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「このアルバム、3回は熟読してほしいよねっ!」

こんにちは、新2回生スタッフの長谷川笑美です!

2回生という響きがまだまだしっくりこないのは、新型コロナウイルスのために新入生とほとんど交流できていないことが大きいですね。当初の予定では今ごろ新歓ボートレースの真っ只中だったのに、現実は家で時間を持て余しています。無念。

さて、はじめの写真は昨年度の4回生への手作りアルバムが完成したときの記念の一枚です。これもOBOG担当の仕事のひとつで、例年は色紙だったのですが「色紙じゃあ全員分の4回生への思いは詰め込めない!」と同期の上野とアルバム作りを決意。しかし作り始めてみたらなかなか大変で、結局卒業生(一部を除く)に渡す時間の約30分前に全部が完成しました。

いつでもギリギリを攻めてしまう(不本意ながら)。それが私たちです。

とはいうものの、アルバム作り自体はものすごく楽しかったです。こちらの期待以上に大方の人(3月になっても1枚も出さなかった1名を除く)がしっかりメッセージカードを出してくれて嬉しい気持ちになったり、それまで関わりの少なかった上回生が手伝ってくれて少し距離が縮まった気がしたり。

小さな字でびっしりと思いを書き連ねる人、短くも読み手を笑わせにくる言葉選びをする人、絵をかいたり画像を印刷して貼ったりする人もいれば、抱腹絶倒のエピソードを小さなメッセージカードで打ち明けてくれる人や、最後に贈るメッセージがこれでいいんか?(笑)という人も。

綴る言葉にも文字そのものにも、紙の切り方にさえ、メッセージを書いた本人の思いや人柄が託されているようで、つまりはこのアルバムたちはそのままボート部員の個性の強さというか多様性を反映しているようにも思えました。

新鮮だったのは、上回生が書いたメッセージからは私が知らなかった昨年の4回生の新たな一面や部内での関係性などが垣間見えたこと。長くもあり短くもあった時間をともに過ごしてきたことが伝わってきました。

これはOBOG訪問の度に感じることでもありますが、お会いするOBさんも引退されていった先輩も全員が、かつては京大ボート部の一員として仲間とともに、この合宿所で、この艇庫で、瀬田川で、寝食をともにして、練習して、悩んで、言い争いをして、笑いあって、同じ時間を共有してきたのだと思うとなんだかしみじみとします。

それはメッセージを書いてくれた現役部員もこの文章を書いている私もまたこの長い京大ボート部の歴史の中にいることを意味していて、少し不思議な気持ちです。

ほのぼのメンバーでOBOG担当頑張ってます!

唐突ですが、最近思うのは言葉というのは偉大で、そして難しいなあということです。アルバム作りをしていてもみんなが織りなす言葉にはずいぶん楽しませてもらいました。言葉というのは人と人が分かりあうためのとっても素敵なツールだと思います。

でもその一方で、抱いた感情やその理由に言葉を与えることの難しさや自分の考えを言葉に乗せて他人に理解してもらう難しさをボート部に入ってからよく感じます。

これを痛切に感じるのは、ボートという競技性もあるかもしれないし、合宿所での共同生活が基盤であるボート部では問題の発見と解決の連続だからということや、OBOG担当という少し特異な業務を任されているからということ、この部では少なくはない人数の人間がそれぞれの考え方で意思をもって動いているからということがあるかもしれません。

私はボート部に入ることで、言葉の運用に限らず自分の未熟さを痛感しました。でもボート部に入部していなかったら、こういったことも考えていなかったかもしれないと思うと驚きです。2回生は、もう少し厚みのある考え方や発言ができるようになることを目標に頑張ります!

最後に言いたいのは、新入生にはボート部という選択肢も持っていてほしいということです。このブログを読んでくれている新入生が一体何人いるか分からないけれど、何も知らないままにボート部という選択を排除してしまっているのならあまりにもったいないし、悔しい。できたら暇なときにTwitterやHPを見て、そしてコロナが終息した暁にはぜひ新歓イベントにも来てくれたらなあと思います!

新2回生スタッフ 長谷川笑美

おまけ:ホワイトデーに手作りお菓子とともにもらった同期男子一同からの色紙。すごくうれしかったし、半分くらい匿名だったのですが予想するのも楽しかったです!笑