1回生のブログを見る度に、皆の文章力の凄さと自分の文章の稚拙さを痛感します。4年間のブログ作成を通して文章力を付けられるようになりたいなぁ……
初めまして。理学部1回生、漕手の小川岳蔵(おがわがくら)です。まずは自己紹介をします。主に今までやってきた部活について書きます。
僕は2006年4月3日に、岐阜県の土岐市という所で産まれました。ギリ現役です。同期と遊んだりしていると、自分以外全員浪人で全員年上という状況になることがたまにあって、年上なのに全員とタメ口で話すという大学生ならではの不思議な空間が出来上がって面白いです。
そんな僕は、幼稚園のときに、親の影響で近所の道場で柔道を始めました。今ある精神力や忍耐力や気合いは8割ここで培われたと言っても過言ではありません。入部当初は、119期(今は20名)程ではないですが同期も沢山いましたが、少しずつ辞めていき、なんと小学4年生のときには全員辞めてしまいました。そこからは先輩とばかり練習するようになり、体格差もあって当然勝てる訳もなかったため全然楽しくありませんでした。先輩達が卒業して、ようやく道場でいちばん強くなったというタイミングでコロナ禍に入り、満足に練習できなくなってしまいました。そこから中3の終わりまでただ練習をこなし続け、僕の柔道人生は幕を下ろします。
高校は恵那高校という高校に進学しました。高校では柔道ではないスポーツを始めたかったため、校内でキツいと有名のボート部に入部しました。これが人生のターニングポイントです。
最初の方はあまりキツイ練習も無く、あれ意外と緩いかも?と思っていたのも束の間、冬トレが開始し本格的なエルゴメニューが始まってボート部の本当の辛さというものを知ります。1on1off、エルゴピラミッド、20分エルゴ、……、ぼくの授業中のメンタルを破壊するには十分すぎるほどのメニューが揃っていました。特に20分エルゴのある日は、朝から憂鬱になるほど嫌だったけど、それでも部活を続けられたのは、同期の存在がとても大きかったと今になって思います。同期と遊んだり勉強したりする時間が楽しすぎて、部活を辞める選択肢は全くありませんでした。119期にも似たようなものを感じています。
2年生になるとボートにおける自分の実力を理解し始め、同期が強すぎて絶対勝てないとわかったので、そこからは後輩には絶対に負けないぞと気持ちを切り替えて練習を頑張りました。
10月の中部大会の直前、あと少しでオフシーズンに入るかという頃、事件が起きました。球技大会でソフトボールのピッチャーをしていたとき、ライナー性の打球が右手の中指に当たって脱臼してしまいました。人生で一番痛かったと思います。顧問の先生に病院に連れてってもらい、診察室で医者に診てもらうと、医者がおもむろに患部を引っ張って脱臼を直し始めました。10秒もない程の手術時間でしたが、人生で一番痛かったと思います。脱臼よりこっちの方が痛かったです。
医者に1ヶ月は安静にしてと言われたので、その時点では「暫くはポート漕げないなぁ…」とか思っていました。しかし、結局中部大会には出て、その後の練習も痛みを我慢しながらエルゴやウエイトを続けました。その結果、脱臼後の指の晴れが全然治まらず、リハビリで約半年も病院に通うことになりました。それで練習量も減ってしまいました。今思えば、しっかり1ヶ月間安静にしておくべきでした。合計の練習量は増えていたと思います。指を使わない練習は沢山あったと思います。とても後悔しています。怪我しても練習をしたい気持ちは十分わかりますが、怪我したら完治するまで絶対無理しないようにしましょう。
3年生になってすぐに、インハイ予選の部内選考がありました。シングルのレースで、何とか対校?の舵手つきクォドに選ばれました。岐阜予選では加茂高校とほぼ一騎打ちのような状態で、加茂高校を倒すことだけを目標に練習していました。3年間でいちばん艇速が出ており、優勝できると本気で思っていました。始まったインハイ予選当日、人生で一番緊張していましたが、スタート地点に着くと変に落ち着いていました。レースが始まり、予想通り恵那と加茂がほぼ横並びで1位争いといった感じでした。そのままコンスタントに入り、500m地点では恵那が先行していました。しかし、後半で失速したところを加茂に抜かされて、最終的に加茂に2.7秒差で負けて2位となってしまいました。人生で一番悔しくて、部活で初めて泣いてしまいました。そのままボート部を引退し、これでボート部人生も終わりと思っていましたし、大学で続けるつもりも全くありませんでした。しかし、インハイ予選で負けた悔しさとボート部で得られた最高の経験がどうしても忘れられず、大学合格が決まったその日には、京大ボート部の新歓予定を調べていました。そして一発目の新歓に参加し、そのまま迷わずにボート部に入部して、今このブログを書いています。
京大ボート部は、自分と近い実力の同期が沢山いて、お互い高めあっていけるとても良い環境だと思ってます。これからも一緒に頑張ろう!
恵那高ボート部の同期は、立命館、龍谷大、名工大、金沢大、岐阜大でボートを漕いでいます。大会で会ったり戦ったりするのがとても楽しみです(立命と龍谷の同期とはたまに瀬田川で会います)。みんなお互いがんばろう!
幼稚園から高校までずっと一緒だった幼馴染が岐阜大でボートを始めたらしくて嬉しいです!大会で会いたいな。
最後に、今の目標は、秋季優勝です。絶対優勝します。
これからよろしくお願いします!