていただくんですが、最初全然知らなかったはずの1回生のためにここまでしてくださる優しさとボートへの熱さがとにかくすごいと思います。特にすごいのがエルゴのときの説明で、身になりすぎて何を教えていただいたのか今ぱっと出てこないのが本当に申し訳ないんですが、ある時期から綺麗に漕げてるよっていうのをすごく言っていただけるようになって、それがすごくうれしかったのを覚えています。柳川だったか誰かと一緒にエルゴを引いていた時に、柳川にエルゴを教えるためにビデオを調べて私にも見せてくださったりして、実際そのビデオの漕ぎはすごく特徴がとらえやすくて、こういうビデオのストックがあるのもすごいなって思いました。たしか最後の方にずっとかけてもらっていた声が「最後まで落とさない!」「自分で勝手に終わらない!」だったと思うんですけど、この自分で勝手に終わらないっていうのがすごく自分の中で響いてて、そこからラストよりあげられるようになった気がしますね。すごいです。

 

井上さん

井上さんのすごいところは優しくてしごできなところです。本当は絶対にコックスのすごさを語るべきだと思うんですけど、私多分井上さんの船に乗ったことがないんですよね。これで乗ってたらどうしよう、でもほんとに一回もない気がします。乗ってたら本当にごめんなさい。でも私より勢多のクルーの方が絶対に鬼ほどいいこと書けると思うからおこがましいので避けます。

私が一番ご一緒したのは琵琶周関連での準備と当日だと思うんですが、まず琵琶周Tの準備ですごくお世話になりました。私の一存で何度も画像を差し替えてしまったり、フォントを決めるのに時間がかかってしまったりとご迷惑をおかけすることが多かったにもかかわらず一度もそれについて嫌な顔をなさることがなくて本当に感謝しかありませんでしたし、琵琶周当日に関してはバイトと琵琶周とを行ったり来たりで本当にお忙しい中一緒に来てくださる感謝と、そのバイタリティへの尊敬というか畏怖がすごかったです。

やっぱりでも、一番すごいのはコックスっていうお仕事への向き合い方だと思っていて、それはコックス紹介のレクチャーのときに感じたことなんですが、これは井上さんに限らず少なくとも私の知ってるコックスの方はみんなそうだと思うんですけど、コックスの仕事に対する誇りとか責任感とか、キラキラした熱意をすごく感じて、いつか自分もこういう顔で自分の仕事とか立場のこと話してみたいなって思ってたし今でも思ってます。

一時期はコックスやりたいかもーなんて言いつつ結局立ち消えにしてしまって本当に失礼なことをしました。その節は本当にすみません。あとこんなところで謝ってしまって申し訳ないです。

秋季で井上さんがコックスをされてる、そして私の同期が乗ってる勢多を見るのが楽しみです。頑張ってください。

 

前田さん

前田さんのすごいところはとにかくバイタリティです。動きが多いのになんであんなにしごできで素早くてなんでもできるのかわかりません。あととても物知りです。すごく優しいし。

ほんまにおこがましすぎて申し訳なさすぎるんですけど、実は、前田さんのことを少しだけ自分に似ているなと思っていた時期があって、もちろん前田さんの方が鬼すごいし私なんか多少ベクトルの向きが似てるだけの、単位ベクトルの半分もないくらいの極小矢印くん(笑)なんですけど、なんかお話のしかたにちょっと共感したりだとかしていて、あといろんな活動に手が伸びる感じにすごく共感していたんです。でも、ここですごいのは、この全部をやってのけてらっしゃるところです。だって学連を4年も続けてらっしゃる時点でまず1個できているし、それ以外のことについても、わかんないけどすごいから多分できてるんです。だからすごいです。

今は秋季に入っちゃって何をされているのか知る機会が少なくなってしまったし、前田さんもお忙しくてなかなかこっちにお越しになる機会がないと思うんですけど、秋季前とかほんとにいつでもなんでもされてたし逆に何されてたか書き出せなくてすごいですね。すごい。

これだけ忙しいのに、琵琶周前に新人のことを車で送ってくれたりして、物知りだって書いたのはそこで国道1号線のことを教えてくださったからなんですけど、そういう自分のリソースを人に向けることへのためらいのなさが道徳ありすぎてすごいなって思います。人徳やばいですよね。私は自分の幸運のキープのために陰徳をちょっと積みにいってるところがあるんですけど、一瞬でとても敵わなさすぎることに気づかされました。すごいです。

あと、お話が面白いですね。ブログ100本ノックは私にはとてもできないなと思いました。あんなにテーマ思いつかないです。字数ではさすがに負けなかった気がしますが、今日付変わって超過してるし…。

 

以上私が特にお世話になった、そしてお世話になっている先輩方の紹介でした。本当はまだまだ紹介したい方がいらっしゃったのですが、日付が変わってしまってまずすぎるのと、そちらの方はまだご卒業予定ではないはずなので、次回に回そうと思います。

ここまで読んでくださったあなたも大天才で本当にすごいです。いいことがありますように。おやすみなさい。

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