コンテンツへスキップ

令和9年度幹部挨拶 主務・寺田

平素より京都大学ボート部にあたたかなご支援・ご声援を賜り誠にありがとうございます。 今年度の主務を務めます、3回生スタッフOBOG担当/学連の寺田知優と申します。 全般的な話は主将主務挨拶のページに記しますので、ここでは個人としての決意表明をさせていただこうと思います。

まず、私は日本一を目指しています。ですがもちろん、漕歴のない私がインカレに出場して金メダルを獲得することは不可能です。ですから私は、みんなを強くして「京大ボート部を日本一にする」ことを目論んでいます。
なぜそうしたいと思うようになったのか。 幾つか理由はありますが、特に大きかったのは次の三つです。
2024年9月8日  男子なしフォアのA決勝。 2024年11月4日  エルゴレースとなった118期の秋季。 2026年8月29日  インカレ4日目。
詳細を書き出すとラストブログみたいになってしまうので今回は省略します。 最初の二つの経験からくる思いは、前からのブログでも書いているかもしれません。でもそれくらい強烈に「せっかくやるなら全力でやって、悔いなく終わりたい」と思っていますし、行動しています。 どんな考え方や行動をしたとしても、来年のインカレ最終日は必ずやって来ます。ならもう、そこに向けて狂うしかないですよね。
—
事務的な面で1年間滞りなく部を回していくことは、主務としてある種当然の仕事です(それが如何に難しく、責任の伴うことなのかはこの1ヶ月半で既に痛感しました)。
しかし、そこから何を+αして、チームを強くしていくか。ここに個々人の色が出るんだと思います。
では何を補えばこの部は強くなるか。日本一に近づくか。 私は、1年間で生活・回復環境の充実を掲げます。アップ・ダウン、エッセン、補食、寝る部屋、衛生面、施設面、制度面、ケガのケア(或いは予防)。 選手たちは、キッつい練習をきちんとこなし、日本一に至る努力を積み重ねていますが、いかんせん回復環境が足りていないと感じます。 ベッドの寝心地は悪いですし、原因不明の風邪が頻繁に流行します。お風呂場はお世辞にも綺麗とはいえませんし、トイレは時代錯誤もいいところです(これら2つはもうすぐ直していただきます)。栄養管理が頑張って調節してくれていますが、どうしてもエッセンは回によって量がまちまちになってしまいますし、個々別々に対応した量や構成になっているとは言えません。せっかく買っていただいている補食も、摂る人と摂らない人がいたり、なんのために摂っているのか理解せず、漫然と摂取している人もいます。本来必要な睡眠時間を削っておしゃべりし、大幅に消灯を過ぎる人がいます。公共の場であるはずのエッセン部屋にも主務部屋にも、何度言っても空のペットボトルや私物が放置されています。ケガを未然に防ぐ取り組みはあまりなされておらず、どうしても対症療法になりがちです。
個々人の意識の面から改善できるところもあれば、制度を見直すべきところもあります。努力では解決が難しく、お金を投入しなければならない部分もあります。
これらのうち、一つでも多くの障壁を突破して、みんなが万全の状態で毎回の練習に臨めるようにする。再現性を高めて、それらをきっちり戸田でも発揮できるようにする。 これらに加え、きっちり部を回し、強いチームを作って日本一を成し遂げるために、スタッフ・選手双方をきちんと見ながら、抱えている課題を把握し、行動していきます。
と、以上のように偉そうに語ってみたものの、私1人にできることなど限られています。どれだけ大言壮語をしたところで生まれ持った能力というものは如何ともしがたく、自分の唯一の持ち味である行量力をフル活用し、それに加えて多くの人に助けてもらわなければなりません。実際、私は多くの先輩や同期、後輩に助けられてここまで生きてこられました。 そんな私から、部員の皆さんにお願いがあります。これで私を助けて欲しいというお願いです。
部内で起きている管轄外のことを、1つだけでいいので自分ごととして捉えてみてください。
選手もスタッフも、各々の仕事やトレーニングで手一杯になりがちです。その気持ちは痛いほどわかります。僕も、自分の仕事が終わったら早く帰りたいですから。
でも、自分の管轄外の出来事であっても、大きな視野で見てみれば、それは部内で起きているという意味では無関係なことではありません。
例えばスタッフなら、1-陸トレ_エルゴ集計のチャンネルをのぞいてみてください。「あ、この人タイムあがったな」とか「この人とこの人はこのメニューのタイム同じくらいなんだ」とか「この人体重落ちてきてるな」など色々な気付きがあります。乗艇の裏でも頑張っている漕手をみると、僕らも頑張ろうと思えます。何かをお願いしていたけど対応が遅くなってしまった人に「今日エルゴやってたみたいやし、しゃーないかぁ」と少し寛容になれます。 ちなみに僕は全クルーのモーション日誌も読んでいます。
選手なら、1つでいいので3-〇〇部門のチャンネルに入ってみてください。合宿所にくる回数が少なく、外から見たらあまり部活にコミットしてないように思えるスタッフも、たくさん考えて部のために動いているんだというのがわかってもらえると思います。その上で、「こここうしたらいいんじゃないですか?」「こういうこと困ってます!」みたいに言ってくれるとすごく助かります。既成観念に囚われていない外からの意見は新鮮ですし、やはりスタッフはどうしても選手への解像度が低くなってしまいがちなので、なかなか求めてくれているものにドンピシャで返すのが難しいんですよね。
日々の片付け、掃除やゴミ捨て、連絡への返答も同じこと。「誰かがやってくれるからいいや」「私の出したゴミじゃないからいいや」「誰かが返信してくれるだろう」から「今回は私が捨ててあげるか」「私が返信しておくか」と思えるだけでチームは少し、いい方に向かうと思います。 自分から行動するのが苦手な人は、やってくれた人をみたら「ありがとう」を言ってみましょう。どんな反応をする人も、きっと内心は嬉しいはずです。
B決勝止まりの現状を突破して風穴を開ける。青学陸上部よろしく『俺が京大を勝たせる』という当事者意識をより一層高めて、主務業に励んで参ります。 ご協力・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

京都大学体育会ボート部 令和9年度主務 寺田知優