お久しぶりです、新人漕手の衣川歩花です。すでに同期のブログに複数回登場済みなので、はじめましてではなくお久しぶりですと言ってみました。好きな色は赤、好きな食べ物は辛いもの、コテコテの大阪弁、と刺激強目です。
私は秋季に向けて、同期の井上、打土井と、上回生の真穂さん、多田さんと一緒に女子クォドルプル山紫に乗っています。井上と打土井がそれぞれブログで山紫の出来事について書いてくれているので、私も最近の山紫での出来事をまずは一つ書いておこうかと思います。
ウェイトの際ベルトをしてみたところ、外れなくなってしまった、の図です。左から井上、私、打土井で、散々な目にあったのはこの私でございます。ベルトの金具の向きがおかしいなと思いながらも無理矢理つけたところ、外れなくなってしまった次第です。
汗水垂らして必死でベルトと格闘する井上に対し、打土井は私を支えるフリばっかりでほとんど、いや、全く力を入れておらず、終始笑っているだけでした。一時はこのベルトと一生歩んでいくことになるのかと恐怖を感じさえしましたが、最後はこの写真の撮影者である真穂さんが外してくれました。外れた瞬間金具がカチャンと音を立てた時はついつい涙ぐみそうになりました。
日曜日の昼練で、これが終わればオフという状況にも関わらず、ウェイトのフォームチェックなどに協力してくださった野村さんと多田さんを何十分も(?体感時間です。)待たせてしまい、申し訳ないです。途中愛想を尽かして帰ってしまうかとヒヤヒヤしましたが、最後までいてくださいました。ありがとうございました。
そんな事件を乗り越えたおかげもあってか山紫はどんどん絆を深め、その絆が艇を進めていると言えます。しかし、学校が始まって忙しくなったり急に寒くなってきたりしたこともあり、私は試合まであと一週間という大事な時期に風邪をひいてしまいました。
実家に帰って布団にゴロンしていると、ふと入学してからのことを思い出しました。
大学に入ったらコンタクトして、髪染めて、花柄ワンピ着よ!と意気込んでいた高3の頃、まさか自分がコンタクトして、髪染めて、ロースー着ることになるとは思っていませんでした。合格発表の日、いろんなサークルの人に声をかけられて、おぉーこれこれ、と浮かれていましたが、ボート部に声をかけてもらったのもその日でした。
そしてその後20日のボートレースに参加し、その日に入部を決めました。しかし、実は私はその場で入部宣言をした訳ではありません。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私はバーチャル入部をキメました。その日は用事があり、少し早めに帰らなければならなかったのですが、帰り道、ずっと入部しようか迷っていました。中高6年間ろくに運動もしてこなかったのに大丈夫かな、と。でもそれ以上に、大学で見つける一生の仲間がここにはいそうだなと感じた自分の直感を信じ、連絡先を交換してもらった先輩に電話をかけ、合宿所のマイクを通してもらい、スピーカーで入部宣言をしました(at 乗り換えの大阪駅)。
その時の様子。オッオッオッオッの中に私はいない。
それから今日まで、本当に色々なことがあったなぁと思います。そしてたくさんの人に支えられてきたなぁと。同期と新人コーチの方々は入部してからずっと一緒にここまできたので特に感謝しています。
山紫メンバーのブログが山紫一色になりつつありますが、やっぱり女子漕手はロッコイチです。誰か一人でも体調不良などでいない時は、なんか変な感じがします。ハードな練習後に六人でしょうもないことを言って笑いあっている瞬間が大好きです。そしてやはり、女子漕手だけではなく、同期のみんなが大好きです。ボート部の雰囲気が好き(すなわち先輩が好き)で入った私ですが、やはり同期は特別だなと感じます。隣で皿洗いをしている時に何度話しかけても心を開いてくれない人もいますが、みんな味があって好きです。練習が辛い時も、滋賀から脱出したい時も、同期の頑張る姿を見たり同期の笑い声を聞くと、あぁ、本当にボート部に入って良かったな、って思います。みんな、ほんま好きやで!
そして、同期と同じくらいの時間を共に過ごしてきた新人コーチ。私が疲労骨折でみんなと同じ練習に参加できなかった時も、シングルを漕ぐのが嫌で嫌で藻に絡まったフリをしていた時も、毎乗艇成長を感じられるのが楽しくて楽しくて仕方がない今も、ずっと見守り、支えてくださっています。秋季では形あるものでそんな新人コーチの方々に、私たちの成長を、そしてそれは新人コーチのおかげだということを伝えたいです。
メダルでも、賞状でも、何かもらうぞ!!