お久しぶりです。2回生漕手の久保花奈です。ブログを書き始めたときは冬季に入ったばかりだったのに、いろいろあってブログモチベがなくなっている間に2025年の練習が終わっていました。実は半分ぐらい書いていた今シーズンの振り返りを消して、練習納めの次の日から新たに書き始めています。年内には提出すると言ってしまっているので、今夜には何とか書き上げたいところです。まだ書きたいことも決まっていないのですが、適当に自分の思いを語りながら、今年のいろんな経験や感情の整理をつけて年を越そうかなと思います。

そういえばちょうど2週間前、私たちの代の新人コーチだった人からちょっとしたインタビューを受けてきました。幼少期から今までの習い事や活動、部活に入ってからの思いなど、今まで人に話すことのなかったことをたっぷり1時間半ほどお話しして、私自身良い振り返りになりました。振り返る中で、自分が何が楽しくてボートを続けているかも少し見えてきた気がしたので、部に戻るのが憂鬱になりそうな今、ボート部の楽しさをもう一度思い出したいと思います。
1.大会
朝日レ、関選はこの前のブログで振り返りましたね。あのブログを書いたころはインカレ選考や事故で気が滅入っていたので暗い内容を書いたかもしれないですが、今振り返ると2大会ともそんな悪い思い出って感じはしないです。終わったばかりはレースの内容、結果が強く印象に残りますが、半年も経っててみればレースなんて練習期間に対してほんの数日で、引きずりすぎることでもないかなと思っています。2年目に突入して、ケガも少なくなってきて、たくさん練習できて成長できたのが大きいからです。勝てなかった、勝ちを見せられなかったのは悔しいし、関選のイエローは今思い出しても腹が立ちますが、今は乗り越えて成長して塗り替えてやろうという思いが強いです。書きながら気づいたのですが、私はラフコンのレースがそんなに嫌いじゃないです。自分の課題とできるようになったことが顕著に見える気がするので。実力がはっきりわかるのっていいですよね。漕いでいるときはタイムが出ないししんどいだけですが、、、

京都レ、全日新はどうでしょう。全日新は出た大会に入れて良いものなのでしょうか?私は大会に向けて練習するという期間がかなり好きなのでこっちに入れちゃいます。あとはやっぱり全日新にかける思いがものすごく強かったので。おそらくここは長くなります、すみません。
もともと同期だけの遠征に憧れはありましたが、昨年の東大戦後に平井君たちが目標にし始めてから、今年の東大戦で自分の代が主役なのに出場さえできず自分が本当に118期なのかもわからなくなってから、全日新の舞台に同期と立ちたいという思いがいっそう強くなりました。全日新こそは118期として何か結果を残したかった。全日新こそは同期と共に頑張る気持ちを味わってみたかった。だから、118期の女子漕手が一人になっても続けられたし、小艇基準を切っても切れなくてもクルーボートで誰かと成長したかったのです。一緒に乗ってくれた花ちゃんにはこんな重たい気持ちを背負わせられなかったので、今まで誰にも言ったことがありませんでした。でも、そんな思いを持っていたからこそ、シーズン一番の気合で練習に取り組みましたし、クルーキャップで整調で航路もコマンドも全部引き受けて、キャパオーバーで心が折れそうになりながらも走りぬきました。コーチの小晴さんも、思いを伝えたことはなかったけれど、私の気持ちに応えてくれるかのように毎練習バンチャをしてくれて、本当にたくさん成長させてもらって嬉しかったです。そんな小晴さんにも朝日レからお世話になっていてまた別の激重感情があったので、全日新で結果を残したいという思いはより強くなり、練習に一層熱が入りました。
そして迎えた全日新2週間前、京都レガッタですね。前日に私の消化能力では太刀打ちできなさそうな米に出会ったときはどうなることやらと思いましたが、予選は我ながら攻めたいいレースができ、無事1着で決勝を決めることができました。決勝は主審艇が目の前にいて目印がまったく見えず、蛇行に蛇行を重ねて散々な結果でしたが、対策を考えられましたし、漕ぎ自体は予選よりも良かったので手ごたえを掴んだ大会でした。

