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努力そして感謝

いつもお世話になっております。4回生漕手の小倉茜衣です。とうとう最終ブログとなりました。最後なので今まで考えてきたことを書こうかと思います。

 

「努力は必ず報われる」という言葉は、半分は合っていて半分は間違っていると思っています。小学生の頃は、努力は必ず報われると思っていましたが、中高生の頃にはそうとは限らないなと思い、報われない努力は努力ではなく自己満だと思って生きてきました。大学以前はその考え方でもやっていけたのですが、ボート部で練習する中でその考えを持っているとしんどくなる時期が来たのでこのように考えが変わりました。お察しの通りエルゴです。練習してるのに伸びないこともあるし、同じメニューをやっているのに成長している人もいる。しんどくてやりたくなくてもエルゴやってるのになんで。それを努力じゃないと自己完結するのはあまりにも自分にとって酷でした。だから私は“正しい方向で正しい量行われた”努力は規模感は違えど必ず報われると思うようになりました。

 

新人コーチに無理を言って続けさせてもらった漕手は甘いものではありませんでした。秋季を終えて冬季に入ったある日、2000を引きました。1月とかだったと思います。8:58というタイムを叩き出しました。絶望しました。練習してるのに。同期は遅くても8:20。自分が京大ボート部の戦績に貢献できる未来が全く見えませんでした。

 

でも練習は本当にさぼりませんでした。特に1回生の冬季は今の自分でも驚くくらい追い込みました。そして努力の方向もコーチの皆さんが担保してくれました。そしたらエルゴも伸びました。そこから自分に足りないメニューをしっかり追い込んでできたら成長するんだと思えるようになりました。それが日本一みたいにかっこいいものじゃなくても。自己ベスト!みたいな小さいものなら報われるものです。それが正しい方向の努力なら。日本一を目指す団体にいてそんな目標でいいのかという言葉もあるかもしれないけれど、それが何の邪魔になるのですか。それでも頑張り続ける人はかっこいいし我々京大ボート部に必要な人間だと思います。そして日本一になるような人もその自己ベストを積み重ねているんだと思います。またその努力をしっかり方向づけるのがコーチの役割だと思っています。だからこれからコーチをする際は選手についての理解を深めた上で、メニューを提示できる、そんなコーチでありたいと思っています。私をいい方向に向けてくれたふくみさん紘子さんよしまささんには感謝してもしきれません。

 

 

少し話が変わります。皆さんはどのようにモチベーションを保っているのでしょうか。

正直な話をすると私は去年のインカレが終わった時点で目標が分からなくなり、モチベーションが迷走していました。私はずっと東大戦の勝利、低いけどエルゴ8:15、いいレースをするということを目標に頑張ってきました。去年のインカレB決勝で116期3人と1着レースを終えたとき、私がボート部で経験したかったものの全てができてしまったのです。このレースで引退できたらなんて幸せだろうと思いました。まだまだ上がいるのだからそんなところで満足するなと言われればその通りなのですが、その時の私にとっては大満足だったのです。今シーズンの初めは、レースには全力で向かうしメニューも全力でやるけど何か身が入り切らない思いがしていました。でもある日エルゴをやっているときに突然今までのコーチにめっちゃ感謝を伝えたくなりました。感謝は言葉では伝えてるけど一番コーチの皆さんが喜んでくれるのは結果で返すことだと気づきました。今シーズンは人数の問題で小艇で戦っていくことが決まっていたので、小艇基準を切らないといけないことは明白でした。でももう自分の経験という面では満足し切っていて100%捧げられない。だから、結果でコーチに恩返ししたい、後輩にいい経験をさせたい、それを目標に頑張ることにしました。頑張りたくなりました。モチベーションの保ち方に悩んでいる人はいろんなアプローチの仕方があるのかなと思います。

結果的に私の今シーズンの相棒は友になりました。ずっと同じ船でした。乗れば乗るほどこの子をインカレに出したいと思いました。でもびっくりするくらいエルゴは伸びない、苦しいシーズンでした。関選で引退できる理由をたくさん探しました。「できるかできないかじゃない、やるんです」私が本当にエルゴから逃げたいと思っていたとき、嵐のライブでニノが言いました。自分の今の姿勢に喝を入れられたような気分でした。その言葉を支えにエルゴ期間に入りました。乗艇を大幅に減らして週6のエルゴメニュー、週2のウエイトサーキット。本当にやめたかったです。メンタルが持ちませんでした。それでもやり続けられたのは友がいたからです。ありがとう。友がいなかったらこんなに頑張れてないと思います。一緒に乗ってたら嫌なこともあるだろうにいつもニコニコいてくれてありがとう。元気になりました。朝日レも関選もまだまだいい漕ぎはできたと思うけど想像していた以上の戦績を残すことができてとても感謝しています。私と一緒に乗ってくれてありがとう。

 

最後に私が漕手を続ける相談をしたときにコーチから言われた言葉を残します。「ボートは体力・筋力・技術の三本柱」と言われました。私の場合体力を強くするのは難しいから筋力と技術でやっていけと言われました。そこからとても頭を使って漕ぐようになりました。~みたいに考えて漕いでと言われたこともありますが、私は誰よりも頭を使って漕いできた自信があります。頭をどれだけ使ったかなんて定量的に測れるものではないので本当にそうかは分かりませんがそれくらいの自信を持っています。だから何か自信がない分野がある人はどこか自信が持てるところを作って欲しいです。もちろん全分野が強いことが一番理想的だけど、人間十人十色でみんな違ってみんないいのでどこか弱いところがあっても仕方ないです。それをどう補おうとするか、その姿勢が大切だと思います。

 

なんか偉そうなことを書いたけど自分は特にすごい成績を残した訳ではないし、誰か一人でも苦しんでいる人の励みになればと思います。京大ボート部には色んな人がいます。困ったら頼ってみたら良いです。話しかけてみたら良いです。案外解決したり、いい案をくれたりします。

 

私はこの部活でやってきてよかったと思っているし、関わってくれた全ての人のおかげで充実した時間を過ごすことができました。正しい方向で正しい量の努力が報われた時間だったと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

ボート部での生活で正直このときの喜びを超えるものはないかもしれない。
フルグラ完結です
現地入りして1ヶ月以上ぶりのダブル乗ってA決行けるとは思ってなかったね 
嬉しかった
2025インカレ愛宕
大艇はやっぱり楽しかったし毎乗艇楽しかった記憶しかない
同期が117期で先輩が後輩が皆さんでよかったです
ありがとうございました
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