成功体験にとらわれない。

新4回生舵手の宮原禄です。最近はクライミングにはまっており先週は6日連続で壁を登ってました。ムキムキの54kgです。

ボート競技を始めて約3年、まだまだ知らないこと分からないことが多く未熟だと感じることは多々ありますが、気付けば1つ上の先輩方は引退して私たちの代が最高学年となっています。最高学年として部を強くしていけるか、全員が満足できる結果を残せるような環境を作れるか、不安は尽きませんが頑張っていこうと思います。

さて、大学からボートを始めた人が多い京大ボート部においては、「上の学年の人が周りにアドバイスやフィードバックを行う」という構図が非常に多くあります。下の学年の人よりも1年長い経験があるのでこのような状況になることは自然かつありふれたことでしょう。12月の東大戦では舵手の私が3回生、漕手は全員2回生ということもあり、前述の構図になることがより頻繁であったと感じていました。対照的にインカレ4+では4回生が2人乗っており、私はcoxとしてクルーにフィードバックをしつつ、先輩方は私にコマンド等についてのフィードバックをしてくれました。この3年間の中で一番良い経験になったことは間違いありません。

この2つのクルーに乗り、私がこれから意識していくべきことのひとつに気付くことができたので少し真面目に綴ろうと思います。(前々から感じていたが、両クルーに乗ることでやっと正確に言語化できた、という方が正しいかもしれません。)

かっこよさげに書くと「成功は一つの正解だが最適解とは限らない」ということです。

ボートではある問題に対する解決策が一つではないと考えています。その問題が何らかの形で解決されるのであればその策は一つの正解です。この時点でそのクルーはある種の成功を収めていると言えます。しかし、もしかしたら他の問題も同時に解決されるような策があるかもしれません。これも一つの正解です。この場合、クルーが探し求めるべき正解は後者でしょう。

私は3年間のボート部生活の中で前述のような「ある種の成功」を何度も経験しました、同時にそれ以上のうまくいかないことを経験していますが。私はこれからの乗艇で「前はこのやり方でうまくいった」等と、過去の成功体験に基づいた意見やフィードバックをすることが少なからずあると思います。

しかしこの時に、他にも正解があるかもしれない、もっと良い解決策があるかもしれない、ということを念頭に置かないと、過去の成功を超えることはできないのではないでしょうか。自分の成功体験にとらわれて一つの解決策に固執していては、クルーの伸びしろに限界を与えるだけにとどまらず、ましてやそのクルーに対しては不正解にもなりうる策を盲信的に採択し続けるはめになってしまうのです。

常により良い正解があると想定し、最適解を探し続けることがクルーの可能性を最大限引き出すことに繋がるのではないか、と、最近は強く感じています。

この考えの下、「自分の感覚、意見を言葉で伝える。」「他の人の意見をよく聞き、理解する、しようとする。」「しっかりと議論を行い、次回への反省を怠らない。」等の基本的な教訓に加え、「成功体験にとらわれず、視野を広く持つ。」ということを新たに心に留めて残り半年のボート部生活を送ろうと思います。

自分たちの状況を俯瞰できるような冷静さと広い視野、周りの意見を取り入れられる思考の柔軟さや心の余裕を持っていたいものですね。

 

P.S.

暖かくなってきて植物園を散歩するのが楽しいです。もう梅が咲き始めています。❁(梅っぽいマーク)

9か月前