次の週には2日連続で他艇との事故があり、怖くてまともに漕げなかったのも何とか乗り越え、最後のttではなかなかいいタイムを出すことができたと思います。緊張よりも、初めて同期と戸田に行き、初めて戸田で漕ぐわくわくでいっぱいだった私の全日新は、ご存じの通りこのクルーで一度も漕ぐことなく幕を閉じました。今年の東大戦で感じた気持ちがまた、より強くなって押し寄せてきて、また自分の居場所がわからなくなりました。棄権を決める前は、僅かな可能性に縋りながら、だけどどこかで棄権になるだろうと悟っていて、身体は元気なのにストレスと考えすぎで微熱が出て、それでも誰かと話していないと不安でおかしくなりそうだったから選手からは煙たがられて余計に傷ついて、もうボロボロでした。棄権を決めてからは失踪して号泣して少しすっきりしました。でもやっぱり大会が始まると、どんな顔でレース前やレース後の同期としゃべっていいのかわからなくて、小晴さんに甘やかしてもらいながらなんとか遠征を終えました。今思えば、大会が始まってからみんなのレース前に練習していた私は偉すぎますね。棄権の原因が何かはわかっていて、でも誰かを責めるわけにはいかなくて、だからこそ、このブログを読んだ人には自分は出場しなくてもレース前には体調への配慮を忘れないでほしいです。
ほんとは自分が出られなかった大会のことも書こうかと思いましたが、体力が尽きてきたので書かないことにします。全日新でシリアスは終わりです。
2.オフ
少し部と距離をとりたかったので、2週間あるのは助かりました。部活がないと午後に思ったより余裕ができたので、パンやお菓子をいっぱい焼きました。今までお菓子づくりは趣味とまでは思っていなかったのですが、時間ができたときにやろうと思えるならこれからは趣味と言ってもよさそうです。中でも紅茶とレーズンのパウンドケーキがおいしすぎて、2週間で2回も焼いてしまいました。そのうち一つは回生旅行にも持って行って何人かに食べてもらったのですが、おいしいと言ってもらえてホッとしました。そういえば回生旅行で白浜に行ってきました。これで仲が深まったとか落ち着く居場所だとかにはならなかったけれど、地元和歌山にみんなを呼べたような気持ちになって嬉しかったですし、友達とのドライブが初めてだったのでとても楽しかったです。あおてんはかわいかった。


3.冬季
スタバのスモアチョコレートが飲みたいと言っていたのは私です。結局タイミングが合わずに飲めないまま次の新作が出てしまいました。それはさておき、オフから帰ってくるとシングルが上達していました。そして全日新期間からスイープのモーションビデオも見るようになった成果か、動画を見て漕ぎが分かるようになってきたのに気づきました。なんてことがあり、昨年は病みまくりの冬季でしたが、今年はケガもなくモチベも高いまま入ることができました。シングルだけでなく、ゆきさんとダブルにも乗れせていただき、とても充実していました。ダブルなら前に乗っていても後ろの漕ぎが割と感じられるので、ゆきさんのドライブのパワーを感じながら気持ちよく漕げるリズムを探っていくのが楽しかったです。最近私のいないところで、ここたさんが上手くなったと言ってくれているみたいで、さらにモチベが上がっています。個人的に今年に入ってから特に仲良くなれてうれしかった2人の名前を出せて嬉しいです。一緒にごはんに行ってくれると飛び跳ねて喜びます🫣
4.来年の抱負
今年の朝日レ、インカレ、全日新と経過するにつれて強くなる思いがあります。今年お世話になりっぱなしなのにまだ何も返せていない小晴さんに、恩返しがしたいです。小晴さんと勝ちたいです。そのためにも、インカレ選考までに絶対に小艇基準を切ります。今のタイムから考えるとすごく遠い目標なのはわかっています。だけど、一年かけて離脱をできるだけしない調整の仕方、身体づくり、身体の使い方を学びました。私は何でも遅咲きタイプですし、自分の成長はこれからだと信じています。そして遠くの目標へは努力をしつつ、目の前のチャンスも見逃さないように頑張ります。私の来年の目標は、新歓で女子漕手をたくさん入れて、東大戦に勝って、インカレに出場することです。授業もしんどくて忙しい半年になることは覚悟していますが、それでも絶対に成し遂げないといけない目標です。4回生でも何らかの形で部には残っていると思いますが、2026年がラストイヤーの気持ちで頑張ります。
長くなると思いましたが、私の体力が持たないので最後は駆け足気味で結局普通の長さのブログになりましたね。いつか井村くんみたいに1万字ぐらいのブログを書いてみたいものですね。結局日付が回った深夜にようやく書き終えたこんな駄文が今年最後のブログになるのは嫌なので、12/31担当の方、私が言えることではないですが期限通り出してください、頼みましたよ?それでは皆様、よいお年を。
リニアブルーを聴きながら/UNISON SQUARE GARDEN