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しーる

福田、バイト先に上がらせてもらいます!お疲れ様でしたぁ!」
部活後のラーメン屋でのバイト終わり、自由な時間到来の瞬間である。客が沢山来る時間帯は仕事がハードで身体がクタクタになる。こんな時にはご飯をたらふく食べて幸せになりたいというのが人間の常であるので、まかないだけでは足りない腹を満たすために白川通りへと足を運ぶ。

「美味い飯を食いに行きたい!」とは常々思うのだが、下宿の学生の宿命である金欠により泣く泣く断念することが多い。お金というものは実に不思議なものである。貯めるのはものすごく苦労する一方、気付いたらあっという間になくなっていく。財布の中の英世・一葉・諭吉(たまに首里城)が消え失せ、無機質な丸い硬貨がかさばり、時が経つとそれらも消えていき、レシートとポイントカードぐらいしか残らない。部活に生きる者はエンゲル係数の割合が高くなり、他のことに余裕がなくなる悲劇もおまけでつく。閑話休題、かなりの割合で自炊することを決意する。その場合はスーパーマーケットへと向かう。

しかし、美味いものを食べてなるべく調理をしたくないという思いは捨てきれないワガママな私は既に調理済みかつ安い食材を求める。当然そんなに虫のいいものを見つけるのは困難である。だが、この夢のような食材が大量発生することがある。タイムサービスである。

①ライフ
白川通りにそびえ立つライフは私が頻繁にお世話になっているスーパーである。一階で雑貨や洋服が売られ、地下一階では食料品が売られている。このスーパーで私は刺身用の魚をよく買っている。通常時間帯の魚は高くてとても手に届きそうにないが、特定時間帯から20%引き、30%引きと徐々に安くなっていき、最終的には半額になる。その半額シールが貼られる時間帯はおおよそ20時である。このあたりになると、割引を狙った人々が集まり始めて一角の密度がやや上がる。10分ほど遅れたら最後、陳列棚が丸裸になっていて敗北感に苛まれながら他の選択肢を考え始める。
写真のように首尾よく購入した時は嬉しさが半端ではない。もしかしたらエルゴで自己ベストを更新した時より嬉しいかもしれない。
さらにこのタイミングで、お惣菜のタイムセールも始まる。調理済みの食材が多少消費期限が近いだけで半額になっていく。
写真のように購入に成功すれば原価500円程でたらふくヒレカツ丼を食べることが可能である。
このようにライフは競争率は高いが見返りは大きい。

②フレスコ
京都を中心に展開しているスーパーで24時間営業してる。値段は若干高いがその分深夜でも空いているため非常に便利である。ここでは夜に何か物を食べたくなった時に私はよく行く。この店は深夜ごろに30%オフや半額のシールを貼る傾向がある。よって値段が安くても客があまり来ないので、比較的良くシールが貼られてる状態の商品を発見することができる。
写真は深夜0時ごろであるが、この時間帯でも入手可能なことが伺える。

このように時間帯さえ把握しておけば定価より安い値段で食材を購入可能で、お財布に優しい食事をすることができる。

ぼっちの時は是非。他人とやるとイメージが下がりかねないので。

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