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さようなら、K

こんにちは。4回生の安間です。

多くの部員が通いし中華料理の名店Kが今月6月24日をもって閉店することとなりました。
本日のブログでは悲しみに暮れたいと思います。
 
何年前からあるお店なのかは知りませんが、Kを知らぬ部員は少ないでしょう。
Kは安い美味い二点特化の王道学生向け定食屋で、京大周辺の学生向け中華においては、名店Bと双肩をなす存在として君臨していました。
 
価格はBよりもやや高い(600~800円ほど)ですが、大皿にドカ盛の主菜に唐揚げやらサラダやら漬物、スープが付き、さらにご飯無限回おかわり無料という圧倒的ボリュームに、他店は較ぶべくもなし。
Bを日本家庭料理における中華の味とするならば、こちらはいかにも本場中華的な味で個性を際立たせ、幾杯もの白米をなぎ倒す食欲を掻き立てる。
 
今までどれほどの部員がその空腹をKで満たし、増量に励んだことか。
 
6月初旬に舞い込んだK閉店のニュースに部員は驚きました。「あんなに良い店がどうして…」
 
閉店してしまう前に、と同期三人連れ立って店を訪れたのは1週間前。そしてまた今日も一人昼食にKへ。
 
注文したのは『若鶏とピーマン』。
鶏肉、玉ねぎ、ピーマン、にんにくを醤油味の餡と炒めただけのシンプルな料理ですが、これがとても美味しい。
さっと炒めたシャキシャキの野菜と、600円でこんなに入れていいのかというぼど沢山の柔らかい鶏肉。そこに絡まる餡の旨味とにんにくのパンチ。まさに至高。
しかしこれを食べられるのもあと10日しかないのです。
 
ああ無くなってしまうのかK。
若鶏ピーマンだけじゃなく辛口煮もニラレバも野菜炒めも唐揚げ炒めもみんな大好きだったK。
辛口煮が辛すぎて米と水を過剰量投入しその後1日気分が悪くなったこともあったK。
辛口煮がやっぱり辛すぎて食べる度に尻の調子が悪くなる部員もいたらしいK。
それでも皆ストイックに辛口煮を注文し続けたK。
でも付いてくるキャベツの漬物だけはあんまり美味しくなかったK。
もう食べられないのか。
 
先輩にたかって、否、ご馳走して頂いてたらふく食べたK。
同期と皆で押しかけたK。
後輩におごってあげたK。
一人で行く時は雨の日が多かった気がするK。
商売っ気のないぶっきらぼうさとてきぱきした仕事ぶりが好きだったK。
 
今月久しぶりに行ったらご飯お替りは一回までになっていて少し悲しかったK。
もしかしてこれまでのサービスやりすぎで閉店になってしまったのではと不安になったんだK。
あの3回来店で100円引き6回来店で半額のポイントカードなんてやりすぎだったと思うぞK。
僕たちは食べすぎたのだろうかK。
 
閉店まであと10日かK。
最後の日は東日本で行けないんだK。
だけど次はポイントで100円引きだからあと一回は絶対に行くぞK。
 
店が無くなっても形を変えてどこかに現れるのだろうかK。
次に入るお店も中華らしいがどんな店なんだろうK。
だがきみに代わる店などありはすまいK。
 
さようなら、K。
今までありがとう。
 

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