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最近女子部の生活空間がきれいでうれしい

いつも応援ありがとうございます。
今夏のインカレ後から女子部主将を務めております、3回生舵手の高橋志帆と申します。

タイトルは最近思っていることそのままです。
先日二宮ブログに書いてくれていましたが、新合宿所の掃除システムを刷新して以降、生活空間が格段に綺麗になりました。みんな掃除ありがとう。良い習慣を身につけることは難しいですが、全員の取り組みが見やすくなると続けやすいですね。何に関してもですが。
これからも掃除に続き、良い取り組みを増やしていきたいところです。

さて最近は、11月も半ばを過ぎ、朝晩の寒さが日に日に増しているように思います。最近は6時を過ぎてもまだ少し暗いです。
伴チャをしていても手先と足先は最後まで暖まらず、あぁまたこの季節が来てしまったか…とも思いますが、冬の良いところは空気が澄んでいるところですかね。
冬の朝練時に伴チャしていると、出艇時は真っ暗でもだんだんと夜が明けて空が白んできて、日が昇って、という変化が分かりやすく、空を見ていて楽しいです。
あ、もちろん艇を一番ちゃんと見ていますよ。笑

前置きが長くなりましたが、個人的な今シーズンの反省というか思っていることを書かせてもらいたいと思います。

2018年は、自分にとっても苦しいことが多いシーズンでした。
4×+で出漕を予定していた5月の朝日レガッタは、漕手の怪我によりやむなく棄権。同じく4×+でエントリーしていた9月のインカレも、戸田入り3日前に棄権、ダブルへの出漕変更を決定。
いろいろな事情が重なり仕方ないこととはいえ、やはり艇に乗りたかった。レースをしたかった。その気持ちは確かにありました。


意思と感情は似て非なるものであり、自分の内側から溢れ出る感情に一度蓋をしてそれに反くこともまた意思であり選択である。
インカレに出たい、みんなとレースをしたい、そんなことは当たり前で、正しいとか正しくとか評価される以前の自分の感情であり、裏を返せば感情以上の何物でもない。そういった意味でも感情論なんてなんの意味も持たないのだ。
事が起こってしまった以上、その道に乗ってしまった以上、選んだ道を正解にするために自分がやれることをやるしかない。自分が見える目の前の道を、微力ながらみんなのために整備していくしかない。

見せるの恥ずかしいんですが、インカレ直前期の日記にこんなことを書いていました。自分しか読まないのにかなりカッコつけてますねー笑
でも本心です。
艇に乗れないと決まった時、ではみんなのために何ができるか、ということを考えていました。1回生、2回生の時の自分にはなかった視点のように思います。

思い返すと、coxというものに対する考え方や向き合い方も変わってきました。
前までは、要素還元的に1つ1つの技術、coxとしての要素を追求していたように思います。ミリ単位でのラダーの当て方、視線、声を発するタイミング、艇の動きの感じ方、そういった得られる情報の取捨選択と整理、といった具合に。
そしてそれら1つ1つは向上していても、そればかり一人歩きして艇やクルーとなかなか噛み合わず、不甲斐ないパフォーマンスばかりしていました。
今思えば、部分を見過ぎて全体のバランスを欠いていたのだろうと思います。自分の役割を全うすることで精一杯で、漕手のことや周りを見ているようで見えていなかった。艇を進める、ということから知らないうちに遠ざかっていたのかもしれません。
ただそうやって霧の中を歩いていた時間も決して無駄だったとは言えないのも事実です。
大学に入ってから、特に今季、今まで考えていたことが無意識下に落ちて、瞬時の自分の判断が、艇やクルーとうまく絡み合う瞬間がある、と感じられるようになりました。
coxの役割とは、という問いの答えは無限にあると思いますが、私は「漕手が出す力、艇の進みに正しい方向を与えて最大化すること」ではないかと思っています。それは艇上でのラダーワークやコールにとどまらず、陸や練習以外の状況にも言えるのかなと思っていたりします。
(先日他大の友人が書いていたブログと若干内容が重なっているのですが偶然です。これを下書きしている時に見たのでちょっと驚いています笑)
また、後輩ができて、そして主将になってからより、女子部をどうしたいか、どうやってみんなで強くなろうか、戦えるチームを作りたい、という思いが強くなってきました。見えるものが増えてくると、あれもやらなきゃこれも決めなきゃと焦る気持ちもありますが、みんなに助けられてここまでやっています。

シーズンの反省の続きに戻ります。
苦しいことが多かったシーズンと書きましたが、1回生3人と4回生の章さんと出た秋季選手権は本当に楽しかったです。
向上心豊かで伸び盛りの(私のつまらない話にも笑ってくれる優しい心を持った)1回生、安心と信頼の章さん、コーチの真美さん、香川さんとで良い練習を積めたと思いますし、全員の力を借りて私も自分では納得いくパフォーマンスが出来ました。
だからこそ準優勝という結果は悔しかった。優勝を逃したのはまだ随所に甘さがあるからで、納得はいってもそこで満足、終わりという気は全くしないし、みんなも自分もまだまだやれるなと思いました。

京大は今秋のレースには、全日本、秋季、新人選に分かれて出漕しましたが、それぞれ個人やクルーで得られたことがあったと思います。
私はやっぱり強い京大を作りたいです。女子も男子も。まずはこれから、得られたことを生かして良い取り組みを積み重ねていくことかなと思います。

話を現在のことに進めます。
それぞれのレースを終え、女子部では今、ヘッドオブ瀬田のために1×/2×と4+の併用で練習をしているところです。
(2回生住岡は今日までランクアップ合宿です。元気かな?)
W4+は自分も先日人生で初めて乗りました。漕手もほとんどスイープに触れたことがなかったので、出艇したてはみんなスイープの動きに慣れておらずどうなるかと思いましたが、漕いでいくと良い感覚が得られる時も出てきました。
スカルとは全く違う進み方、動き方をするし、自分のラダーワークも変わってくるし、新しく得られることも多くワクワクします!
最近特に思うのが、ワクワクしたり感動したりすることって大切だなと。
艇に乗っていても乗っていなくても、あ、今艇が動いた、と見たり感じたりできる瞬間や、同期や後輩から「ここができるようになった!」「タイム上がりました!」と言われる瞬間が、やはり本当に嬉しい。
ただ楽しいだけでなく、いろいろな試行錯誤を繰り返して練習を積んだ末にあるからそう思うのでしょう。
そのワクワクや感動が自分を動かしている気がします。
冒頭の方で挙げた日記に、感情論は意味ないと自分は書いていましたが、今の考えは少し違います。たしかに感情は感情でしか無いのですが、感情から生まれた意思や覚悟は人を動かすことができると思います。自分自身も、そして周りの人も。

あっという間に最後の冬を迎えるわけですが、まだまだ出来ること、やってみたいこと、やるべきこと、たくさんあります。
良い冬季にしたい。全員でもう一皮、二皮剥けたい。

まずは今週末に控えるヘッドオブ瀬田ですね。
あと1週間もありませんが、シーズン最後に悔いのないよう、部員一同全力で挑みます。

最後に女子部の皆さんへ。
一緒に、女子部という大きな艇を動かしていこう。
これからもよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

女子部主将 高橋志帆

(写真はエッセン時、他の席も結構空いているのに何故か上田を囲んで座る1回生女子です。)

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