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好きな場所

はじめまして、1回生スタッフの北村葵です。

 

最近朝が寒くて驚きます。もう夏休みも終わって10月です。月が大きくてきれいですね。

自分がブログをかくことなんて考えたことがなくて、いろんな人がみれる文章を、自分がかくというのはなんだか不思議な感じです。

はじめてなので、まずは自己紹介から。京都大学農学部資源生物科学科1回生です。滋賀県に生まれ、小中と地元の学校に通いました。もともと運動はあまり得意ではなかったのですが、中学校では運動部に入ろうと思い、バスケットボール部に入りました。部活の数が少なかったのでほとんど迷わず決めました。よく意外だったと言われます。文化部のイメージだったそうです。中学校を卒業後、膳所高校に進学しました。高校ではボート班(例によって、膳所高校では部活動のことを班活動と呼びます)に入りました。新しいことを始めたかったので初心者でも入りやすい運動部を探していて、人数が多いほうがいいなと思っていたのでボート部はぴったりでした。中学校の部活ではみんな同じメニューをしていましたが、ボート班はそれぞれのグループで別のことをしていたのでそれも新鮮な感じがしました。ボート体験は非日常的な感じがしました。決め手は新歓で雰囲気に惹かれたことでした。私はボートは正直それほど好きにはなれませんでしたが、同期、先輩、後輩に恵まれて、入ってよかったと思えています。

何がしたい?何が好き?この質問が苦手です。

大学受験校を決めるとき、自分がこれから何を学びたいか、たくさん考えました。どんどんわからなくなりました。まだわかりません。いまの学科に決めたのは、私は生物を詳しく学んでいなかったので、知らないことに興味をもったということだと思います。やってみたら好きにもなるのではないかと思ったのです。

大学に入学して、高校入学時以来、多くの初めての人と出会いました。特に入りたい部活やサークルがあるわけではなかったので、たくさんの新歓をまわりました。なかなか決めきれず、気づけば周りの人たちが部活やサークルに入り始めていて、早く決めないとと少し焦っていました。何がしたいか、またたくさん悩みました。

プレーヤーとして、スポーツをすることはあまり考えていませんでした。特に、ボートはしないと決めていました。ボート部の新歓に参加したのは、高校時代のボート部の先輩が京都大学のボート部に入っておられることを知っていたので、少し話しに行ってみたいなと思っていたからです。

ボート部の新歓に行って、その雰囲気に惹かれました。しかし、新歓に行った日に、今日ボート部に入ることはしないと決めていたので、その日は考えます、と言って帰りました。スタッフの仕事には少し興味をもったので、後日スタッフ体験をしました。

何かを始めたいという感情は、すなわち、それをしている人が魅力的だと感じることだと思います。私には、ボート部のみなさんにすごく魅力を感じました。

入部しますと伝えた後も、本当に続けていけるか心配で、悩みました。同期と初めて会ってからも、考えました。同期のみんながボートに向ける熱い気持ちに少し圧倒される部分もありました。私は人見知りで親しくなるのに時間のかかるのですが、スタッフは毎日は会わないので、うまくやれるかなという気持ちもありました。まあ辞めるのはいつでもできるのだから、とりあえず続けてみようと思っていました。特に新人コーチの方たちには尊敬する部分が多くて、この部活の中で自分も成長していけるのだろうという期待はありました。辞めたらきっと戻りたくなる、ボート部はそんな場所だなと思います。そう思えるほどに、あたたかい人で溢れた場所です。

ようやく最近、続けていこうと思い始めています。

好きというのは、始めてみて気づいていくものだと思います。そのときはなんとも思わずただこなしていたことが、その後しばらくして、不意に楽しかったと、気づいていくものだと思います。

いよいよ1回生は大会のクルーが決まり、大会に向け練習がスタートしました。今からレースをみるのを楽しみにしています。119期のみんな、いつもありがとう。

私もスタッフとして、少しずつ成長していきます。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

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