平素より大変お世話になっております。京都大学ボート部2回生スタッフの寺田です。
いつかのblogで言っていたように、インカレオフにぼっちで北海道に行ってきました。
日にちごとの様子を綴っていこうと思います。
1日目:9/8(月)滋賀→舞鶴→日本海
8/27(水)の夜から9/7(日)までOB訪問とインカレで関東にいました。9/7(日)の23:30に合宿所に帰着。そこからインカレ濃青速報を書き書きし、翌朝に完成。家に帰って荷造りを始めました。23:50に舞鶴港を出発して小樽に向かうフェリーに乗らねばなりません。

最寄りの野洲駅から東舞鶴駅までは電車で約3時間。京都から嵯峨野線に乗り換え、びっくりするくらい田舎な単線JRをワクワクしながら走破。車窓を眺めていると明かりが消えて、ガラスに不細工な自分の顔が映った時は辛くなりました。
そんなこんなで舞鶴に到着。フェリーターミナルまでは徒歩30分。暑くて汗だくになりました。

フェリーに乗り込むとまずは船内の散策です。お風呂、売店、レストラン、甲板に出るところ、部屋以外でくつろげる窓際スペースやなんやかんやの位置を確認し乗ってすぐのお風呂の混雑が静まった頃に大浴場へ。夜食にやきそば弁当を買い、北海道限定を先取りしました。

2日目:9/9(火)日本海→小樽
日の出を見たくて早起き。ボート部の真髄ですね。朝焼けに照らされる東の空を見ながら、甲板の寒さに震えて部屋へ。レストランが8:00〜だったのでそれまで何をしようかしらと徐に本を開く。最近ハマっている京極夏彦を読み進め、8:00を少し過ぎたところで朝食をいただきました。そのあとはひたすら読書。なにせ日本海の上にいると電波が届かないので、よいデジタルデトックスになりました。日が沈んで小樽が近づき、電波が復活。9/13(土)に使う高速バスのチケットを取ろうと弱々しい電波でskyticketを開くとまさかの売り切れ。そんなバカな!?と混乱しましたが、切り替えて特急北斗を予約。予定より+¥5,000ほどかかり号泣。JRさーん。自由席も作っておくれよ。。。そんなこんなで21:00ごろに小樽へ到着!フェリーターミナルの直ぐそばにある温泉で汗を流し、ホテルまでの道のり(3kmくらい?)を歩く。肌寒くてちょうど良い散歩。セイコーマートを見つけて歓喜。カプセルホテルだと思っていたらまさかのドミトリーで本日二度目の号泣。部屋に入ったらおっちゃんに舌打ちされて三度目の号泣。めっちゃそっと入ったのに🥺


3日目:9/10(水)小樽
ボート部の性か、なんの予定もないのに5:00ごろに起床。空いているお店がなくて絶望。北海道に来たからには海鮮を食べたい!そう思って色々調べてみましたが、観光客価格のお店ばっかりでした。どうにか粘ってみると、ホテルから3kmくらい離れたところにお手頃な市場があったので、朝の冷涼な小樽を散歩。廃線路、朝の小樽運河、港を眺めながら到着。ロッカクという初見のお魚を焼いたものとマグロとタコとタイのお刺身、魚介出汁のきいたお味噌汁とふっくらご飯。北海道は白飯がおいしかった!!





この後訪れた全てのスポットについて語ると文字数が大変なことになるので、サクッと紹介していきます。坂道を登って見下ろす港湾、小樽駅、小樽商科大学近くの展望台、南小樽のラーメン屋、オルゴール堂やガラス製品のお店、酒屋、有名なスイーツのカフェ*2、天狗山の夜景などなどです。基本的に歩いて観光したので、この日は総計15kmくらい歩いたんじゃないかな。







そんなこんなで翌日に備えて就寝。舌打ちをしてきたおっちゃんはもういませんでした。
木内さんお店など色々教えてくれてありがとう!おかげでとっても楽しい旅行になりました。
4日目:9/11(木)小樽→余市→札幌
仙台旅行の宮城峡蒸留所に引き続き、余市蒸留所を訪問。この旅行の主目的です。今回はバッチリ事前予約を取りました。ガイドさんの解説付きツアーのもと、石炭直火加熱をする世界でもほぼ唯一のポットスチルを見学。3種の試飲、併設されたレストランでのランチ。とても充実した時間でした。

あえて優劣をつけるならば、僕は蒸留所は宮城峡の方が、シングルモルトは余市の方が好きです。
また、二つの蒸留所を訪れたことで、「蒸留所の個性」というものが少しだけわかりました。両蒸留所とも豊かな自然に囲まれ、冬は雪深く、豊富な伏流水に恵まれている点は同じ。しかし、宮城峡は「峡」とあるように山あいの蒸留所です。種々の木々に囲まれた優しい雰囲気の中で熟成されるモルトウイスキーは優しい口当たりとフルーティな香りや味わいが魅力。対する余市は海の直ぐそばにある蒸留所です。潮風を含んだ力強い空気が木樽を通してモルト原酒に染み込み、芳醇で力強い香りとあじわいをもたらしてくれます。
さらに、ランチで頼んだNIKKA Sessionというウイスキーが革命的に美味しかった!オレンジっぽい柑橘系の爽やかさとちょっぴり高級な紅茶の香り。柔らかながらしっかりと主張をしてくるピート香。ブレンデッドウイスキーかと思える味わいで、モルトしか使ってないのが信じられませんでした。

