こんにちは。個人ブログではお久しぶりです。2回生漕手の久保花奈です。
東大戦の積み下ろしと濃青詰め込みが終わった後、びわこ座に行きました。前の週に高熱を出し、後遺症の咳がずっと続いていたこと、同じタイミングでインカレ選考要項が出たことで、精神的にも身体的にも疲労が溜まっていたため、少しボート部から離れてリフレッシュしたかったのです。のんびり温泉に浸かって外気浴で頭を空っぽにしながら整ってを繰り返している間は、時間なんて気にすることなく久しぶりにゆっくりとした時間を過ごせました。特別幸せにしてくれるわけではないけれど、ただ自分を自分にもどしてくれる温泉が私は好きです。
さて、前回のブログから私は朝日レ、関選に出漕し、同期が戦う東大戦を観戦しました。大会や選考を通して部活や自分のことについて考えることがたくさんあったので、今からそれを振り返ってみたいと思います。少し長くなるかもしれませんがお付き合いください。
⚪︎全日・朝日レ選考
半年かけてケガから復帰した直後の、初めての選考でした。2000は半年前より遅く、水上1000*2ttも合計で50秒ぐらい先輩と差があって、とても恥ずかしく情けない気持ちでその後の話し合いに参加したことを覚えています。選考上位の先輩たちが次々と自分の艇種を決めていく中、私はシングルで大会に出る勇気なんてなくて(シングルで出た十川くんはほんとにすごいです)、縋る思いで先輩にクルーを組んでほしいとお願いしました。ここからケガなく成長して、次の選考では勝負の土俵に立てるぐらいにはなろうと思っていました。
⚪︎朝日レ
経験したことのないラフコンで、成長させてもらったことをあまり出せなかったレースでしたが、大好きなクルーでした。リギングの都合で観月という非常に良い艇に乗せてもらって、経験値があってうますぎる先輩といっぱい話せて、本当に贅沢な期間だったなと思います。だからこそ、先輩の実力なら準決で落ちるはずがないのに、自分の実力不足により準決落ちにしてしまってとても悔しかったです。もっと自分が上手くなって、勝てるレースをしたいと思うきっかけであり、これから続く長いシングル期間を乗り越える力になる経験でした。
⚪︎東大戦・関選選考
朝日レ前後に行われたエルゴ選考でした。ここでやっとベストを10秒以上更新しました。水上は少し上手くなったけれどエルゴはまだまだ下手で、のびしろを感じられる選考でした。結果的に東大戦クォドに落ち、関選にシングルで出漕することになりましたが、インカレに向けてシングルで体力をつけようと思うことができました。
⚪︎東大戦
私は出られなかったのですが、私たちの代が主役の大会でした。アウェイの苦しさと一回きりの勝負で勝つ難しさ、そして人数の多いクルーボートの大変さを感じました。朝日レが終わってから少し考えていたことがあって、その考えが少しまとまってきた大会でした。
⚪︎関選
初めての2000レース、初めてのシングルレースでした。風邪をこじらせて後半は思うように練習ができず、本番ではハプニングもあったのであまりいい思い出の大会ではありませんが、夏にちゃんと強くなろうと思えましたし、これを良い経験だったと言えるように頑張ろうと思えました。
⚪︎インカレ選考
関選直前に無理をしてテーパリングより選考を取ったのに、結局体調をもどせずにむかえてしまいました。もっと前に病院に行っていればと思いますし、100%納得のいく選考ではなかったので、後味の悪さはあります。関選で前田さんにも言われましたが、そういう時に意見を通すには実力をみせて結果を出すしかないそうです。今後またそのような思いをしなくて済むように、自分はちゃんと数字を出して、自分が幹部になるときは私みたいな思いをする人がでないような選考にしたいです。
振り返ると私は今シーズンまだ悔しい経験ばかりですね。それでも腐らずやっていけているのは、周りに話を聞いてくれる人がいることと、私のボート部での目標が“自分のために、100%で頑張れる人間になること”だからです。低い目標に感じるでしょうか?でも、これを難しいことだと思ってくれる人もきっといると思います。私はこの部活には、目標のためなら100%でも120%でも頑張れる人と、頑張ろうと思ってもいつも80%ぐらいの頑張りしか出せない人がいると思っています。私の場合、後者です。前者だっていつも120%を出しているわけではないことぐらい分かっています。それでも私は自分から100%を出せる人はすごいなと思います。というのも、私はこの部活に入るまで本気で努力した経験がないからです。こんなことを書けば恨みを買うかもしれませんが、中受も大学入試も大して苦しい思いをしていませんし、中高で部活に本気で取り組んだこともありませんでした。そういう人だから、100%で頑張らなかったせいで挫折した経験もないし、本気の100%の頑張り方を知らないのです。こんな人、他にもいるんじゃないかなと思います。ただ、先ほど“自分のために”と書いたように、それがクルーを組んでクルーのために頑張りたいとなったときには100%になることがあります。120%を出せる人には初めのうちは本気で強くなろうとしてないように見えるかもしれませんが、そういう人がいることを理解して、100%に引き上げてくれるようなクルー、集団になってくれたら息がしやすいだろうなと思います。そして、引き上げてもらった人がいつか自分から100%を出して、他の人を100%に引き上げられるようになればいいですね。
思いのほか長くなってしまいました。しかし、私がこのブログで書きたかったのは、このように色々考えすぎてしまったと思ったときには頭を空っぽにしてぼーっとする時間もいいよねということで、たまには温泉にでも行ってみるといいですよということです。

最後に、バイトの紹介です。蹴上にあるウェスティン都ホテル京都のスパで働いているのですが、接客がほとんどなくて、シフトも固定じゃないのに希望したところほとんど入れてくれて、私のメンタルに優しいです。ビュッフェとかクラブラウンジも募集していた気がします。クラブラウンジはもっと楽らしいです。ウェスティンでバイトをすると、社割でビュッフェやアフターヌーンティーが半額になります。誰か私とアフヌンいきましょう。もちろん同伴者も半額です。スパの男子は人が足りていないらしいので、誰かきてくれたらうれしいな〜バイト終わりはバイト前より絶対に足がきれいになっている珍しい職場です。温泉っていいですよ。
