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日焼け止め

暑い。最近の発話というとこんなもんですか。

こんにちは、2回生舵手の衣川です。

 

みなさんこの暑い夏をいかがお過ごしでしょうか。私はソファーの溝に鉛筆の如く収まり1日を過ごすなんて日もあります。なんて生産性の無い過ごし方よと言われてしまうかも知れませんが、こんな贅沢な夏休みの過ごし方は小学生の時以来と言っても過言ではなく、これはこれで新鮮だという気持ちでいっぱいです。朝はコアトレやサーキットで体を起動させ、その後は本を読んだりドラマを観たりソファーに収まったりして夜は少し勉強して満足して寝る。いかにも平凡。

 

しかしそうしてばかりもいられないわけで、部活再開時に夏の暑さにやられている場合ではないと思い、外に出ることもあるわけです。その時に何と言っても欠かせないのが日焼け止め。塗るのが面倒臭いという小さな煩悩に負けると大変なことになってしまいます。こまめに塗るのを怠ってはいけません。今年は今のところはまだ去年に比べれば圧倒的にマシだと思います。このまま秋を迎えられるでしょうか。

壁紙を変えてみた

 

去年は練習前に女子がみんな熱心に日焼け止めを塗っていました(小さな煩悩に負けて真っ黒になった1名を除く)。1回生から4回生までみんなでぬりぬり。時には他愛もない話をして笑いながら、時には各々が黙々と険しい顔で。

 

私もある先輩と一緒にぬりぬりしていたある日、その日は黙々とよりは笑いながらがいいなと思い先輩に何か話しかけました。「今日めちゃくちゃ暑いですね」だったか、「今日めっちゃ焼けそうですね」だったか、「おでこのとこちょっと残って白くなってますよ」だったか忘れてしまいましたが、ね!とかまじ!とかしか返しようのないようなことを言った気がします。でもその先輩は、ね!とかまじ!とか言った後話を広げてくださり、最後に「ボートをやってるせいで日焼けしたって思いたくない」、「ボートを嫌いとか嫌って思うマイナスな要素を一つでも消したい」と言っていました。

 

そう言った時の先輩の笑顔はキラキラしていてかっこよくて、いいなと思いました。ボートが大好きなんだなと。そのときの私はすぐに「それわかります!」と言えなくて、あははと笑うことしかできなくて、日焼け止めを塗りながらボートのことを考えたことなんてなくて。いつか私も日焼け止めを塗りながら、何か別の習慣的なことをしながら、ボートのことを考えるようになれるかなぁなんて思いながら練習しに行ったことを覚えています。

 

 

夏は毎年必ずやってきます。私は夏がやってくる度に日焼け止めを塗ってはその先輩の何気ない一言を思い出すのだと思います。ボートであってもボート以外のことであっても、それほどまでに好きになれるものを生きているうちに幾つ見つけられるでしょうか。まずはボートの魅力をもっともっと知ることができたらいいなぁ。それからボート以外にも色々楽しいことを見つけてみたいなぁ。

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