後ろ髪をひかれつつ、蒸留所から余市川へ。少し離れるともうそこは海。今まで見た中で1番綺麗な海でした。

そんなこんなで余市を離れ、次は札幌へ。到着したのは夕方だったので晩御飯探し。札幌駅から少し北に離れたところにホテルをとってしまい、電車を使うのもアレだったのですすきのまでの5キロほどを北海道大学を通って歩いて向かいました。途中で時計台やテレビ塔を経由し、ブラックニッカでお馴染みの、ヒゲのおじさんことキング・オブ・ブレンダーズの広告を撮影してスープカレーのお店を探しました。ですがどこも行列だらけでなかなか見つからず。もうここでいいや!と適当に入ったお店がまさかの大当たり!激うまスープカレーでお腹もくちくなったところで、セイコーマートへレッツゴー。



5日目:9/12(金)札幌
札幌2日目は朝から海鮮丼をいただきました。朝市でそこまで高くなく、十分満足できるお店を見つけ出しご満悦。その後は羊ヶ丘展望台でクラーク像を拝み、羊と戯れ(誇張)、咲いていないラベンダー畑に肩を落とし、サッポロビール博物館へ。ビールは飲めないのですが色々勉強になりました。



お昼には、有名なトリトンで回転寿司を堪能しようと思っていましたが噂に違わぬ激混み具合。ハワワ‼︎ドウシヨウ‼︎、とはならず、あらかじめ調べておいた隠れ家的なカレー屋さんへ避難。お店の雰囲気も、店主の方もとっても優しく素敵でした。もちろん味も120点!デザートまでついており大満足です。その後はお土産を買いつつ白い恋人パークへ。メルヘンすぎて直ぐに帰りました。べ、別にカップルが多すぎてぼっちが気まずくなったわけじゃないんだからねっ!




そして小樽の天狗山に引き続き、藻岩山から夜景を眺めました。この日はとっても寒かったなあ。
夜は札幌名物味噌ラーメンを食しました。

6日目:9/13(土)札幌→函館
上述の+¥5,000の特急券を握りしめ、約4時間の電車旅。本を読んだり車窓を眺めたりしながらのらりくらりと函館へ。海岸線沿いを走るとき、「千と千尋の神隠し」のワンシーンを思い出しました。

12:00 ごろに到着した函館はまさかの雨模様。あの人が来ているのでは?と思うくらいの雨模様。少し濡れながらもホテルに到着し、荷物を預かってもらって、いざ観光へ。ラッキーピエロでお昼ごはんを食べ(ポテトめちゃうまかった!!)、五稜郭へ行きました。そのあとは湯の川温泉に行こうか迷った挙句、ホテルで大人しくしていることを選びました。この日は晩御飯もコンビニで済まし、少し残念な1日でした。


7日目:9/14(日)函館
前日の雨が嘘のような快晴&観光できるラストの日。悔いなく楽しむぞ!と心に決め、函館駅に路面電車で到着。このあとは帰りまで一切公共交通機関を使わずに歩きました。函館朝市、赤レンガ倉庫群、海沿いの道、山上大神宮という偶然見つけた絶景スポット、八幡坂、キリスト教会群、立待岬、谷地頭温泉、函館八幡宮、100万ドルの夜景とも言われる函館山の夜景。これで何気に北海道三大夜景を制覇しました。夜ご飯はホテル近くのラーメン屋さんで鶏白湯ラーメンをすすりました。明日は帰りのフェリーに乗らなきゃなのか、と悲しい気持ちになりながら荷物の整理をして就寝。各所について語りたい気持ちもあるのですが、百聞は一見に如かず。言葉よりも写真の方が伝わると思うのでそちらをご覧ください。あまり上手ではないですが。














8日目:9/15(月)函館→苫小牧→太平洋
帰路につく日。札幌から辿ってきた道を帰り、苫小牧で特急北斗を下車。降りる時間短すぎてほんまに焦りました。簡単に昼食を済ませ、使うか迷いに迷ったタクシーでフェリーターミナルへ。楽しかった記憶と帰らければならない寂しさ、2泊3日の船旅への期待など、いろんな感情が交錯して気づけば乗船時間に。やはりこの瞬間は本当にワクワクします。寝台は結構広く、収納スペースも充実。行きし同様に早速船内を探検です。売店、自販機コーナー、レストラン、甲板、休憩スペースetc…
お風呂が大きく綺麗で、ドライヤーもしっかりしていて最高でした。レストランのバイキングも美味しいし、水とお茶は飲み放題だしとても助かりました。
波の揺れが心地よく、すっと眠ってしまいました。

9/16(火):太平洋→仙台→太平洋
一日中船旅です。途中、仙台に寄港しましたが基本的にずっと船の上にいました。窓から海を眺めたり、お風呂から海を眺めたり、甲板から海を眺めたりしました。ずっと本を読んでいたら気づけば夜に。旅の〆として、少しお酒を飲みました。船内の灯と星と月しか光のない海の上で1人しっぽりと飲む時間はとても贅沢でした。
9/17(水):太平洋→名古屋→滋賀
いよいよ帰還の日です。名古屋港到着は10:30。10日ぶりの本州です。めっちゃ暑かったです。やはり北の大地は偉大でした。隣の寝台にいたおっちゃんと少し仲良くなり、喋っていましたがすぐにお別れ。一期一会ですね。
名古屋駅でスガキヤを食し、鈍行で野洲に帰還しました。

翌朝は運転者配置でした😇

次はどこへ行こうかな。
