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エッセンで漕手とつながる

おはようございます。
新4回生スタッフの土手です。

新型コロナウイルスの感染防止対策で影響を受けられている方々も多いのではないでしょうか。

ボート部でも、コロナ感染対策のため、試合や蹴りコン、新歓イベントがなくなったり、合宿がなくなったりという動きがみられています。
私は、春休みに入ってからは、部活に行きたい気持ちが高まったこともあり、ほぼ毎日合宿所に行っていたので、急に合宿所生活から離れることになり、下宿先でゆったり過ぎる毎日を過ごしていることに少し違和感を感じています。これはまた楽でいいなと感じつつも、引退が目に見えてきており、合宿所で過ごす一瞬一瞬を大切に感じていた今の私にとって、ボート部の存在はとても大きいので、合宿所に行って皆に会いたい気持ちが出てきていたりもします。

今はこんな風に感じているのですが、最初からボート部が好きだったわけではありませんでした。約3年前に入部してから長い間、ここを選んでよかったのか、ずっと分からずにいました。自分が大学で学ぶ栄養の知識を生かせること、雰囲気、大学でしかできない合宿所生活にひかれて飛び込んだものの、まず、スタッフという立場やこんなに多くの人と長い間関わることは初めてだったし、高校生まで、こんなに会話のテンポが速く、いい意味で子どもらしい、自分とは違う性格の人たちと関わったことがあまりなかったため、最初は戸惑うことも多く、部活に向かうたびに緊張していました。

その壁を壊すきっかけとなったのは、いくつかありますが、エッセンを同期と一緒に食べようとしたことがそのうちの一つにあります。これは、同期スタッフの友子が、「エッセンの時間が一番楽しい。」と言っていたことに影響されて起こした行動なのですが、たしかに、エッセンを一緒に食べる時間は、漕手それぞれの調子やボートについて考えていることを知るには一番いい時間だったし、何より楽しくてずっと笑っていられる時間でした。
エッセンを通じて出会う色々な出来事から、ボート部員を大事な仲間だと思えるようになったし、これによって、ボートという競技も好きになっていけたと思っています。エッセンってすごいですね!引退するまでエッセンを通じて漕手とつながろうという気持ちを持ち続けてやり切れたらいいなと思います。

エッセン(ボート部のご飯)

ここまではエッセンへ想いをまとめたのですが、ほかにも、合宿所で過ごすからこその利点は多々あります。私は、合宿の、弱い部分が見えることもあるけど、その人にしかない魅力も知ることができ、どちらも含めて信頼できるようになれるところが好きです。
ボート競技は川がないとできないスポーツなので、合宿所生活がくっついてきてしまうのが大変だと感じた時期もありました。しかし、ボート競技は究極のチームスポーツなので、お互いをよく知ることが必要です。だからこそ、日々を共に過ごすことが大切になってくるのではないかと、最近、部員を見ていて感じることも多くなってきました。

上は、合宿所生活を謳歌している新2回生たちの朝日レのエルゴの選考のとき、お互いにエルゴベストを出せるように魂のこもった応援をしたり、ベストが出たらすごく喜んでいたりしていた場面の一部の写真です。合宿所生活とボート競技を通じて結ばれた絆を感じます。

最後になりましたが、私たちにとってのラストシーズン、京大ボート部員の笑顔が1クルーでも多く見られるように、自分に負けないで前進したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

新4回生スタッフ 土手美晴

おまけ
以下は回生旅行で岐阜の恵那峡に行ったときの写真です。

馬籠からの風景
回生旅行中の集合写真
自由なひとたち
次は全員で行きたい
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