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クルー写真っておもしろい

みなさん、こんにちは。4回生の向井です。最近、少しずつ涼しくなってきて朝晩は少し肌寒いぐらいの季節になってきました。今年のボートのシーズンも終わりが近くなってきましたが、京大ボート部は全日本選手権、全日本新人選手権、そして関西秋季選手権などなどたくさんのレースを控えています。

突然ですがみなさん、大会の前に公開されるクルー写真に注目したことがありますでしょうか。クルー写真とは、大会に出る選手たちクルーごとクルーメンバー全員で写った写真で、これを見るとどんな人たちがどの艇に乗っているのか一目でわかるものになっています。このクルー写真ですが、メンバー紹介のためだけなら横一列に並んで撮ればいいものでしょう。しかし、京大生たちはそれでは面白くないのでしょうか、京大ボート部のクルー写真はすごく個性的なものが多いと思います。私もクルー写真を撮ると予告された前日の晩くらいからどんな写真を撮ろうかと考えまくったりしています(笑)。ということで、今回のブログでは個人的にお気に入りのクルー写真をランキング形式で発表、写真の詳細を紹介していきます。

 

第3位 2017年インカレM4+

クルー全員でアイスバスに入っている写真です。アイスバスとは去年から導入された、プールに氷を大量に入れてそこに入ることで練習の疲れをとれやすくするためのものです。主に夏のクソ暑い時の練習後に用意されるので、部員は「このプール、キンキンに冷えてやがる。ありがてえ。」となるわけです。

そして、写真をよく見てもらえばわかるのですが、このプール、家の庭などで使える子どもの用のプールです。子ども用のプール、選手たちにホースで水をぶっかけるコーチ、それで大はしゃぎする大学生たち…。今までのクルー写真で一番楽しそうなものになっていると思います。実際、今まで組んだクルーの中でこのクルーが一番楽しいクルーでした。メンバー的には3rdクルーということもあって正直全然速そうなメンバーではないのですが、インカレでは順位がつくまであと少しというところまでいけました。(それでも悔しいものは悔しいですが。)ボートには速さをストイックに追い求めるのも大切ではありますが、クルーの仲の良さも大事なんだなあと気づかされた大会でした。

 

第2位 2016年インカレM2-

第2位は艇庫前で撮ったこの一枚。台に座って仏のようなポーズをとっているのは私の同期の安間です。彼のおでこには、仏像の額の白毫という宝石のようなものと同じ位置にほくろがあります。(このほくろ、めちゃくちゃ運気がいいらしいです。)そんな身体的特徴もあるのですが、普段から彼は怒ることなどめったになく、それこそ仏のような慈愛を振りまき、周りからも私たちの学年唯一の良心と言わしめる存在です。そんなブッダをありがたそうに拝む私(右)と今村コーチ(左)。正直この構図を思いついたときは自分の発想力が恐ろしく感じさえしました。これは細かいポイントなのですが、安間にロースーを片方の肩をはだけさせて袈裟のように着てもらっているのがこだわりポイントです。

この仏のような安間に、精神的に未熟だった私はキレ散らかしていました。この時からクルーの雰囲気は大切だということに気づいていればよかったのですが…。見返すたびに当時の自分を戒める写真でもあります。

 

第1位 2015年秋季選手権M8+

栄えある第1位は艇庫の前にある広場の鉄棒で撮った写真です。このクルーはまだ新人の頃の私の学年と、当時4回生でローイングコーチとして乗ってくれた田内さん、一個上のCOX村上さんと白井さんという面々で構成されていました。私たちの学年はよく個性が強すぎると言われますが、そんな動物のような私たちの代とそれを率いる群れのボス、そしてそれらを冷静に飼いならす飼育員といった様子がこのカオスな写真によく表れています。そして、この大会で私たちは見事優勝!!混沌と秩序のバランスが良くとれた結果なのでしょう。

現在、全日本選手権に向けて秋季の時のように4回生だけで組んだM4-で練習していますが、この時のように個性をぶつけ合いつつもうまくクルーとして調和させていくことができれば結果は出てくると思います。なんてったって秋季で優勝して、東大戦で東大に勝利した代ですからね。

 

といったように、クルー写真にはその人のこだわりやクルーの特徴がよく表れていると思います。これからクルー写真を見るときはこのようなことも考えてみると面白いかもしれませんよ。では、今回はこのあたりで。

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