成人の日に成人式には行かず、瀬田で2000Ergoをしました。ボート選手らしくていいですね(良い子は成人式に行きましょう)。
こんにちは、1回生漕手の奥田です。2月14日に誕生日を迎え、20歳になりました。20歳になったのはめでたいのですが、誕生日の前後で大変な目に遭いました。選考の1週間前に体調を崩し、治ったと思ったら風邪をこじらして気管支炎になり、病み上がりの2000Ergoはベストが出るはずがなく、シングルに乗ったらキャッチ姿勢で沈しました(救助してくれてありがとうございました)。どれもこれも僕が成人式に行かず、成人になるのを抗ったせいだと思っています。2000Ergoで大幅ベストを出して、いい20歳のrowing人生を歩んでいきたいです。
良くないことが続いている間に冬期が終わりました。冬期が始まる前は真っ暗な中事故を起こさずに練習できるのか、下のアンダーがない状態で瀬田川の寒さに耐えられるのか、UT3.2km×6をする体力があるのかなど不安でした。いざ冬期が始まると、暗くて寒くて辛い日々でしたが、その分成長できたと思います。特に1stフォアに乗ったときやシングルで3.2km×5をしたときはまだまだエルゴは回らないし技術もないけれど、少しはましに漕げるようになりました。
さてこの冬期で漕いだ距離は約950km(11/26〜2/20の練習メニュー通りに行った場合)に及びます。月間では300〜400km漕いでいることになります。これが多いか少ないか基準がないのでわからないですが、僕が陸上部の頃走った距離よりは漕いでいます。
世の中にはもっと距離を積んでいる人がたくさんいます。箱根駅伝の名門校では秋以降のシーズンに向けて夏合宿で走り込みます。 月間走行距離が600〜800km、多い選手では1000km近くにもいくそうです。1日平均40km走っていて、1回の練習で30kmも走ることもあります。それも1km3分30秒(1分45秒/500m)で走り続けます。ボートでは考えられないタイムと距離の両立ですね。箱根を目指すランナーがこんなにも長い距離を走るのも、走った距離は裏切らないと信じているからでしょう。中高陸上部のときに顧問から「走った距離は裏切らない」と言われました。その言葉通り強い選手ほどたくさん走っています。長距離で結果を残せなかったのも、当時はそこそこ走り込んでいたと思いますが、まだまだ足りなかったと今では思います。
陸上とボートで同じように考えるのは間違っているかもしれませんが、たくさん漕がないと勝てないと思います。大学からボートを始めてもうすぐ1年になりますが、まだまだ意識しても狙っていることができないことがたくさんあります。それでも毎日意識し続けて、少しずつできるようになり、いずれは意識しなくてもできるようになるには漕ぐしかないです。「漕いだ距離は裏切らない」と信じて、歩くのと同じくらい自然に漕げるように頑張ります。来月は500km漕ぐぞ!