東大戦が終わってから、2回生の行動の変化に影響されたのか、気がつけば私も大学で栄養価の良い給食を100人分、350円で作るという授業で、責任が重めの会計担当にチャレンジしていました。そこまでは良かったのですが、試作の時に栄養価ばかりに気を取られて予算にこだわらずに発注すると、予算を大幅にオーバーするという失敗をしてしまい、今は本番に向けて、予算オーバーしない献立を立てるために頭を悩ませています。やらなければ良かったと思うこともありますが、1つ気づけたこともあります。
それは、私は食に対する興味の中でも特に食の安全に対する興味が一番強いのですが、ボート部のエッセンの食材に対して、もっと良い食材を選びたいと、エッセン会計担当の友子に理想だけを伝えて困らせていたことです。でも、そうすると、一般の人たちより食事量の多いボート部の選手の金銭的な負担が大きくなるので、彼女がその意見を受け入れにくかったことに気づきました。でも、その妥協点は分からないままでした。
ですが一昨日、探していた答えがみつかるような授業を受けることができました。それは、食事を提供する際、ギリギリの安い予算でも、工夫次第で利用者の満足度を上げることができるという内容でした。例えば、副菜1つの献立を立てるにしても、きんぴらごぼうという献立を立てるのではなく、きんぴらの甘辛い味付けはゴボウにしか合わないのか、ゴボウ以上にその味付けが合う食材はないのかを考えて、「昨日の夕ご飯の残り」を脱せるように工夫するのだということでした。さらに、安い食材を購入した時に生じてしまった問題は授業で習った知識でその問題点を取り除く下処理をすれば美味しい食材に変えられるというようなことも教わりました。
これらは、ボート部のエッセンにも生かせると思います。調理技術にしても苦手な食べ物を食べてもらうにしても見た目にしても工夫次第でどこまでも向上させていける新たな食の一面にと奥深さに気づかされ、とてもわくわくした時間でした。
これから、ボート部の栄養管理のスタッフとして、腐る食材がないように毎週チェックをすることは今まで通り続けながら、このような工夫もとり入れていきたいと思いました。京大ボート部の栄養管理は、先輩も同期も次々に新しいことや改善をしていくのが上手くとても良い刺激をもらえます。だから、私もいつか同じくらいのアイディアを提案していけるようになりたいと思いました。
最後に、一昨日は久々の一人エッセンでした。相変わらず、完成予定時間よりオーバーしたので、同期のスタッフ・漕ぎ手や先輩に手伝ってもらいました。笑わせながら手伝ってくれる先輩や同期の漕ぎ手、厳しく見守ってくれる同期スタッフには、本当に、いつも助けられています。ありがとうございます。
料理が出てくるまでの待ち時間が少なくなることもごちそうの一部だと聞いたことがあるので、もう少し速く料理をできるように変えていこうと思います。
久々にちゃんとしたエッセンをみんなと食べました。この感じ、やっぱり楽しいです。新人戦は勝つの期待してます。
2回生スタッフ土手