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対校は日本一を目指す

こんにちは、主将の山中心喬です。

 

最近京大ボート部の見学に来てくれた人や、合同練習をしてくれた高校生に対して主将の山中ですといって挨拶する立場になったことはなんだかとりあえず誇らしいです。

 

主将として部で過ごす日々は既にかなり多忙ですが、重要な仕事にたくさん関われるのでとてもやりがいがあり、楽しいです。後輩たちが主将は楽しそうだから自分も主将を目指すとか言って、みんなに信頼されるような行動を一つ一つ積み上げてくれると嬉しいですね。

 

一方、これまでの艇管理部門としての僕の仕事はこの度ほぼすべて1回生に渡すことになりました。寂しい。艇管理の仕事については以前ブログを書きました。

 

https://kyoto-univ-rowing.com/archives/22274

 

このブログを読んでくれたにこさんがFilippiのパーツ購入の仕事をくれました。スペアパーツリストのカタログ見るのもかなり楽しいです。Filippiのパーツが欲しいときは引き続き僕に言ってね。

さて、おそらく来るシーズンの目標とスローガンが発表されなくてどうなっているのだと疑問を持っている人も多いと思います。

 

 

しかし、不安をあおるようで申し訳ないですが、今年の目標は対外的にまだ発表できていないどころか決定されておらず、部内でも共有されていないのです。

 

最初、僕は対校8+ A決勝進出でどうかと言いました。

 

対校を8+にしたかったのです。僕は8+を出すことすらできていない時点で8+を出している大学には負けたと認めているように感じていたため、これをとても悔しく思っていました。

 

さらに、個人的にはこのまま4-でずっと戦い続けているとだんだん弱いチームに成り下がってしまうのではないかという危機感がありました(ここで考えた論理関係は省略します)。

 

そこで、京大ボート部をチームとして強くし、魅力的なチームにしていくためにはインカレ8+を戦っていく必要があると考えていました。

 

それでもインカレ8+はとても過酷な場所だと想像しており、いきなり8+で優勝を目指そうとは言えなかったのです。そこでA決勝を目標にしてはどうかと言ってしまった。これは大きな失敗だったと思います。これのせいでチームが崩壊しそうになりました。

 

日本一を目指さなくなったと思われたからです。そしてこの「日本一」という言葉は多くの部員にとって入部動機であり、大切な目標です。ローイングが好きだという理由で競技を続けた僕は「日本一」という言葉が部を強く結束していたということを全く分かっていませんでした。

僕はある意味エンジョイ勢だったのかもしれません。高校で好きになったローイングを続け、勝てば楽しいから練習していましたが、日本一になることを想像しながらトレーニングを積むことができていたとは思えません。

 

 

先日、来年は8+で戦うから覚悟が必要だぞと部員に話しましたが、覚悟が足りてないのはむしろ僕のほうだったとこの時気づきました。

 

 

インカレ8+といってもA決勝に行くための努力と優勝するための努力は方向性としてどこに違いがあるのか、とコーチに指摘をいただき、何も言えませんでした。また、高校の顧問の言葉を思い出します。決勝は決勝に行きたい人のための場所じゃない。優勝を目指す人たちが行く場所。

 

 

こんなことがあって、目標はやはり対校日本一でまとまりつつあります。

 

対校の艇種はまだ決定していません。8+の予定ですが、部の状況によっては変更になる可能性があります。しかし、どんな艇種でも対校は日本一を目指します。

 

 

調子のいいことを書きましたが、まずは僕が日本一を目指すという意識を深く頭に刻み込む必要があります。そして、個人としての実力も上げていかなければなりません。

 

 

現状僕のエルゴ2000mの自己ベストは6:50.1です。インカレ前、Rowingの志さんが僕を対校4-の予想オーダーに加えてくださっていましたが、なにしろこの程度のタイムのため、京大対校4-に選ばれるほどではないのです。

 

 

それでも僕が京大のSサイで3番手か4番手くらいになってしまうというのが現状です。直ちに7分を切ってない人を減らさないといけないし、6分30秒台やそれ以内の人を増やさないといけません。

 

 

実際、浜松に帰るとボコボコに言われます。「ここた先輩まだ6:50も切ってないんですか。ダメじゃないですか。(by R大男性, 2024インカレ4-優勝)」「体重70 kgで6:50も切ってないとかおもりやん。うちだったら全日本出られてないよ。(by W大男性, 2025インカレ8+優勝)」

 

 

インカレ優勝者の意識とか常識を彼らからこうして定期的に聞けるのはありがたいことです。これを京大にも植え付けていかなければなりません。

 

 

僕の任期もインカレまでと考えると最近本当に時間は限られていると気づかされます。主将としてできることを一つずつ積み重ねていきます。

勉強する
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