こんにちは。2回生漕手の田中です。今日のブログは何を書こうかとけっこう考えたのですが、いいアイデアが浮かばなかったので、自分の好きなことを書くことにしました。今回は好きなスポーツについて書いていきたいと思います。
僕が好きなスポーツそれは野球です。(もちろんボートも好きです。)特に高校野球を見るのが好きです。高校野球はプロ野球とは異なり、負ければそこで終わりです。だからこそ、球児たちは一球にすべてを懸け戦います。まさに意地と意地のぶつかり合いそんな勝負を見るのがとても面白いのです。今日はそんな高校野球の名勝負の中から僕が実際に見て印象に残っている試合を3つ紹介します。本当はもっと紹介したいんですが、長くなるので我慢します。それではいきます。
- 2016年夏の甲子園二回戦「八戸学院光星高校 VS 東邦高校」
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
八戸学院光星 | 1 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 9 |
東邦 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 5X | 10 |
この試合は甲子園の歴史でもまれにみる大逆転劇と言われた試合です。七回表終了時点で9-2七点差という大差を東邦高校はつけられてしまいます。しかし、東邦高校はあきらめません。応援団は精いっぱいの声援を送り、選手はそれに応えるべく八戸学院光星を追いかけます。七回に二点を返し、八回にも一点を返し、四点差で最終回を迎えます。そして、最終回では2アウトまで追い込まれながらも5点をもぎ取りサヨナラ勝ちを決めました。この試合で僕が印象に残ったことは東邦高校の応援が球場全体にどんどん伝播していったことです。最終回ではほぼすべての観客がタオルを回して東邦を応援していました。八戸学院光星のエース桜井選手が試合後に「球場全体が敵に見えた」と発言していることからも応援の力の凄さが伝わってきました。
2. 2007年夏の甲子園決勝 「広陵高校 VS 佐賀北高校」
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広陵 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 13 | 0 |
佐賀北 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | X | 5 | 5 | 0 |
この試合は超名門VS県立高校という漫画みたいなカードとなった試合です。この年の広陵高校は後に広島カープで活躍をする野村投手、読売巨人で活躍する小林捕手を擁し優勝候補のひとつに挙げられていました。一方の佐賀北高校は前年の夏の県大会1回戦負けであり、当然前評判は高くありませんでした。決勝戦前でも広陵有利という声が圧倒的で、僕はこの試合を甲子園で見ていましたが、どうせ広陵が勝つんだろうなと思って見ていました。試合は7回を終わって4-0佐賀北はわずか1安打と圧倒的に広陵ペースでゲームが進んでいました。しかし、8回裏に佐賀北は一点を返し、さらに満塁のチャンスを作ります。そして、佐賀北の三番打者副島選手の放った打球はレフトスタンドに突き刺さりました。その瞬間球場がまさに揺れたような感覚でした。僕はただただ興奮して、叫んでいたのを覚えています。僕が今まで生で見た試合の中で一番記憶に鮮明に残ってる試合です。
3.2018年夏の甲子園決勝 「金足農業高校 VS 大阪桐蔭高校」
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
金足農 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
大阪桐蔭 | 3 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 1 | 0 | X | 13 |
この試合は大阪桐蔭が史上初めて二度目の春夏連覇を果たした試合です。先ほどの二試合とは違って特に大逆転などがあるわけではありませんが、とても印象に残っています。一番印象に残っているシーンは実は試合中ではなく試合後に大阪桐蔭が応援団にあいさつに行く場面です。大阪桐蔭主将の中川選手は応援団に深々と礼をした後泣き崩れ立ち上がれなくなってしまいます。中川選手は前年の甲子園にも二年生ながら出場していました。前年の大阪桐蔭もとても強く、春の甲子園を制し、春夏連覇を目指し夏の甲子園の準々決勝まで順調に勝ち進みます。しかし、準々決勝勝利目前で中川選手のミスをきっかけにチームはサヨナラ負けを喫します。そこから中川選手は立ち上がり、高校野球界の横綱である大阪桐蔭の主将として前年果たせなかった春夏連覇へとチームを導きました。きっと、優勝後の涙は壮絶なプレッシャーからの解放され、安堵し出たものだったはずです。ただ単純に人として本当にすごい人だとテレビ越しに感じたことを覚えています。
上記のどの試合も熱く、人々を熱狂させるものでした。僕は子供のころから今まで人生で一度でいいから当事者としてそのような試合を経験したいと思ってきました。去年の東大戦ではかなり熱い試合を経験できたと思います。そこで、今年の目標はそれを上回る激熱なレースを経験することです!全身の血が沸騰するくらいのレースがしたいと思います。今年の目標を書いたところで今回のブログを終わりします。とても趣味に寄った長い文章でしたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございました。