気づけば、漕歴も1年になろうとしています。ローイングの門戸を叩いてからあっという間の1年でしたが、あっという間の中にも密度の高い経験が詰まっていました。
こんにちは。お久しぶりです。新2回生漕手の平井雅治です。前回のブログが10月だったので、5ヶ月ぶりのブログです。ブログの回数を重ねるとネタが切れてくるらしいのですが、書きたいネタはたくさん積もっていくばかりなので、今後のブログにご期待ください。
上に書いた通り、この5ヶ月で、本当に多くのことを経験しました。
11月の初めに、秋季選手権。水上レースが中止となり、マシンロー大会に。阪大に24秒届かず準優勝。ダイワンがいつまでも擦っているのでどっかで倒したいですね。

12月に東大戦。初めての対校戦でした。石山側に立つ京大の大応援団は本当に壮観でした。レースのラスト600mの直線で死ぬほどきつかった感覚が今でも思い出されます。来る6月にはありがたいことにリベンジの場があります。さとし、こうじろうはもちろん、同期のみんなも同じ悔しさを持っていると思います。その悔しさを艇速に繋げ、5年ぶりの東大戦勝利をはたします。

年末には、同志社大学ボート部の皆さんと合同練習をしました。同じ学年なのに漕ぎの精度が全然違い、全国のライバルとの差を初めて明確に感じました。
1月から2月は冬季練習。正直結構大変でした。年度内は、秋季選手権や東大戦など、明確なレースの目標がありましたが、この期間は直近のレースがなく、メンタルにきました。




3月の最初には朝日レ・全日選考がありました。12月以来の2000mのベスト更新ができ、着実成長できているなと感じています。選考の結果、5月の全日本選手権に出場できることになりました。初めての全国大会、そして決勝の日は誕生日でもあるので、自分自身に、そしてクルーのみんなにいい誕生日プレゼントを送ってもらいたいですね。
さて、最近ローイングをする中で、「感性」が鋭くなってきた気がします。新人期初期に新人コーチの先輩方から「船を感じれるようになれ」と言われたときは「何言ってんだこの人たち」と思っていましたが、1年間漕ぎ続けてその片鱗がやっと見えてきました。自分がどのような動きをすれば艇がどのような反応をするのか、どうすれば艇速につながるのか、最初はただ漕ぐだけと思っていたボートの面白さの核心がここに詰まっていると気づくようになった今日この頃です。
自分の五感をフルに効かせて常に感じ続ける。触覚で水と艇を感じ、視覚で波の形と航路を見る。聴覚で水を通っていく音を聴き、嗅覚で水の匂いを嗅ぎ、味覚で限界時の血の滲む味を感じる。そんな自分の体の限界に挑戦する機会を最後の学生生活、部活で得られている自分は本当に幸せだと実感する日々が続いています。
そのような意味で、艇を感じること、日々感じる感情の二重の意味で「感性」が鋭くなっていると感じています。
最近は新歓期に突入しつつあります。1年前の自分はこんな学生生活を送れるなんて想像もしていませんでした。このことも、昨年の新歓で先輩方がボートの楽しさを語ってくれたからです。だからこそ、今度はその楽しさを後輩に伝えてみたいと思います。
ということで、新入生の方々に今自分が言えることは、「やってみろ。大口をたたけ!」でしょうか。
考えるのも大事だけど直感に従って純粋にやってみるのが大事。そう1年間で思うようになりました。
そろそろシーズンも始まるので、最後に自分も大口を叩いて終わろうと思います。
今年の目標は
•全日インカレでのメダル
•東大戦の勝利
•新人戦優勝
•Rising Starにのること
です!引き続き応援よろしくお願いします!