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珈琲革命

 世の中には2種類の人間がいる。珈琲が好きな人とそうでない人だ。

 そう唱えるのは私、新2回生COXの大橋和貴。この京大ボート部にも私を含めた珈琲党が少なからずいる。その中でも人一倍、珈琲に愛情を捧げるのは新3回生の浅井泰一郎先輩だ。先日、名バリスタ浅井泰一郎が鶴の一声を上げた。「コーヒーメーカーを買おう!」と。それからは新歓さながらの声かけが始まった。

 中には反対の声もあった。「合宿所の裏にあるセブイレのコーヒーでも飲んどけ!」、「そんな高えもん誰が買うか!」と。珈琲党は痛ましい気持ちだった。

 それでも諦めず出資者を募り、コーチの方々にも協力してもらい、何とか購入まで漕ぎ着けた(ボート部だけに)。さすがはAMAZON prime。翌日に届いたのがこちら。

 DeLonghi マグニフィカESAM03110S 。あえて値段は伏せておくことにするが、約20人の出資者がそれぞれ2000円出した。用意周到な浅井泰一郎は初手にブルーマウンテンを選択した。なんとも憎い。いざ、オン!

試飲する浅井泰一郎(マグには森川将光と書いてあるがなぜだろうか。)

 ん?あれ??何かがおかしい。薄い。。。水っぽい。。。エッセン部屋を動揺と悲しみとかすかな怒りが覆う。ブルーマウンテンの豆と高価なコーヒーメーカーだ。そんなはずはないだろう。あれこれと数値を調整し、試飲を繰り返し、何とか漕ぎ着けた(ボート部だけに)。この香り、この味だ。エッセン部屋に歓喜の渦が巻き起こった。それからというもの出資者達は毎朝のように珈琲を愛飲している。かくいう私も僭越ながら烏丸にある前田珈琲本店へと出向き、珈琲豆”龍之介”を持ち込ませてもらった。豆が減るペースが早いので様々な種類の珈琲を愉しめるのも素晴らしいことである。

 このブログを読んでいるあなたも今まさに珈琲が飲みたくてうずうずしていることだろう。

 さあ、コーヒーを飲もう。

P.S.タイトルに上がっている写真は新3回生山田絋暉先輩のラテアート。んー、何とも!!