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気長に京都→東京

どうもこんにちは、新人漕手の冨澤康平です。

9月も終わったというのに暑い暑い、日陰はいずこと探していたつい最近までとはうってかわって急に冷え込んできましたね。ここまで急に変わるとやっぱり体調が悪くならないかと心配になります。皆さんもどうぞお気を付けください。

とはいえ、今回書いていくのはまだ夏真っ盛りの中行われたインカレで東京にたどり着くまでの話です。

夏休みに入って少し経った頃、あるバイトの話が舞い込みました。「このバイトは研修で東京に行かないといけないけど、その交通費は全額支給されるらしい。うまくいけばインカレの日に研修を予約できる」。これを聞いたとき、ぼくは思いました、「絶対に交通費払わせてやるぞ」。ただ、その研修の予約段階までにはテストを受けろだとか、親の印鑑を実家からとってきて書類に押して送れだとか、諸々の工程がありなかなかたどり着きません。結局最後の書類を東京に向けて送ったのは出発の一週間前を切っていました。神様頼みます、そう思い続けて予約案内のメールがきたのは出発前日のこと。さあ明日に予約とってやるぞ。

予約可能日時:9月19日以降

…負けを知った直後はあと数日早く送っていればなど後悔の念が後を絶ちませんでした。が、神様に出る杭打たれたんやと思ってやっとあきらめることができました。

さてではどう行こうかと考えていたら、今度は「青春18使っていくつもり」という人たちがちょうどあと一人分の切符が余っている、という話を耳にいれたので、じゃあぜひぜひとそれに参加することにしました。というのも、この切符を使えば時間がかなりかかってしまうものの、東京までたったの2500円弱しかかかりません。安いことに目がないぼくとしては、非常に魅力的な話であるわけです。

と、いうわけで出発当日6人でJR石山駅を出発し、いざ東京へ。

途中米原あたりまでは通勤時間帯ということでかなり混雑していましたが、そこを過ぎた後は人も減り幾分気持ちも楽になりました(朝早かったためそのまま熟睡)。名古屋で途中下車し、あてもなくふらふら、戻って今度は浜松へ(各駅停車しか走っておらず、ここから静岡を抜けるまでが長かった!)。そこで浜松ギョーザに舌づつみ(キャベツいっぱい)。再び電車に乗り、途中乗り換え待ちの駅で降りてぶらついたりしつつ、快速が登場しだす熱海で乗り換え。ここからは時間の都合上東京までおりない、という予定でしたが、車窓からのぞく海と夕暮れにみな心奪われ、すぐ次の駅でおりて写真を撮りまくりました。

 (海と夕焼けとアイスクリーム(森川君撮影)。とても趣があり映えてますね)

やっと東京に着いた頃にはもう20時をまわっていました。約半日にわたる長く楽しい旅でした。

駅で降りたときだけでなく、移動中の車内も楽しいものでした。関ヶ原の戦いの武将はと聞かれて「豊臣家康」と答える者がいたり(この時顔をそむけ笑いをこらえていたであろうおばさまはまさかぼくたちを京大生と思いはしなかったでしょう)、富士山を車内から拝んだり(帰宅途中の高校生たちは「すげー、富士山じゃん」と興奮する僕らを不思議そうに見ていました)。

長くだらだらと書いてしまいましたが、ここまでおつき合いいただいた方々、ありがとうございます。加えて今後ともご支援よろしくお願いいたします。

 (旅を共にした6人で1枚。)

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